陸路ではなく空路でも個室連行!カシュガル発オシュ着の飛行機に乗ったら中国検問で厳しい写真チェックが待っていた

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まさか空港でも個室連行されるなんて!!!!!

陸路ではなく空路でも個室連行!カシュガル発オシュ着の飛行機に乗ったら中国検問で厳しい写真チェックが待っていた

・中国シルクロードの旅の計画表
・中国陸路国境検問厳しすぎ問題を回避すべく、カシュガル・オシュ間のフライトを予約した
・カシュガル空港で問題なくチェックイン完了
・衝撃!陸路だけではなく空路でも中国検問で個室連行された
・中国検問の厳しい写真・荷物チェックの一部始終を具体的に公開
・カシュガル発オシュ着のフライトの窓から見える天山山脈の絶景
・空路でも個室連行があったが時間制限がある分陸路よりマシ
・この記事のまとめ

・中国シルクロードの旅の計画表

2026年の春ぼくは韓国一周の旅を終えるとそのままソウルから中国の西安に飛び、シルクロードの旅を開始した。中国シルクロードの旅の計画は以下の通りだった。

滞在する街(時系列順) 訪れたい観光地 滞在するホテル 次の街への移動手段
西安 兵馬俑、陝西歴史博物館、青龍寺 グリーンツリーエコノミーホテル 高鉄
張掖 張掖丹霞地形(レインボーマウンテン)、大仏寺 途客尚鄰ホテル 高鉄
敦煌 莫高窟、月牙泉、敦煌博物館 敦煌錦舍年華中国式旅館 高鉄
トルファン 火焔山 達卜青年旅舍 高鉄
ウルムチ 悦安ホテル 高鉄
クチャ キジル石窟 クチャ西遊宿社ホステル 高鉄
カシュガル パミール高原 古猫寧ゲストハウスCopper Coin Guesthouse 陸路でキルギスへ?

 

・中国陸路国境検問厳しすぎ問題を回避すべく、カシュガル・オシュ間のフライトを予約した

中国国内は高速鉄道で街から街へと便利に移動できるのでスムーズな旅を実現できたが、問題は中国シルクロードの旅を終えて中央アジアへと向かう段階にあった。

以前より中国ウイグル自治区から陸路で中央アジアに抜けようとすると(カシュガルからキルギスのオシュやビシュケクまで、もしくはウルムチからカザフスタンのアルマトイまで)、中国側の国境で個室へと連れて行かれ、スマホの中身や荷物を何から何まで細かくチェックされると専らの噂だった。それが何時間もかかって大変だというのだ。日本語で調べているとそんな情報が次から次へと出てくるので、恐れ慄いてしまった。

ぼくはブログを書くために他の人より多くの写真を撮っているから一体何時間かかるのか見当も付かないし、そもそも他人にスマホやカメラはPCの中身をチェックされるなんて気持ち悪すぎる。はっきり言って趣味が悪すぎると思うのだが、そんなに必死に日本人のデータをチェックしなければならないような何か極悪非道なことを、中国国家はウイグル自治区で行っているのだろうか。

試行錯誤や検討を重ねた結果、最後の街カシュガルからギルギスのオシュまで何と飛行機が飛んでいることが判明し、それが長距離バスと同じくらいに安価だったのでぼくは飛行機に乗ることを即決した。ウイグル自治区から中央アジアへ陸路移動する際には、中国側の検問が非常に厳しいという情報はいくらでも出てくるけれど、飛行機を使った際の空港のイミグレーションで対応が厳しかったという話は全く聞いたことがないので、ぼくはその異様な中国検問から逃げられるだろうという算段を立てたのだった。

 

・カシュガル空港で問題なくチェックイン完了

カシュガルからオシュへ、中国の秘境からキルギスの秘境までの珍しいフライトは、Skyscannerで比較して最安値だったTeaFlightというサイトで予約すると異様に安く、19690円で取れてしまった。きちんと予約できているのか不安だったが、カシュガル空港で何の問題もなくチェックインで来て一安心だった。

カシュガル空港までは泊まっていた宿のCopper Coin Guesthouseのお父さんに無料送迎してもらって非常に助かった。Copper Coin Guesthouseはカシュガル古城の観光に非常に便利な立地に位置しており、昔からあるウイグル族の伝統的な美しい古民家が宿になっているのでとてもフォトジェニックで素敵な写真が撮り放題だった。ウェルカムフルーツでメロンや朝食も付いているし、洗濯も無料でさせてくれたし、お部屋もイスラム的で可愛いし本当におすすめの宿!

カシュガルからオシュへの陸路国境移動は絶景が広がっているというのは有名だが、空からでも壮大な山脈が望まれるということで、ぼくは珍しく成都航空のチェックインで「窓側でお願いします」と希望した。

 

・衝撃!陸路だけではなく空路でも中国検問で個室連行された

何の問題もなくチェックインできて、後は中国を出国するだけだ。そしてイミグレーションの列に並ぶ。他の人はおそらく中国人とキルギス人が大半で、誰もが何の問題もなくスムーズに列は進んでいく。しかし日本人のぼくの番になると係員の様子が急に慎重になり、列の流れが止まってしまい、知らない間に上司が呼び出され、ぼくは個室へと連行されてしまった!

ガーーーン!終了のお知らせ。これじゃまるで陸路移動と変わらないじゃないか!中国ウイグル自治区とキルギスもしくはカザフスタンの中央アジア間の陸路国境越えの際には、このように個室に連れて行かれ全ての写真や荷物を厳しくチェックされるというのは有名な話だが、まさかそれが空路でも行われているなんて予想外だ!

ぼくはその中国検問のチェックが嫌すぎてわざわざ陸路ではなく空路を選択したのに、まさか空港のイミグレーションでも個室に連行されてしまうなんて!そんな情報はインターネット上でも見たことがなかったので空路は大丈夫だろうと完全に油断していた!写真の整理もしてないんだけど!そしてこれからインターネット上で見たようなのと全く同じ展開が、ぼくを待ち構えていたのだった。最悪…。

 

・中国検問の厳しい写真・荷物チェックの一部始終を具体的に公開

個室に連れて行かれた際には、意外と和やかなムードが漂っていた。英語が流暢な係員が呼ばれ「ただ普通のチェックをするだけだから」とぼくを安心させていた。そしてソファーに座らされ、同意書にサインを求められた。中国の法律に則って今からチェックをするのだということが書かれており、拒否することはできない雰囲気だ。目の前には小型カメラが設置されており、質問は全て録画されているのかもしれなかった。

ソファーに座ったまま質問が開始される。旅の期間や目的、ルードなどを聞かれたので、ぼくは素直に「シルクロードの旅をしに来た。期間は30日間だ」と答えた。いくつかの簡単で単純な質問が終わった後、ついに地獄の写真チェックの時間!バックパック内の荷物を全て出すように言われ、机の上に並べさせられた。荷物は厳重にチェックされることはなかったが、ただパソコンを開くように指示された。その時パソコンはほとんど使っていなかったので充電が0で電源が付かないことを使えると、部屋のコンセントを使ってパソコンを充電させられた。

そしてある程度充電されるとパソコンを開かされ、パソコン内の写真を見せるように言われた。ぼくはこの旅の写真はパソコンに入っていないことを正直に伝えても、写真フォルダを開けさせられた。当然今回の中国旅行の写真は何も入っておらず、それ以前の関係ない写真が並んでいるだけだった。パソコン画面には小さな画像が並んでいるだけだったので、画像を拡大して表示できるか尋ねられたが、これはMacなのでそういうことはできないと言っておいた。彼らはそれで納得していた。

次にカメラはあるかと尋ねられた。ぼくはこの旅で大きなバックパックと持ち運び用のサブバッグの2つの鞄を持ち運んでおり、バックパックは既述したように全ての中身を机上に並べさせられたが、サブバッグに関してはそのように命じられることはなかった。ぼくのカメラはサブバッグの中に入っていたので、カメラはないと言えばもしかしたら検査時間が短縮されるかもしれないという考えが一瞬脳裏をかすめたが(カメラの中には大量の写真があり確実にこのチェックが最も時間がかかる)、虚言したことがバレると後々もっとややこしいことになると思い、正直にサブバッグからカメラを取り出して電源を入れた。

そしてこれからが本当の地獄の時間だった。中国・中央アジア陸路国境越えの際の情報と全く同じように、ひとつひとつ順番に写真を彼らに見せ、彼らが気になることがあるとこれは何か、これは誰かと質問された。ぼくはこのシルクロードの旅でめちゃくちゃいっぱい写真を撮ったので、こんなことずっとやってたら日が暮れるんですけど…という絶望的な心境だった。

しかもぼくはまさか空路で個室連行され、かの悪名高い厳しい写真チェックを受けると思っていなかったので、写真を整理していなかった。ぼくのカメラの中には警察署の写真や戦車の写真もあったため、それが見つかるとさらに面倒なことになると容易に予想できた。写真は最新のものから順にひとつひとつ古いものを彼らに見せていたが、なるべく彼らを刺激する写真まで辿り着かないようにわざとゆっくりゆっくりカメラのダイヤルを回していた。

ウイグル自治区で電車に乗っていると車窓から見えた戦車の写真

そもそもぼくがイミグレーションに並んでいたのは、飛行機の出発の1時間ほど前だった。そのまま個室に連行されていったが、ぼくは最初の段階から「ちゃんと時間通り飛行機に乗れるか?」と何度も不安そうに尋ね「大丈夫だ、問題ない」と約束させておいた。実は、これは作戦だった。きちんと時間通りに飛行機に乗れることを確約させておけば、彼らのチェック時間はどんなに頑張っても1時間しかなく、検査の途中であっても諦めて切り上げざるを得ない状況になるからだ。つまりカメラの写真をわざとゆっくりゆっくり巻き戻していくと、やがて時間になってしまい昔に撮った警察署や戦車の写真は見られずに済むという逆算をしていた。

ぼくの作戦は功を奏し、フライトの時間が差し迫っているということでカメラチェックは強制終了になった。それよりもスマホチェックが優先だという雰囲気になり、今度はスマホの写真アプリを開かされ中国滞在期間の画像を全て見させられた。スマホには都合の悪い画像は何も入っていなかったので、滞りなくチェックは終わった。「最近削除した画像」や「非表示」のフォルダなどを開かせることはなく、ただメインの写真を見せるだけで終わった。

「他にデータの入っているものはないか?(USBやSDカードなど)」と質問されたが、マジで飛行機出発の時間が迫っていたので、もうないと答えておいた。それに関して本当にないのか、荷物を細かくチェックされるようなことはなかった。そして時間通りの飛行機に乗るために中国イミグレーションのチェックは強制終了された。

飛行機に乗る際、ゲートの写真を撮っていると写真撮影は禁止だと注意された。空港のゲートの写真を撮ってはいけないと言われたのは人生で初めてだ。一体なぜ…。カシュガルの空港は異様であり、飛行機に乗り込む全ての乗客の様子を、中国の係員がGoProのようなカメラで動画撮影していた。

 

・カシュガル発オシュ着のフライトの窓から見える天山山脈の絶景

中国ウイグル自治区カシュガルからキルギスのオシュへ向かう際の窓から眺める、空からの天山山脈の絶景は荒々しく壮大で感動的だった。まさかの空路でも個室連行されるという大ハプニングの後だったので、一仕事終えた後のご褒美という感じでより一層見応えがあるように感じられた。

 

・空路でも個室連行があったが時間制限がある分陸路よりマシ

今回の記事では中国ウイグル自治区から中央アジアへ移動する際には、陸路移動だけではなく空路移動の場合でも、中国側のイミグレーションで個室に連行され、陸路移動のときと同じように空港で厳しい写真チェックや荷物チェックがあるという衝撃な事実を、実体験を元に紹介した。もはやウイグル自治区から穏便に中央アジアへ抜けるルートは存在しないと言っても過言ではないだろう。

ただ一方で飛行機は出発時間が明確に決まっているので、空港で個室連行されたとしても、飛行機に間に合わせるためにそんなに長時間拘束されないというメリットは確実にあるだろう。これが陸路移動だったとするとタイムリミットもないため、ぼくの場合はカメラ内部の大量の写真が全て見終わるまで果てしなく拘束されていた可能性もある。現に知り合いの日本人旅人は5時間拘束されていた。カメラチェックが途中で強制終了されたのもまさしく飛行機の出発時間のおかげであり、その意味でやはり中国から中央アジアの空路移動は陸路移動よりも都合がいい部分が大きいだろう。

中国から中央アジアまで飛行機で移動する際には、個室連行を見越して、わざと遅い時間にイミグレーションを通過しようとするのも手かもしれない。誠実に対応していれば彼らも悪魔ではないので、きちんと飛行機に間に合うように対応してくれる。一方で空路でも個室連行写真チェックがあるとわかった今、空港へ行く際でもきちんと写真整理をしておく必要性があると強く感じる。

 

・この記事のまとめ

・中国ウイグル自治区・中央アジア間の陸路国境越え(カシュガルからキルギスのオシュやビシュケクまで、もしくはウルムチからカザフスタンのアルマトイまで)では、中国側検問での荷物・写真チェックが厳しいことで有名。
・今回陸路だけではなく、空路で移動する際でも個室連行があることが判明。
・空路でも陸路と同じようにカメラ、スマホ、PCの全ての画像をチェックされ、質問を求められる。
・カメラは全ての写真、スマホは写真アプリの中身、PCは画像フォルダの中身を全て見ようとしてくる。ただiPhoneはメイン写真を見られるだけで「最近削除した写真」「非表示」までは見られなかったので、警察や戦車や国旗、エッチな画像など都合の悪いものはそっちへ移動しておくといいかも。
・空路だと誠実に対応しておけば飛行機の時間にはチェックを終わらせてくれる。その意味で時間制限があり、検査を強制終了させられるので陸路より幾分かマシ。

 

 

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