キューバで突然の激しい腰痛がぼくを襲った!!!!!(泣)
キューバでチクングニアに感染!突然の激しい腰痛で医師が中米の蚊を媒介とするウイルス感染症を勉強し直した
・ミズイロノタビのキューバの旅路
・乗馬のせい?シエンフエゴスで突然の腰痛に襲われた
・キューバでかかる蚊を媒介とするウイルス感染症には何がある?
・民宿のホストのおばちゃんは1か月前のチクングニアの後遺症に苦しんでいた
・関節痛の部位が移動!ぼくの症状の経過詳細
・日本に緊急帰国してからも移動性の関節痛が発現し、チクングニアだと確信した
目次
・ミズイロノタビのキューバの旅路
中南米を巡る旅の中でぼくは第一ヶ国目のメキシコの旅を終えて、カンクン空港から次なる国のキューバへと飛び立った。キューバでは首都ハバナ、サンタ・クララ、トリニダード、シエンフエゴスの街を巡った。
・乗馬のせい?シエンフエゴスで突然の腰痛に襲われた
最後の街シエンフエゴスの初日は通常通り元気に街の散策を楽しんでいたのだが、1泊した起床後に猛烈な腰痛に襲われた!どれくらい腰が痛かったかというと、もはや普通に歩けるか心配になるくらいだった。階段をひとつ降りるだけでも、腰に痛みが響いてしまい倒れそうになるほどだった。ぼくは人生で腰痛になったことなんてほとんどなかったので驚いてしまい、何が起きたのか最初はわからなかった。しかし自分の身体をよく観察してみると、右胸部や左手首の関節も同様に痛いことが分かった。いずれも体動により痛みが増強するので、筋骨格系の痛みだと思われた。
まず原因として浮かんだのは、2日前のトリニダードでの乗馬だった。ぼくの乗った馬はやたらと激しく速く動く気性の荒い馬だったので、ぼくは乗馬中上下に揺られてお尻が痛くなって大変な目に遭った。しかしお尻が痛くなっただけでは終わらず、今度は遅れて乗馬の振動による腰痛まで生じてしまったのだろうか。よくよく記憶を辿ると馬から振り落とされないように左手でめちゃくちゃ真剣に馬の背中にある金具を掴んでいたことも思い出し、馬による激しい振動の腰痛と左手で強く金具を掴み過ぎた左手首の痛みということで、ぼくの中では合点がいった。
キューバでは蚊を媒介とするウイルス感染症が流行していることも脳裏をかすめたが、ウイルス感染症ならばおそらく左右両側で対照的に症状が出ると予測されるのに対し、ぼくの腰痛は左の方が痛い感じがしたし、胸部は右、手首は左だけ痛くて明らかに片側性なので、ウイルス感染症の可能性は低いだろうと考えた。
・キューバでかかる蚊を媒介とするウイルス感染症には何がある?
しかしその日ほとんど歩けずに民宿で休息していると、今度は微熱と全身倦怠感で動けなくなってきた。こ・・・これはもしかして蚊を媒介とするウイルス感染症の可能性があるかもしれないと調べ始めた。
ぼくは温暖な11月のキューバの旅の中で、別に蚊に刺されることなんて気にしなくていいと思い込み、半袖半ズボンで過ごしてしまっていた。そしてなるべく注意はしていたものの結構蚊に刺されていたと思う。去年のアフリカでは命に関わる病気であるマラリアが怖くて仕方なく、どんなに暑くても蚊に刺されないように長袖長ズボンでものすごく注意深く過ごしていたが、中米で蚊を媒介とするそんなに恐ろしいウイルスがいるというイメージが全くなかったのでかなり油断してしまっていた。
キューバで発生する蚊を媒介とするウイルスには一体どのようなものがあるのだろうか。結論としては「ジカウイルス」「チクングニアウイルス」「デング熱ウイルス」を考慮する必要がありそうだ。いずれもネッタイシマカやヒトスジシマカを媒介としており、症状も発熱、発心、関節痛など一般的なウイルス感染症の症状として類似している。違いと言えばジカウイルスの症状は比較的軽症で気が付かないことも多いが発疹は多め、チクングニアの関節痛は激しく長引くことがある、デング熱は高熱や消化器症状も出やすく重症化すれば命に関わることもあるということだ。ウイルス感染症なのでどれも命に関わらなければ治療は対症療法となる。
ぼくの場合はそんなにものすごくひどいということもないし、ジカウイルスかチクングニアかなと思いながらどうせ対症療法なのでバファリンを飲みながら様子を見ることにした。(デング熱の可能性が高いなら出血傾向を促進するアスピリン系は飲んではならない)
・民宿のホストのおばちゃんは1か月前のチクングニアの後遺症に苦しんでいた
腰が痛いまま宿で過ごしていると、何と民宿のおばちゃんのホストもぼくと同じように腰が痛そうに歩いているではないか!聞いてみると何と彼女は1か月前にチクングニアにかかったのだという。彼女は1か月前に夫と娘とメキシコ旅行に行き、そこで蚊に刺されて3人ともチクングニアにかかってしまった。夫はすぐに快復し今はピンピンしているが、彼女は腰痛の後遺症に未だに悩まされて歩くこともままならないのだという。このようにチクングニアの関節痛は特徴的で、通常ならば数日間で焼失するが何と数年間持続することもあるのだという。
彼女とその夫にぼくも同じような症状がある、ぼくもチクングニアかなーと相談すると「チクングニアはそんな軽い感じの症状じゃない、もっとひどいものだ」と言われてしまった。ふーんじゃあ軽症が特徴のジカウイルスなのかもしれないと推定した。
・関節痛の部位が移動!ぼくの症状の経過詳細

全身倦怠感が強く出かけられないので民宿で食べた朝食
翌日、昨日の左腰痛や右胸部痛、左手首痛はかなりよくなっており、代わりに四肢末端の手や足の関節が痛くなってしまっていた。何と関節痛が移動していたのだ。しかし昨日の腰痛ほどひどい関節痛ではなかったので、ぼくは症状が軽快していることに安心していた。そしてそこからは順調に快方に向かい、徐々に四肢末端の関節痛も消失した。病院に行かなかったので一体どのウイルスだったのか不明なままだったけれど、民宿のおばちゃんが1ヶ月経ってもあんなに苦しんでいるのを見ていると、ぼくのは腰痛は激しかったが1日ですぐに治ってしまったので軽症が特徴のジカウイルスなのかもしれないなぁと思ったりした。まぁどのウイルスであろうと基本は対症療法なのであんまり関係ないかな。
・日本に緊急帰国してからも移動性の関節痛が発現し、チクングニアだと確信した
しかしぼくはこの感染症だけではなく、実は背中の粉瘤が少しだけ痛み出してしまったので、治療のために日本に緊急帰国することにした。帰国の際には感染症はすっかり収まっていて何の症状もなかったのだが、少し経ってから四肢末端の関節痛が復活したり、かと思ったら肩関節が痛み出したりした。いずれもそんなにひどくはなくすぐに収まるので気になるほどではないのだが、この感染が終わってもしつこく発現する移動性の関節痛というのはチクングニアの特徴であるらしく、あぁやっぱりチクングニアだったんだなぁと今になって確信を持っている。
今回の旅の反省点は、何と言っても蚊に油断していたということに尽きる。アフリカを縦断する度ならばアフリカ=マラリア=死ぬ=危険という確固たる方程式が成り立っていたのでものすごく蚊に気を付けていたが、中米や南米でそんなに蚊に気を付けなければならないというイメージが全くなかったのですっかり油断して半袖半ズボンで蚊に沢山刺され、今回のようにチクングニア感染症を招いてしまった。次にまたアメリカ大陸の旅を再開する際には、気を付けて長袖長ズボンで臨もうと思う。人間というものはこんな風にして失敗から学び取って段々賢くなるのかもしれない。
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