海の子宮

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清らかな雨に降り注がれて
前が見えない
ぼくたちは一体どこにいるの
はるかなる海の闇が聞こえる

眩い光に目をくらまされ
時が見えない
ここは絶海の孤島・宮古の島
遠い昔の安寧が胸に響く

海はぼくたちすべての生命の根源
海はぼくたちすべての生命の子宮
誰もがそこから生まれてきた
誰もがそこへと帰ってゆく

どうせいつかは同じ国へと
回帰するべき運命ならば
生きている時間はなんのため
生老病死の苦しみは誰のため

帰り着くのだからこわくはない
生きるということはこわくはない
どんなに傷つき朽ち果てようとも
生きるということは悪くはない

どんなに果てしない闇も
光には敵わない海がある
どんなに深いあなたの罪も
この海ではいとも簡単にゆるされる

解き放たれなさい
ゆるされなさい
あなたが誰をも憎まないように
光もあなたを裁かない

どんなに傷つけられても
傷つけ返さなかった者たちよ
そのようにして悪魔へと
仕立て上げられた者たちよ

ここはあなたがゆるされて
もう一度生まれなおす場所
あなたがまさにゆるされたように
この世のすべてをぼくたちもゆるそう

 

 

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宮古の海においでなさい

 

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