ぽんぽこたぬきがいっぱい!お遍路第84番「南面山 千光院 屋島寺」は山上のたぬき天国だった

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たぬき天国ー!!!!!

ぽんぽこたぬきがいっぱい!お遍路第84番「南面山 千光院 屋島寺」は山上のたぬき天国だった

・第84番屋島寺まで歩いて本当のお遍路の姿を実感する
・かわいい!第84番屋島寺はたぬき天国!
・第84番屋島寺本堂
・第84番屋島寺大師堂
・第84番屋島寺宝物館
・瑠璃宝の池(血の池)
・第84番屋島寺お納経(御朱印)
・第84番屋島寺御影、御姿

・第84番屋島寺まで歩いて本当のお遍路の姿を実感する

荘厳で神聖な雰囲気の山寺・第83番の八栗寺を立ち去って、とんでもなく狭い山道の狭路を再度渡って麓まで下り、次なるお寺第84番「南面山 千光院 屋島寺(なんめんざん せんこういん やじまじ)」へと向かった。第84番屋島寺も第83番八栗寺と同様に山の上に位置しており、第83番八栗寺の参拝を終えて山を下りて来た途端に、また車で山道を登らなくてはならない羽目になってしまった。しかしこちらの第84番屋島寺の山道は広く作られており、はるかに運転しやすかった。

お寺に着いてぼくは絶望した。そこには現代的な機械に支配されている「有料駐車場」があったのだ。納経所で300円もお寺に納めるのにその上駐車場料金まで取られてはたまったものではないと考えたぼくは、山道を再度下りてこれは絶対車の駐車スペースで誰にも迷惑がかからないだろうというところに車を止めて、えっちらおっちらとお寺に向かって歩き出した。駐車場代は300円。無料で駐車場をありがたいことに当然のように提供してくれるお寺がお遍路には多いのに、どうしてこうたまに有料駐車場として参拝者からお金を奪おうとするお寺も存在するのだろうか。お遍路では納経代300円をお寺に納め、それが88箇所もあるのだから大変な出費である。これ以上無駄遣いをするわけにはいくまい。特に駐車場料金という何もくれないのに大切なお金を支払うという馬鹿馬鹿しい出費をしているような余裕はないのだ。

しかしこの300円を無駄に払いたくないという気持ちは、ぼくに本来のお遍路の姿を教えてくれるという効能があった。ぼくは注射した山道の近くにはたまたま歩き遍路の山道がお寺へと続いていたのだ。2020年お遍路逆打ち2日目、これまでは車でしかお寺を訪れたことがなかったが、古の時代から本来このような素朴な山道をお遍路の人々は地道に登って巡礼を繰り返して来たのだった。そしてこのお遍路の急斜面の山道を登りきった先に、立派な第84番屋島寺の寺門が出現したときの感動は言葉にできないものがあった。この気持ちが、人間が機械に支配される以前の本当のお遍路の清らかな姿だったのだ。

 

 

・かわいい!第84番屋島寺はたぬき天国!

第84番屋島寺はとにかく可愛かった!おっきいたぬき、小さいたぬき、とにかくたぬきがいっぱいいるのだ!!!!!たくさんの鳥居をくぐれば普通は狐でも出て来そうなものだが、なんとこの屋島寺ではたぬきがわんさか出て来る。なんでこんなにいっぱいたぬきがいるのだろうか。看板の説明にはこのように書かれていた。

「その昔、弘法大師が四国八十八ヶ所開創のみぎり、霧深い屋島で道に迷い笠を着た老人に山上まで案内されたという。のちにその老人こそ太三郎狸の姿であったと信じられている。屋島の太三郎狸は日本三狸に数えられている。」

なるほどたぬきが弘法大師を助けたという伝説が残っているからたぬきがいっぱい安置されているようだ。それにしても、日本三大絶景など”日本三大〜”というのはよく聞くが、まさか”日本三名狸”なるものまで存在していたなんてびっくりである。

 

・第84番屋島寺本堂

 

・第84番屋島寺大師堂

 

・第84番屋島寺宝物館

第84番屋島寺では現代的な建築様式の宝物館も珍しかった。入ろうかと少し迷ったが、時間もかかりそうだし、入場料もかかるし、それなのに中では写真を撮ることはできないと言われたので、入場を断念した。

 

 

・瑠璃宝の池(血の池)

第84番屋島寺の近くにある池。源平の壇ノ浦の戦いの際に武士たちが血刀を洗ったため、池の水が赤くなり血の池と呼ばれるようになったという。

 

 

・第84番屋島寺お納経(御朱印)

 

・第84番屋島寺御影、御姿

あずさ弓 屋島の宮に 詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ

 

 

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