華僑の優しさの謎!KLでは中国系マレーシア人が全部奢ってくれて1円もお金を支払うことがなかった

(この記事には広告が含まれる場合があります)

 

中国系の人々の輪の中に入っていくとその金銭的文化が謎すぎた!!!!!

華僑の優しさの謎!KLでは中国系マレーシア人が全部奢ってくれて1円もお金を支払うことがなかった

・クアラルンプールでは中国系マレーシア人の家に滞在させてもらった
・宿泊費も交通費もかからなかったクアラルンプール滞在
・クアラルンプールでは中国系マレーシア人が食事代を全部奢ってくれて1円もお金を支払うことがなかった
・中国的な人間関係や優しさの仕組みが日本人とは異なっていて謎だった

・クアラルンプールでは中国系マレーシア人の家に滞在させてもらった

ぼくはマレー半島を南下する旅の中で、マレーシアの首都であるクアラルンプールを訪れた。クアラルンプールではタイを一緒に旅していた台湾人の哲ちゃんの友達の中国系マレーシア人のレイジー、そしてその親友のリミの家に泊まらせてもらえてとても快適な日々を過ごすことができた。レイジーの家はクアラルンプール郊外の5階の一軒家、リミの家はクアラルンプールのタワマンの一室で、どちらの家も新しく綺麗だった。マレーシアの若者はなかなか豪華でQOLの高い暮らしをしているのだなぁと意外だった。またクアラルンプールに住むには車が必須らしく、彼らも車を所有していたので様々な場所へぼくたちを連れて行ってくれ、一緒に観光してくれたりして本当にお世話になりっぱなしだった。

マレーシアの家はいくら?KLのタワマンと一軒家の値段を聞いて発展途上国の若者の未来への希望を感じた

 

・宿泊費も交通費もかからなかったクアラルンプール滞在

お家にも泊まらせてもらって、車にも乗せてもらえて、その気持ちが嬉しいのはもちろんのことだが、普通に考えて金銭的にも助けられていたことは間違いない。クアラルンプールのホテル代や交通費がかからないで快適に旅ができるなんて、本当に彼らの優しさがあってのことだ。

日本人の感覚だと家に泊まらせてもらって車まで出してくれているのだから、それに対する感謝を伝えるためにご飯代とかはぼくや哲ちゃんが出すべきものだろうと考えていたが、実はそれって日本人的な感性らしく、ぼくは中国系マレーシア人や台湾人を支配している日本人とは全く異なる中国的な集団の感性を理解することが難しかった。

 

 

・クアラルンプールでは中国系マレーシア人が食事代を全部奢ってくれて1円もお金を支払うことがなかった

マレーシアはおそらく台湾や香港と同じような感じで外食文化が発達しているのか、ぼくたちはクアラルンプール滞在中は全て外食で済ませていた。レイジーもリミもさすがクアラルンプールに住んでいるだけあって地元の美味しいものを数えきれないほど知っており、ただ普通にマレーシア旅行していただけでは絶対に行くことができないようなローカルで珍しい美味しいレストランや食堂に沢山連れて行ってもらえた。ただ行くのはいずれも中国系のレストランが多く、やはりマレーシアという多民族国家で生まれ育っていたとしても食文化は祖先である中国的な味覚を引き継いでいるのかと感心した。

ぼくが驚いたのは、泊まらせてもらっているのも車に乗せてもらっているのも全部こっちなのに、彼らは食事代も全部ぼくたちのために払ってくれたということだった!そんな大盤振る舞いなことってある?!しかも彼らはいつも中国語で会話しているので、ぼくが理解できない間や知らないうちに払ってくれていて自分が払うよと言い出すような隙もなかった。これってよくはるばるクアラルンプールまで来てくれたねという、中国的なおもてなしの習慣なのだろうか。台湾人の哲ちゃんも特にそれについて何も疑問に思っていないようだったので、日本人のぼくだけが不思議な違和感を抱いていただけだった。

中国人は儒教的な仲間意識が強く、仲間の内に入ってしまえばとことんよくしてくれる文化を持っていると聞いたことがあるが、これもそのような類のものだろうか。驚くべきことに、結局ぼくはこのクアラルンプール滞在中に1回も食事代を支払うことがなかった。本当にありがたくて感謝しているのだけれど、こんなことがあっていいのかと思ってびっくり!彼らがもし日本に旅行に来ることがあれば、今度はお返しに沢山おもてなしをしたいと誓った。

儒教を生んだ国!中国には敬語がないというのは本当か?

 

・中国的な人間関係や優しさの仕組みが日本人とは異なっていて謎だった

また食費だけではなくて、一緒にマレーシア国立博物館へ車で連れて行ってくれた時なんかも、知らない間にチケットを買ってくれていたりして、本当に優しすぎてどう感謝を伝えたらいいのかわからなかった!思い返してみればぼくはクアラルンプールで1円もお金を支払っていないような気がする。日本から何かお礼として日本のお菓子でも送った方がいいのだろうか。それともそんなことをすると他人行儀だと見なされてよくないのだろうか。

今回のマレーシア旅行の中で、この中国系の人々の”ただひたすらにギヴする精神”がぼくの中で最も大きな謎だった。謎というか何だか日本人の優しさとは異質なもののように感じられたのだ。日本人なら何かをギヴしたならば、その場でもしくは近いうちにお返しすることによって人間関係が円滑に回っていくような気がするが、マレーシア人や台湾人などの中国系の人々の間ではそのような恩の世界観のスケールがもっとずっと大きいような気がした。たとえば今回のマレーシア旅行ではぼくは彼らにとことんお世話になったから、もし10年後とかに彼らが日本旅行することになったら次はぼくがお返しにとことんおもてなししなければならないとかそんな感じだろうか。

日本人と中国人って見た目も似ているし、地理的にもとても近いのに、何だか全然違う人間関係の構築方式を持っているような気がした。台湾人の哲ちゃんなら昔から彼らと友達だったらしいからおもてなしされるのはまだわかるが、初めて出会ってたまたま泊めてもらった日本人のぼくにさえとことんおもてなししてくれたのは本当に感謝の気持ちしかない。それと同時に中国人の間に横たわっている日本とは全く異なっているように感じられた人間関係の文化についてもっと深く知りたいと感じた。

 

 

・その他のマレーシアの旅の記事はこちら!

世界のローカルバスの常識?マレーシアのペナン国際空港からのバスは小銭必須でお釣りをくれなかった(泣)

ペナン島ジョージタウン中心のMoon Tree47はプラナカン風でレトロ可愛いお手頃ホテルだった

ストリートアートにプラナカン風の建物!魅力いっぱいのペナン島の世界遺産ジョージタウンを散策した

東洋と西洋の見事な融合!ペナン島ジョージタウンのプラナカンマンションで色鮮やかなババ・ニョニャの世界に浸り切った

多民族国家を象徴する仏塔と巨大な観音像!マレーシア最大の仏教寺院であるペナン島「極楽寺」を参拝した

中国系マレーシア人の家は沖縄の構造と同じ!ペナン島からクアラルンプールへのドライブでマレーシアグルメを堪能した

マレーシアの家はいくら?KLのタワマンと一軒家の値段を聞いて発展途上国の若者の未来への希望を感じた

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

 

関連記事