世界・一周

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たとえ世界を一周しても
一生部屋の中にいても同じ
聡明な命ならば
川を渡り終えるだろう

どのように渡ったかは知れない
誰も知ることがないそれほどに
彼らは此岸から彼岸へと消える
なんの物音も立てずに

橋をかけたわけではない
舟をこさえたわけでもない
聡明な人々は
既に渡り終わっている

それはただ唯一の灯火
意味を語れと叫ぶ人々
論理を唱えろと喚く学者
言葉など超えて彼らは先を急ぐ

ニルヴァーナに入ったとて
そこで命は終わらない
川を渡って足を進む
水をさらって先を急ぐ

此岸も彼岸も見知らぬ異郷
ただ水の中に浮かぶ中島だけが
光の注がれる彼らの故郷
教えさとすための旅を継ぐ

帰り着くのはやがての刻
いつか訪れる終着駅の前に
浮世で迷い苦しむ人々へ
手を垂れ下げるように光をあげよう

悟りは水と陸を灯して
教えは空と水を終わらせて
やがては帰る祖国を感じている
俗に染まらず 俗から離れず

 

 

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