セトリからトークまで徹底レポート!中島みゆき歌会VOL.1初日に当日券で参加した

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セトリからトークまで徹底レポート!中島みゆき歌会VOL.1初日に当日券で参加した

・中島みゆきコンサート「歌会VOL.1」の当日券をゲットした
・中島みゆきコンサート「歌会VOL.1」の当日券の席はいい?悪い?
・歌会VOL.1初日セットリスト
・中島みゆき「ようやくお目にかかることができました」
・歌うことが許されなければ
・医療関係シリーズ
・「LADY JANE」は小林信吾さんへの追悼歌
・お便りコーナーからの休憩
・歌会で実現された理想的な夜会工場
・「慕情」前のハプニング
・戦争への憂いが示唆される「ひまわり”SUNWARD”」
・中島みゆき「この今をありがたいと私はただ思います」
・最後の曲は「地上の星」でライトファンも大満足
・歌会VOL.1の全体的な感想
・歌唱が絶好調だった大阪フェスティバルホール公演のレポートはこちら!

・中島みゆきコンサート「歌会VOL.1」の当日券をゲットした

中島みゆきのコンサート「歌会VOL.1」が2024年1月19日から始まった。会場は東京国際フォーラムだった。ぼくは大阪のチケットしか持っていないので自分には関係のない話だと思っていたが、何と全公演で当日券が朝10時から発売されるということで、ダメ元で期待せずに応募したら簡単に当日券が取れてしまった!

当日券は早い者勝ちのシビアな世界なので、ぼくがMRTのコロナワクチンバイトで習得した誰よりも早く案件をゲットするための俊敏な早業が今回のチケット争奪戦に役立ったようだった。人生は何がどのように繋がっていき、役に立つことになるかわからないものだと深く感心してしまった。MRTのコロナワクチン案件を獲得するために鍛えられた技術が、まさか中島みゆきのコンサートを鑑賞するのに役立つなんて、一体誰が予想できただろうか。

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ぼくは2020年のラスト・ツアー「結果オーライ」の初日にも参加した。全24公演予定の結果オーライは2020年2月26日、大阪フェスティバルホールで緊急事態宣言が発令されたことにより急遽中止に。結果オーライは全部で8公演しか行われなかった、まさに幻のツアーとなった。あれから4年、歌会VOL.1の初日にも参加できるなんて感無量だ。

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コンサートに行けることが急に決まったがその日はたまたまコロナワクチンバイトもなく休日だったので、東京駅周辺を散策しながら新丸ビルでランチをして、東京駅内部の東京ステーションギャラリーで開催されていた「みちのくのいとしい仏たち」を見てからのんびり東京国際フォーラムへと徒歩で向かった。暇だったのでサインのために早めに並んでもよかったがもはやサインに対するそれほどの熱量はなく、中島みゆきのコンサートに行けるだけで十分だというありがたい気持ちになっていたので開場ギリギリの15分前に会場へ辿り着くという有様だった。

 

 

・中島みゆきコンサート「歌会VOL.1」の当日券の席はいい?悪い?

当日券専用の窓口に向かい、注文番号と身分証明書を提示し当日券を発行してもらう。席は何と2階席の最後尾だった!やっぱり当日券にいい席は全く期待できないみたい。どんな席になるか全く予想できなかったので双眼鏡すら持って行かなかったことを後悔した。2階席の最後列はやっぱり遠い!どれくらい遠かったかと言えば、みゆきさんがずっと眼鏡をかけながら歌っていたなんて最後まで全く気が付かないくらいに遠かった!チケットが1枚17000円以上するし、こんな感じの席ならもう当日券は今回限りでいいかな。もしくは双眼鏡を調達するかどうか悩むところだ。当日券のより詳しい情報は以下の記事で共有した。

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「歌会VOL.1」の初日のセットリストは以下のようになっていた(ネタばれ注意)。

 

 

・歌会VOL.1初日セットリスト

前半

1.はじめまして(フル)
2.歌うことが許されなければ(フル)
3.俱に(フル)
4.病院童(フル)
5.銀の龍の背に乗って(フル)
6.店の名はライフ(フル)
7.LADY JANE(フル)
8.愛だけを残せ(フル)

後半

9.ミラージュ・ホテル(ほぼフル)
10.百九番目の除夜の鐘(notフル)
11.紅い河(notフル)
12.命のリレー(notフル)
13.リトル・トーキョー(フル)
14.慕情(フル)
15.体温(フル)
16.ひまわり”SUNWARD”(フル)
17.心音(フル)

アンコール

18.野ウサギのように(notフル)
19.地上の星(フル)

以下、セットリストの流れに沿いながら中島みゆきのトークや個人的な感想などを紹介する。

 

 

・中島みゆき「ようやくお目にかかることができました」

まず流れてきたイントロはこれまでに聞いたことがないようなオリジナルのものだったので最初は何の曲かわからなかった。すぐに「いまのきもち」バージョンの「はじめまして」だとわかる演奏に切り替わり、中島みゆきが登場。

「はじめまして」はコロナで中止になったラスト・ツアー「結果オーライ」のラスト曲だったので、「歌会VOL.1」が「はじめまして」から始まるのは感慨深いものがあった。「結果オーライ」から「歌会VOL.1」まで空白の4年間を繋ぎ合わせるように、もしくは「結果オーライ」は残念ながら中止になってしまったけれど歴史から消されることはなく、今日この日「歌会VOL.1」を始めるために必要な過程だったのだというメッセージが込められているような気がしてならない。

ぼくは「はじめまして」の「シカタナイ シカタナイ そんな言葉を覚えるために生まれてきたの 少しだけ 少しだけ 私のことを愛せる人もいると思いたい」という歌詞が好きなので、「結果オーライ」に続いて人生で2度も聞けるなんて幸せだった。「はじめまして」が終わると中島みゆきのトークが始まる。

「ご無沙汰いたしておりました。中島みゆきです。ようやくお目にかかることができました。」

会場が大きな拍手に包まれる。トークが続く。

「2020年の1月に”ラストツアー”と銘打ってスタートした24公演予定の結果オーライ。2020年2月26日、ちょうど8公演目だった大阪フェスティバルホールで、コンサートがまさに始まろうとした頃に、緊急事態制限が出された。その日のコンサートだけは何とか済ませ、終わったらもう荷物も舞台もとっととまとめて、夜逃げのように帰った、あの日から4年…

4年経って今度は気持ちも新たに歌会VOL.1です。どうぞごゆっくりおくつろぎください。」

しかし後から考えればこの「どうぞごゆっくりおくつろぎください。」というのは彼女の皮肉なのかと思えるくらい、何が起きているのかわからずに心拍数が上がりまくりの全然くつろげないコンサートとなった。

 

・歌うことが許されなければ

2曲目は.比較的新しいアルバム「CONTRALTO」からコンサートでは初披露される「歌うことが許されなければ」。インタビューでは難民のことを歌った歌だと本人から解説があったが、4年間コンサートが開けなかったというトークの後だと全く別の意味として心に響いてくるものがある。

 

・医療関係シリーズ

3曲目~5曲目は医療関係シリーズの選曲として連続で歌われた。3曲目前のトークはこんな感じ。

「世の中毎日次から次へといろんなことが起きる。人間大丈夫か~って恐ろしくなるような気がします。国際ニュースを見ても、日本のニュースを見ても、こんなに病院の絵が映ったことがあったでしょうか。病院なんてところは普段の生活からすれば遠い外国のようなものだったのに。」

この最後の発言から「病院童」がこれから歌われることが予想できたファンは多いだろう。さらにトークは続けられる。

「私の曲は病院関係のドラマとか映画とかに使われることが多い。出演するのも医療関係の役だったりするので、親しみがある。ここから3曲は医療関係の歌。お客様の中に医療関係の方がいらっしゃった場合、3曲もそんなもん聞かされた時には、全然くつろげないと思うけど、しばらくの間我慢してください(笑)」

医療ドラマ「PICU」の主題歌となった「俱に」、オリジナルアルバム「問題集」に収録されこれまでコンサートで歌われたことのなかった「病院童」、最近映画化された「Dr.コトー診療所」の主題歌「銀の龍の背に乗って」が次々にフルで披露される。「病院童」はCD音源よりも激しく力強く歌われ、救急車のような赤い照明も相まって大迫力だった。「ラジオ瀬尾さん」で編曲家の瀬尾一三さんがこの「病院童」制作秘話として、最初はもっとのんびりした編曲で作ったけれど中島みゆきに却下された、じゃあエマージェンシーみたいな感じにしようかと提案すると中島みゆきから「素敵!」と好印象を得たと発言していたのが思い出された。若干の怒りも込められたような「病院童」の圧巻の歌唱は、病院で戦っている医療従事者の心を奮い立たせる応援歌のようにも感じられた。医療関係シリーズ3曲が終わると、中島みゆきから一言。

「医療関係の皆様、もう大丈夫です。」

 

・「LADY JANE」は小林信吾さんへの追悼歌

ここからは「店の名はライフ」「LADY JANE」とお店の曲シリーズ。「店の名はライフ」を歌う前には、ライフについて誤解があると中島みゆきから曲の解説が入った。

「札幌に昔ライフという、喫茶店のようなバーのような飯屋のような店があった。今はもうなくなって、小奇麗なマンションになった。そんな立派な3階建ての大きな喫茶店なんてあったっけ?と思う人がいるみたいだけれど、3階建ての店じゃなくてビルの2階だけがライフ、3階が屋根裏、物置だった。そのしょぼーい店の感じを味わって。」

「LADY JANE」についても歌唱前に解説があった。

「LADY JANEは都会の片隅にある古ぼけた小さなジャズバー。しつこく通うとわがままを聞いてもらえ、夜明けまでいられるようになるが、周囲が堅気の住宅地なので、酔っぱらって朝帰るのは気まずくておすすめはしません(笑)。」

さらに「LADY JANE」には特別な意味が込められていた。中島みゆきは説明する。

「今回うちのミュージシャンにバンマスがいない。うちのコンサートでバンマスをずっとやってくれてたのは小林信吾。ずいぶん長いこと音を一緒に作ってもらった。2020年ツアーが途中で終わったその後10月に小林信吾は亡くなりました。小林信吾がソロ音源を音楽の中から引っ張り出してきた。今日は一部小林信吾さんと共に歌わせてください。」

実際に「LADY JANE」の間奏では人の座っていない無人のキーボードに照明が当てられ、そのキーボードに優しく寄り添うようにして中島みゆきが歌うという演出がなされた。この「LADY JANE」は小林信吾さんへの追悼歌として用意されていたようだ。「LADY JANE」に続いて、シングルバージョンの「愛だけを残せ」を歌い終わった中島みゆきが言う。

「うちらのバンマス小林信吾にもどうか少しだけ拍手を」

この「LADY JANE」という店は東京都の下北沢にありぼくも実際に1度だけ行ったことがある。中には「LADY JANE」が収録されているオリジナルアルバム「組曲」のレコードが飾られていた。

 

・お便りコーナーからの休憩

「愛だけを残せ」が終わると休憩時間の説明、”中島のわがままコーナー”、コンサート恒例のお便りコーナーがあり、お便りコーナーのゆるい雰囲気のまま休憩に突入するという珍しいパターンだった。

 

・歌会で実現された理想的な夜会工場

コンサート後半は最初から滅茶苦茶だった!いきなり休みなしで30分間夜会の代表曲がぶっ続け!あれ、休憩挟んだら歌会が夜会工場になっちゃったのかな?と勘違いしてしまうような構成だった。

夜会「24時着0時発」からは「ミラージュ・ホテル」、夜会「今晩屋」からは「百九番目の除夜の鐘」、「2/2」からは「紅い河」が歌われたので、よしこの夜会の順番でいくと次は「橋の下のアルカディア」の曲だ、「India Goose」とか歌ってほしいなぁと思っていたら、いきなりまた夜会「24時着0時発」からの「命のリレー」に戻ったのでどういう規則性があるのか全く分からなかった。そして「橋の下のアルカディア」は完全スルーされ、今度は夜会「リトル・トーキョー」から「リトル・トーキョー」が歌われて夜会コーナーは終了した。

それぞれの夜会に合わせて背景も衣装もめまぐるしく変化し、見ている側からしたら何が起こったのかわからなかった。一番後ろからだとよく見えなかったけれどあのハンガーに掛かっていた大量の衣装は何だったのかな?まだまだもっと夜会の衣装が準備されているってことかな?だとすればこれからの歌会では別の夜会の曲が歌われるかもしれないという暗示??「命のリレー」はシングル「帰れない者たちへ」に収録されている「命のリレー (’04 夜会ヴァージョン)」のようなバージョン。歌唱後に鳴り響く汽車の音も印象的だった。その後の「リトル・トーキョー」は夜会でのあのダンスも披露され会場は明るく楽し気な雰囲気に。

30分間動き続け、歌い続け、くたびれた様子の中島みゆきがトークを再開する。

「30分間ぶっ続け、夜会からの美味しいところシリーズでございました。夜会というものをまだご存じないお客様は、この30分間一体何が起こったかわからなかったと思いますが、コンサートと違って芝居仕立ての夜会というものをやっている。そのダイジェスト版の夜会工場もあるが、それは出演者たちが集まって代わる代わる曲から曲へ繋いでいくもの。しかし今回、歌会におきましては中島が1人でずっと披露しておりました。」

見事な演出と休みなく歌い続けた中島みゆきへの労いに、会場は盛大な拍手に包まれた。他の人はほとんど歌わずに、中島みゆきが1人でひたすら夜会の名曲を歌い続ける、まさにこれこそがファンが本来望んでいる夜会工場だったのではないだろうか。中島みゆきもファンのそのような本心を見透かしているのかもしれないと思えるほどの特別な演出だった。ファンが夢見た幻想の夜会工場は、本物の夜会工場ではなくなぜか歌会で実現されてしまったのだった。

 

・「慕情」前のハプニング

「慕情」が披露される前にはハプニングも起きた。中島みゆきがまだ喋り続けようとしているのに瀬尾一三さんが「慕情」の演奏を始めてしまったのだった。「あれ、まだまだ!」と慌てて止める中島みゆき。特徴的なイントロからしてこれから「慕情」が歌われることが明白だったので、中島みゆきが「バレちゃったじゃない(笑)」と瀬尾さんにツッコむと、会場は爆笑に包まれていた。改めて中島みゆきから「慕情」制作秘話が語られ、「慕情」は披露された。

「ドラマの主題歌を頼みたいというお話をいただく段階では、大体1回目2回目くらいの台本しか来ないが、倉本聰さんからはえらい大きな包みが届いた。第1回から最終回までの全部の台本が山ほど積んであり、その台本の山に引きずられるようにして生まれた曲。」

 

・戦争への憂いが示唆される「ひまわり”SUNWARD”」

次にはメンバー紹介が続き、さらには「体温」「ひまわり”SUNWARD”」が披露された。最新アルバム「世界が違って見える日」に収録されている「体温」は吉田拓郎との共演への伏線?「ひまわり”SUNWARD”」はオリジナルアルバム「LOVE OR NOTHING」に収録されたアルバム曲の1つであるにも関わらず最新ベストアルバム「ここにいるよ」にも選曲された珍しい曲で、みゆきさんの思い入れの深さが伺えた。「銃声」などのワードが入っていることからも最近の世界情勢にまつわる反戦歌的な位置付けかもしれなかった。「ひまわり”SUNWARD”」ってちゃんと最後まで歌ってた?遠くからだとよく見えなかったけれど、何だか大サビの「たとえ」の歌詞の後で歌うのをやめてしまっていたような?そういう演出??

 

・中島みゆき「この今をありがたいと私はただ思います」

最後のみゆきさんのお言葉。

「4年待ってようやく実現できたコンサート。

4年も待ったのに、何だか時間が経つのが早くて、もはや最後の曲の時間です。早いね。

明日何が起こるかなんて誰にもわからないもんで、1秒先に起こることさえ私たちはわからない。それは昔々からきっとそうだったんでしょうし、これからもきっとそうなんでしょう。私だってまさかここに至ってアニソンデビューするなんてことがあるとは、思いも寄りませんでした(笑)。

本当に思いも寄らないことがいっぱいあるけど

今日は、この今をありがたいと、私は、ただ、思います。」

最後の歌は映画「アリスとテレスのまぼろし工場」のために書き下ろされた主題歌「心音」。エネルギーを一気に放出させたかのような圧巻の歌唱!CD音源よりも力強く、迫力があり、ただただ感動的な絶唱だった。「未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行け」という歌詞が、夜会「リトル・トーキョー」で最後に「放生」の「さぁ旅立ちなさい もう歩いていけるわ さぁ悲しみを超えて 行くべき世界へ」という歌詞が歌われた時の印象と一致する。共に生きていこうというわけではなく、助け合おうというわけでもなく、共に過ごした日々を大切にしつつも、人間は究極的には1人なのだから、自分自身の力で未来を切り拓いていかなければならないのだという、ある種突き放すかのような態度は、それこそが最も尊い慈悲の姿なのかもしれなかった。

 

・最後の曲は「地上の星」でライトファンも大満足

アンコールの1曲目は「野ウサギのように」。フルではなく夜会「リトル・トーキョー」と同じショートバージョン。夜会「リトル・トーキョー」の可愛いダンスも健在。アンコール2曲目は泣く子も黙る誰もが知っている「地上の星」。みんなが知っているアレンジで、みんなが知っている感じの歌唱で、ライト層も最後に「地上の星」を聞けてコンサートの満足度がかなり高まったのではないだろうか。歌会の中でいきなり理想的な夜会工場が始まり、全ての夜会を見尽くしているヘビーなファンは大満足だっただろうけれど、その分ライトファンを置き去りにしてしまった感があったので、最後の最後に「地上の星」で埋め合わせをしたのかなと勝手に予想していた。

 

・歌会VOL.1の全体的な感想

中島みゆきのコンサートにどれだけ行っていないかを数えながら生きているわけではないので、会場でみゆきさんの口から4年ぶりと言われたことに驚いた。というか結果オーライは8公演しかできなかったから行けなかった人も多いわけだし、よく考えれば4年どころではない人が大半だったのではないだろうか。そして4年間も中島みゆきが表現する舞台を奪われたのかと思うと、コロナという病魔がもたらした損失は計り知れないと初めて思い知らされた。

4年もあったら本来はどれだけのことができたのだろう。それまでは1年に1回は何かやってくれていて、それが日常だったわけなのに、それが急に途絶えただなんて今振り返って思えば残念で仕方がない。きっとみゆきさんの中にも予定というか未来の構想があって、夜会「リトル・トーキョー」の再演をしようとしていたり、夜会工場VOL.3を考えていたり、新しいコンサートをしようと計画していたのだろう。それができなかったからそれを埋め合わせるように、本当はやりたかったけれどできなかったことを少しでも実現しようとして、歌会の中に夜会工場がいきなり出来上がったり、夜会「リトル・トーキョー」のダンスの演出が2曲もあったりしたのかなと感じた。歌会ってもしかしてこの4年間でできなかったことが濃縮された詰め合わせパック?

よくよく考えればみゆきさんももう70代だし、いつまでコンサートをしてくれるかわからないので、今回のように当日券を取れる技術を持っているならば、たとえチケット代が17000円だったとしても、それで席が一番後ろでみゆきさんが見えにくくとも、可能な限りコンサートに足を運ぶのがいいのかもしれない。コロナワクチンバイトで日給10万を毎日稼ぎ続けた日々は、もしかしたら歌会のためにあったのかもしれない。しかしもし今後当日券をゲットする日が来ても、双眼鏡の準備だけは忘れずにしておこう。

直感にただ従って燃え盛るように生き抜いたとき人はどうなるのか、実際に世界一周して確かめてみた

 

・歌唱が絶好調だった大阪フェスティバルホール公演のレポートはこちら!

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