アトスで宿泊可能な修道院リストはこれだ!宿泊予約が取れないままでぼくはアトス巡礼の旅を開始した

 

宿泊予約が取れないままアトスに行くことになりそう!!!!!

アトスで宿泊可能な修道院リストはこれだ!宿泊予約が取れないままでぼくはアトス巡礼の旅を開始した

・ギリシャ正教辺境の聖地アトスへの憧れ
・謎が多すぎるアトス巡礼の旅は常に前途多難
・遅すぎ?!アトス入山3日前に宿泊可能な修道院リストをゲット!
・とにかく可能な限り多くの修道院に宿泊予約のメールを送ってみよう!
・宿泊予約のメールを送ってもほとんど返事すら返って来なかった
・祝!アトス巡礼の旅1日目の宿泊修道院が決定
・詳しく教えてくれて感謝!修道院Zografouへの行き方
・いきなり修道院を訪ねていきなり泊めてもらう、それこそが巡礼

・ギリシャ正教辺境の聖地アトスへの憧れ

2017年に偶然「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」という写真集を見かけて衝撃を受けた。ギリシャ正教の辺境の聖地アトスでは何と1406年から今に至るまで女人禁制が貫かれており、一般的な世界とは隔絶された宗教世界の中で黒ずくめの衣装を纏った僧侶たちが自給自足の生活を営みながら祈りに専念しているのだそうだ。神秘的で美しく荘厳なアトスの写真の数々を目にしたぼくは、せっかく男性の肉体を持ちながらこの世に生まれ着いたことだし、世界一周の旅の中で絶対のギリシャのこのアトスへと立ち寄ろうと直感的に心に決めた。

 

・謎が多すぎるアトス巡礼の旅は常に前途多難

アトス巡礼の旅は前途多難だった。なぜならアトスを訪れたことのある日本人がほとんどいないので、インターネット上でさえ詳細な情報がほとんど皆無に等しかったからだ。アトス巡礼への旅路は、自分で行動し自分で切り拓いていくしかなかった。まさにブッダの言う「自らを島とし、自らを頼りとして、他人を頼りとせず、他の者を拠り所とせずにあれ」という心境である。

まずはアトス巡礼者事務所にメールを送ることにより、アトス入山許可証の予約を取り付けた。アトスに入るためには予約が必須なのだ。このアトスの予約をするというだけでも、色々と作業をしたり電話までしなければならなかったりとなかなか険しい道のりだった。しかし予約完了は、アトス巡礼の旅へのほんの最初の一歩に過ぎなかった。

女人禁制ギリシャ正教の聖地!アトスの入山許可証を予約する方法を実体験を元に徹底解説する

次にテッサロニキのアトス巡礼者事務所を訪れて、アトスへの行き方から泊まれる修道院の名前一覧まで自分だけでは全く解決できなかった様々なアトスの謎について質問しまくった。そのおかげもあって少しずつアトス巡礼の旅の全貌が見えてきた。

宿泊できる修道院リストをゲット!ギリシャ第二の都市テッサロニキの巡礼者事務所でアトスについて質問しまくった

テッサロニキからアトスへの玄関口ウラノポリ(ウラノポリス)までというかなりローカルな移動も、外国人であるぼくにとってはかなり難易度が高かった。ギリシャの市バスの乗り方やチケットの買い方など、とにかく次から次へとわからないことが襲いかかってくるのでその都度問題を解決し続けるしかなかった。

ギリシャの市バスに乗ろう!テッサロニキからアトスの経由地ウラノポリまでの行き方を徹底解説

やっとウラノポリに着いたと思ったら、次はウラノポリのアトス巡礼者事務所で入山許可証を発行してもらわなければならない。グーグルマップで検索しても出てこなかったウラノポリのアトス巡礼者事務所を地元の人に聞きまくってようやく発見し、早朝6時に出かけてアトス入山当日に何とか入山許可証をゲットできた。

ギリシャ正教の聖地アトスへの玄関口!ウラノポリの巡礼者事務所で入山許可証をゲットした

 

・遅すぎ?!アトス入山3日前に宿泊可能な修道院リストをゲット!

さて、気になるのはアトスに入ってからどこに宿泊したらいいのかという問題だ。アトスは浮世から隔絶されたギリシャ正教秘境の聖地なので、ホテルなんて俗物的なものはありはしない。ぼくたち巡礼者は修道院に泊まるのだ。修道院の英語monasteryは、アトスを訪れるなら絶対に覚えておくべき英単語ベスト3には必ず入るだろう。

どこに泊まればいいのか全くわからなかったぼくも、ようやくテッサロニキのアトス巡礼者事務所で宿泊可能な修道院リストを入手することができた。修道院リストには全20の修道院の名前と、全ての修道院の電話番号、そして半数ほどの修道院のメールアドレスが記載されている。どうやらこれを見て、電話かメールで事前に予約しなさいということらしい。

ぼくがテッサロニキでこの修道院リストを手に入れたのがアトス入山の何と3日前!こんな直前に本当に予約できるのだろうか、心配でならなかった。こんなリストがあるんだったら、この一覧表だけれも前もってメールなどで送っておいてほしかった…。

心配事はまだあった。ぼくは海外旅行をするときにはいつもそうだが、simカードを利用しない。つまりギリシャの電話番号を持っていないということだ。日本の電話番号なら使えるがおそらく国際電話の料金で高額になるので使うべきではないだろう。必然的にぼくは無料で送信可能なメールで宿泊予約をしなければならなかった。しかし電話場号は全ての修道院のものが記載されているのに、メールアドレスは全修道院の半数以下しか載っていない。すなわちぼくが予約可能な修道院は最小から普通の半分以下に限定されてしまっているとうことだ。

 

 

・とにかく可能な限り多くの修道院に宿泊予約のメールを送ってみよう!

しかし心配事ばかりしていても仕方がない。修道院の予約が取れなければどうなるかわからないし、最悪アトスで野宿とかにもなり兼ねないので、とにかく今は可能な限りメールを送って宿泊予約を取り付けるより他はない。ぼくは可能な限りの修道院にメールを送り、宿泊予約を完了しようと試みた。送ったメールの内容は以下の通りだった。

Hello my name is Mizuiro from Japan. I would like to stay in your monastery for one night on 13th, 14th or 15th October. Could you inform me whether it is possible or not. Thank you for reading my e-mail.

これを9つの修道院に送ってみたが、果たして返事は来るのだろうか。

 

・宿泊予約のメールを送ってもほとんど返事すら返って来なかった

結果としては惨敗…!いくつかの修道院からは返事が来たが、あまりにも直前すぎるからなのか全ての日程で宿泊予約は満員なので受け入れられないという回答だった。どうやら宿泊は正教徒と異教徒で分けられており、ぼくのような異教徒の宿泊可能人数はかなり少なく割り当てられているというのも原因らしい。そしてほとんどの修道院からは返事すら来なかった。

 

・祝!アトス巡礼の旅1日目の宿泊修道院が決定

どうしよう…このままでは本当に泊まるところがないままアトスに向かうことになってしまう…!憂鬱な気分で迎えたアトス入山の1日前、あるひとつの修道院からメールが届いた。その修道院はZografouという名前のブルガリア系の修道院だった。そのメールには以下のように記されていた。

Greetings! But you apply at the last minute! When all vacancies have been filled since a month ago. Since you are alone and far away, we will make you a compromise. The Monastery can accommodate you on October 13. From the Monastery’s office

(訳:こんにちは!てか応募するの遅すぎやで!1ヶ月前からこっちは予約でいっぱいや!けどあんたは1人やしせっかく遠くからはるばる来てるんやから、しゃーなしやで!10月13日に泊めたるわ!)

や…やったー!これでアトスの野宿を回避できる…!!!!!とりあえず最初の1日目である10月13日は、Zografouに泊めてもらえることが決まった。

 

 

・詳しく教えてくれて感謝!修道院Zografouへの行き方

しかしZografouってどうやって行けばいいのだろうか。調べても全くわからないので直接メールで尋ねてみた。

I would like to know how I can get to your monastery. I will take tomorrow’s morning ferry and then go to Karyes. Should I walk to the monestry from there?

(訳:あなたの修道院への生き方を教えてもらえるとありがたいです。明日の早朝のフェリーに乗って首都のカリエスにいく予定です。私はそこから歩けばいいのでしょうか?)

するとすぐに返事が返ってきた。Zografouさんは反応がすごく早くてギリギリに対応しているこちらからするとすごくありがたい。

Greetings! A ferry ticket can be purchased from the ticket center after 08:00. The ticket price to Zografou (our monastery) is €9.50. The ferry for the day is one. It leaves at 09:45, but you need to be at the pier much earlier to have your ID, diamonitirio and ticket checked. For our monastery you must disembark at this port – Arsanas Zografou. The ferry arrives just before 11am. It depends on the sea. A car for luggage and infirm passengers will be waiting at the port. The rest – on foot to the monastery – about 6 kilometers. For departure from the monastery the next day there is transport for the ferry at 12:20 pm to the monastery port. And the ferry to Ouranopoli arrives at our port around 12:45. Or you can walk to a nearby monastery from the monastery office

(訳:まいど!フェリーのチケットセンターは朝の8時から開くで!Zografouまでは9.5ユーロや!フェリーは9時45分に出るけど、パスポートとか入山許可証とかチケットのチェックがあるから早よ港に着いといた方がええで!ワイらの修道院へ着くためにはArsanas Zografouっていう港で下船するんや!フェリーは11時前には着くと思うけど、海次第やな!荷物と体が不自由な人を乗せるための車が港で待ってるで!体が不自由でなければ6km歩くんや!次の日修道院から出るためには、12:20に港にフェリーが来るで!それは12:45にウラノポリへ着くはずや!まぁ近くの修道院に歩いていってもええけどな!ほな!)

なんて詳細で完璧な情報だろう!Zografou様ありがとうございます!これでもうアトス初日の10月13日は大丈夫、絶対に生き延びられるだろうという自信と確信が心を満たしていった。フェリーの全ての乗客はダフニという港で降りてそこからバスで首都のカリエスまで行き、そこからそれぞれ目的の修道院を目指すのだと思っていたけれど、どうやらZografouの言うように、ダフニ前の途中の港で降りていく人々も少なからずいるようだ。そして明日はぼくもその1人となる。

 

 

・いきなり修道院を訪ねていきなり泊めてもらう、それこそが巡礼

ぼくがアトスにいられるのは10月13日から3泊4日なので10月13日、14日、15日、16日となる。合計3泊のうち、宿泊予定が決まったのはなんと初日の10月13日だけ!こんな状況でアトスに入っても大丈夫なのだろうか。

しかし予約も取らずにいきなり修道院へ赴き、今日ここに泊めてくださいとお願いすることできっと何とかなるだろう、巡礼というものはそういうものだろうという確信はあった。それはぼくがキリスト教の聖なる道をただひたすら歩くというスペイン巡礼を経験しことがあるからに他ならなかった。スペイン巡礼では、毎日がいきなり宿に突撃していきなり泊めてもらうことの連続だった。というかそのような泊まり方しか手段がなかったのだ。いきなり行っていきなり泊めてもらう、キリスト教とはそういうものだ、巡礼とはそういうものだという思いがぼくの心には宿っていた。予約が満員だとメールを返してきた修道院でも、きっと実際に訪ねてお願いすればベッドに案内してくれるだろう、修道院は巡礼者を見捨てたりしないだろうという何となくの期待もあった。

とにかく心配でも不安でも、できる限りのことはやり尽くしたのだからこれで行くしかないのだ。初日の宿泊予約しか取れなかったけれど、2日目と3日目は泊まる場所すら決まっていなくて心細いけれど、どうなるか本当にわからないけれど、ぼくは明日アトスに入山する。万が一の時のために、せめて飢え死にすることだけはないように、ウラノポリの売店でカロリーの高そうなイチゴのチョコレート1枚と、チョコレートクッキー1箱を買っておいた。アトスで死にませんように!

 

 

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