船の廃橋で自由に遊べるゾ!!!!!
アラル海の環境破壊問題を目撃!ヌクスからムイナク「船の墓場」まで自力で格安移動する方法を徹底解説
・シルクロードの旅第4ヶ国目「ウズベキスタン」旅程表
・カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスとは?
・ヌクス近郊のムイナクにある「船の墓場」までローカルバスで自力で行く方法
・ムイナクのバスステーションから「船の墓場」まではタクシーで
・「船の墓場」は入場料無料で自由に船の中を探検できた
・帰りのバスではカラカルパク女子と交流
・ヌクスから自力でムイナク「船の墓場」まで行く方法まとめ
目次
・シルクロードの旅第4ヶ国目「ウズベキスタン」旅程表
ぼくは「シルクロードの旅」の中で中国、キルギス、カザフスタンと旅を継ぎ、第4ヶ国目となるウズベキスタンへやって来た。ウズベキスタンと言えば青色が好きなぼくにとって憧れの国だ。ウズベキスタンの旅程は以下のようになっていた。
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| タシケント | DRIMIN – by Sunrise Caravan(4泊) | ウズベキスタン鉄道 |
| サマルカンド | Salomat guest house(8泊) | シェアタクシー |
| セブンレイクス(タジキスタン) | Jumaboy Guesthouse(2泊) | シェアタクシー |
| サマルカンド | Salomat guest house(2泊) | ウズベキスタン鉄道 |
| ブハラ | Dervish Hostel(3泊) | ウズベキスタン鉄道 |
| ヒヴァ | Muhtasham Hotel(3泊) | ミニバス+ウズベキスタン鉄道 |
| ヌクス | Hostel DANEXAN APA(4泊) | 鉄道でカザフスタン・アクタウへ |
・カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスとは?
ウズベキスタンと言えば首都タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァまでは定番だが、ぼくはもっと西まで旅してカラカルパクスタン共和国の首都ヌクスの街までやって来た。カラカルパクスタン共和国って何やねんとぼくも最初は思ったが、何とウズベキスタンには中国のウイグル自治区やチベット自治区のような”自治区”が存在し、カラカルパク人が住むカラカルパクスタン自治共和国はウズベキスタンの面積の37%を占めるほど広いのだそうだ。カラカルパク人の言語はウズベキスタン語よりもむしろカザフスタン語に近いのだという。
そうは言ってもウズベキスタン語とカザフスタン語も分からないし、カラカルパクスタン共和国とその他のウズベキスタンの違いなんてただの旅人に分かるのだろうかと訝しく思っていたが、カラカルパクスタン共和国はまず人の顔が明確に違うと感じた。他のウズベキスタンでは中東や西洋のような彫りの深い顔しか見なくなったのに対し、カラカルパクスタン共和国では日本人のような東アジア顔をかなり見かけるようになった。
中央アジアを旅しているとキルギスやカザフスタンでは見かけた東アジア顔がウズベキスタンに入ってから消滅したので、そうかついに東アジア顔がなくなるほどまで日本から遠くへ来てしまったのかと感慨深く思っていたが、カラカルパクスタン共和国で東アジア顔が復活したのは衝撃だ。やっぱり世界は人間が予想できるほど単純明快には成り立っていないということらしい。
・ヌクス近郊のムイナクにある「船の墓場」までローカルバスで自力で行く方法
そんなカラカルパクスタン共和国の首都ヌクスの最も有名な観光地として「船の墓場」がある。ヌクス近郊のムイナクの町はかつてアラル海の南岸に位置し漁業で栄えていたが、1960年代ソ連時代の綿花栽培のための大規模な灌漑政策によりアラル海へ流入する水量が激減、世界で4番目の面積を誇っていたアラル海は急速に干上がり、アラル海は100km以上も後退し現在ムイナクにはかつての船だけが取り残された状態になっているという。
「船の墓場」へはツアーに参加すれば手軽に行くことができるが当然高額となるので、ぼくはローカルバスを駆使して自力で行ってみることにした。ヌクスからローカルバスに乗って格安でムイナクまで行くためには、まずヌクスのバスターミナルであるAvtovokzal Saranshaまで行く必要がある。位置情報はグーグルマップで以下の通り。Yandex Mapだと別の場所が出てくるが、正確な場所はグーグルマップが正しかった(Yandex Mapの方が中央アジアで強いはずなのになぜ…)。
Avtovokzal Saranshaへはぼくの泊まっているヌクスのホテルHostel DANEXAN APAから徒歩圏内だったが、このホテルはめちゃくちゃ優しいので無料でAvtovokzal Saranshaまで送ってくれた。ヌクスに到着したり出発する際も鉄道駅や空港まで無料送迎してくれるのでめちゃくちゃおすすめの宿!
ヌクスから「船の墓場」へ日帰り旅行するためには、朝9時出発の便に乗る必要がある。この便を逃すと日帰りは不可能となるので注意したい。人気路線なのでギリギリに来ると座席がなく立たなければならなくなってしまうためなるべく早く到着したい。バスはエアコンもない発展途上国のローカルバスという印象。料金は30000スム、所要時間は3時間半かかった。
バスの中で同じく1人で「船の墓場」まで行くという中国人男子と出会い、ムイナクのバスステーションから「船の墓場」までタクシーをシェアしようということになった。ついでに写真も撮り合えるので一石二鳥だろう。
・ムイナクのバスステーションから「船の墓場」まではタクシーで
ローカルバスはムイナクのバスステーションに到着する。ムイナクのバスステーションの位置情報は以下の通り。「船の墓場」までは4km、歩いて1時間の距離だ。
ぼくたちがムイナクに到着したのは12時半頃、そして帰りのヌクス行きのバスは午後3時なので「船の墓場」を観光できる時間を確保しようとした場合、歩くという選択肢は必然的になくなる。
バスから降りるとタクシーの客引きが大勢やって来るので、タクシー探しに苦労することはなかった。タクシーのおじさんはみんな片道30000スムと言うが、たった4kmの距離にウズベキスタンで30000スムは高すぎでは?ぼくが値段交渉を開始しようとすると中国人が既に交渉してくれていたらしく15000スムでいいと言っているドライバーがいると聞かされ、やることが早くて素晴らしいと感心していたが、彼の聞き間違いで1人15000スムという意味だったらしく結局2人で30000スム支払うことになった…まぁ300円くらいだからいいか。
バスステーションから「船の墓場」まで車で5分くらいだった。こんなんで30000スムとか絶対ボッタクリやろ。
・「船の墓場」は入場料無料で自由に船の中を探検できた

「船の墓場」の観光は至ってシンプルで年代別のアラル海の広さが表示されている記念碑と、その下方にかつての船の残骸が点在しており自由に見学する形になっていた。入場料などはなく、無料。
高台から見下ろす、船の残骸が散らばる風景。ここがちょっと前までは湖だったなんて想像できない。


階段を降りて下まで行くと、船に自由に乗って探検することもできる。自分のお気に入りの船を見付けて思いのままに記念撮影ができるので楽しかった。ただ船は直接触るとめちゃくちゃ熱いので注意!
足の下はまさにビーチの砂のようで、ここが湖だったことを想起させる。砂の上なので歩きにくく、砂漠を歩く感じに似ていた。
ぼくはこういう錆び付いて時が止まった感じとか、荒廃した雰囲気とか好きなのかも。ナミビアのOld Oil Rigもこんな感じだったことを思い出していた。まぁナミビアの方は地の果て感がすごかったけど。
・帰りのバスではカラカルパク女子と交流
そんな感じで2時過ぎまで夢中になって中国人男子と2人で写真撮影していた。しかし万が一タクシーがなかったら困るということになり、早めにムイナクのバスステーションへ向かうことに。でも駐車場へ行くと暇そうなおじさんたちがいっぱいいたので、頼めばいくらでもタクシー運転手になってバスステーションまで連れて行ってくれそうな雰囲気だった。
行きの30000スムはさすがに高すぎだろうということで、10000スムにしてくれと交渉したが断られ、結局20000スムになった。ヌクスへ帰るバスも満員になるほど混んでいたので、早めに行って座席を確保していて正解だったかもしれない。帰りのバス料金も料金も30000スムだった。
帰りのバスではヌクスに住んでいるというウズベキスタン女子と交流したので4人で記念撮影!やっぱりカラカルパク人はどこか日本人に似ている…。帰りのバスは後部座席に座ったのだがめちゃくちゃ揺れたのでおすすめしない。往路で前の方の席に座った時は全然揺れなかったので、なるべく前席を確保するといいかも。
ヌクスからムイナクまでは合計7時間の大移動だったのでかなり疲弊した。バスの中にいる時間が長すぎる!しかし格安で「船の墓場」観光ができたし、冒険感もあったので悔いはない。
Avtovokzal Saranshaからはミニバス(ダマス)に乗ってバザールまで戻った。「バザール」と言えばミニバスのおじさんが案内してくれる。バザール行きのミニバスは豊富にあるらしく、すぐに出発することができた。3000スムと格安だった。
・ヌクスから自力でムイナク「船の墓場」まで行く方法まとめ
・まずはヌクスのバスステーションであるAvtovokzal Saranshaまで移動。宿泊がHostel DANEXAN APAなら徒歩圏内だが、何と無料で送迎してくれた。
・ヌクスからムイナク「船の墓場」まで日帰り旅行するためには朝9時のバスに乗る必要がある。
・ヌクスからムイナク行きのローカルバスは料金30000スム、所要時間3時間半。座席は前方が揺れないうのでおすすめ(後部座席はめちゃくちゃ揺れた)。
・ムイナクのバスステーションから「船の墓場」までのタクシーはみんな30000スムと言ってくるが、おそらくボッタクられている。帰りは20000スムでOKしてくれた。田舎すぎてYandex Goも使えないみたい。
・帰りのバスは午後3時なので、2時過ぎには「船の墓場」観光を終えたい。「船の墓場」には暇そうなおじさんがいっぱいいて、タクシーを探すのに苦労はなさそうな雰囲気だった。
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