最近、ぼくは次の旅立ちへの準備を整えていた。そこへ不測の事態として起こったのが、台風21号による関西国際空港、通称関空の機能停止である。
まさか台風くらいで大阪の国際空港が何日間も使えなくなることはないだろう、と軽く考えていたが、事態は思ったよりも深刻であるらしく、台風が通り過ぎ1週間経った今でも、国際便はほぼ欠航が続いているような状態である。
最新のニュースとしては、9月14日に第1ターミナルが暫定運用され国際線再開の見通しであるという。ぼくは9月14日の、関空発マニラ行きのJetstarの便に乗る予定なのだ。
しかし困った。このニュースを見る限りでは、ぼくの乗る便が飛ぶのか飛ばないのかはっきりしない。14日に運用再開されるという見込みであることから、絶対に飛ばないとも言い切れないが、しかし14日の国際線の便がすべて飛ぶとも書かれていない。しかも「暫定」運用と書かれているのがいかにも怪しい。いったい暫定運用とは何を意味するのか…。
Jetstarのホームページには、現時点で、 9月16日までに関空を発着する運航便に関しては、手数料・運賃差額なしで、元の予定出発日から14日以内に出発する同一路線便に振り替え、または払い戻しをすると書かれている(ちなみに払い戻しとは現金ではなく、クーポンであるらしい)。また、ぼくの予定している国際線に関しては、関空以外に発着するグループ便に変更できるというのだ。
調べてみると、マニラ行きは関空発の他に、同日に成田発のものがある。成田までの運賃は出ないようだが、関空のこのまったく不確かな状況で、一か八か14日まで飛ぶやら飛ばないやらを待ってみるよりも、成田空港発の便に無料変更する方が賢明のように思われた。
しかし、Jetstarは関空関連の対応に追われてか、電話も通じない、チャットも長期待ち、ホームページでもキャンセルの画面まで行けない状況が続いているようである。
そこで、ぼくはJetstarのtwitterアカウントに直接ダイレクトメッセージ(DM)を送ってみたところ、驚くほどスムーズに便の変更が成されたので、その手順をお伝えしようと思う。
twitterで航空会社(Jetstar)に問い合わせた際の手順
1.twitterで@JetstarAirwaysのアカウントを検索
2.@JetstarAirwaysに直接、英語でDMを送る
3.返信を静かに待つ
4.返信来る、ほんまに変更でええか?と聞かれる
5.ええで!と返すと、すぐに予約変更完了のDMが!
6.ありがとうを言う
こんな感じで、とても楽に事が進んだのだった。
この事実はぼくにとって衝撃だった。公式twitterを使えばこんなにもスムーズに便の変更ができるとは!航空会社の公式twitterなんて、宣伝するか便の状況のお知らせをするのが仕事で、まさかこれほど丁寧速やかに、重要な仕事をこなしてくれるとは思いもよらなかった。これからも困った際には活用させていただこうと感じ入った次第である。
それではひとつひとつ、手順を確認しよう。
目次
1.twitterで@JetstarAirwaysのアカウントを検索
これはそのまま。検索するだけ。
2.@JetstarAirwaysに直接、英語でDMを送る
ぼくは簡素な英語で便の変更ができるか相談した。英語が何か間違っているかも知れないが(てか今見たら文法違ってる)伝わってよかったと思う。便の変更を希望する際には、予約番号と氏名を載せておくと非常にスムーズである。
3.返信を静かに待つ
待ちましょう。
4.返信来る、ほんまに変更でええか?と聞かれる
返信は、日本時間23時に送信したものに対し、7時半に返信が来た。ぐーすか寝ていて起きたらあらまあ返信が来ていたよという状態である。しかし、ぼくの友人などは一瞬で返事をよこされたと言い、待ち時間はこちらがDMを送った時間帯によるのかもしれないが定かではない。
返信内容は以下の通り。重要なことだけをいうと、このまま変更手続きを進めるけどええか?という内容である。
5.ええで!と返すと、すぐに予約変更完了のDMが!
ええで!頼むで!とお願しよう。
するとあっ!という間に変更を完了したとのDMが!なんともありがたいことである。
6.ありがとうを言う
きちんと心を込めてお礼の言葉を述べる。
以上がぼくがたった今日経験した、twitterのありがたみ、Jetstarの対応に感謝したという事例である。
現在の関西空港の不確かな状況に、航空会社に電話もチャットも繋がらず戸惑って困っている方々が少なからずいらっしゃるのではないかと思い、この文章を作成した。その他にtwitterで問い合わせる便利な手段もあるのだということを知っていただけるなど、何かのお役に立てればこれ幸いである。
ちなみに現在、9月14日にフィリピンへたどり着く予定で新しい台風が絶賛進行中であるという。このようにきちんと手はずを整えたにも関わらず、関西からわざわざ成田にまで行って、台風だから飛行機に乗れませんでしたというのでは笑い者なのだが、フィリピンへ飛べるか飛べないか、それは神のみぞ知るところなのである。