旅立ちは転生への道
美しい風にあおられながら
「どこから来てどこへ行くのか」
誰もがその答えを待っている
答えは乾いた砂漠の風の中
答えは碧い海原の行方
ぼくたちは瞳を閉じる
そして果てしなく耳を澄ます
幾何学模様が心を象る
砕けた鏡が真理を司る
あてどない歌を歌ってくれ
どこにも届かない遥かなる旅歌
どうしてぼくは創られたのか
どうしてぼくは天に手をのばすのか
貫かれる意思の声を聞き
安らかな創造は開かれる
大いなる意味は異国の言葉
訳するための人はない
それでもぼくは泣きながら
孤独なる天の歌声を聴く