しまなみ海道の旅!生口島の平山郁夫美術館に行ってきた

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ついに人生初のしまなみ海道ー!!!

しまなみ海道の旅!生口島の平山郁夫美術館に行ってきた

・山梨県の平山郁夫シルクロード美術館
・しまなみ街道を通って生口島へ
・生口島の平山郁夫美術館に行ってきた
・平山郁夫が絵画を描いた向上寺三重塔まで
・高根島から見た瀬戸内海の夕焼け

・山梨県の平山郁夫シルクロード美術館

2018年の夏に、山梨県の平山郁夫シルクロード美術館に行ってきた。

平山郁夫シルクロード美術館への旅

平山郁夫美術館だけのために東京から山梨県まで行くかどうか正直迷ってたが、平山郁夫シルクロード美術館はわざわざこれだけを見るために山梨県に来てもいいと納得してしまうほどの興味深さと充実ぶりだった。

平山郁夫にさらに興味を抱いたぼくは、調べてみると日本にもうひとつの平山郁夫関係の美術館があることに気づいた。それは「平山郁夫美術館」といい、位置的にはなんと彼の生まれ育った土地、広島県の瀬戸内海の島のひとつ生口島にあるのだという。

…平山郁夫の美術館はなんだってこうも行きにくいところばかりに設立されているのだろうか。ぼくは「平山郁夫美術館」に行きたいのはやまやまだが、車で瀬戸内海という遠方まで行く勇気も出ず、いつか機会があれば立ち寄ってみたいと願うにとどまっていた。

 

 

・しまなみ街道を通って生口島へ

今回九州一周の旅をするにあたって、和歌山県から九州に向かう途中で1日目に力尽きた広島県の尾道にひどく感動した記事を書いた。

夏の光の中に輝く瀬戸内海と情緒深き尾道の町並み

そしてなんと尾道は、しまなみ海道の島々、すなわち生口島へ行くための玄関口だった!これも何かの縁と思いなし、ぼくはしまなみ海道を車で渡りながら生口島へと渡った。おいおい九州一周はどうなったんだよと自分でも思ったが、気の向くままにその時々で柔軟に旅できる点が、車の一人旅の魅力でもある。いったいいつになれば「九州一周」の旅を開始できるのか、誰も知らない。まだスタート地点にも立っていないのだった。

 

・生口島の平山郁夫美術館に行ってきた

 

尾道からしまなみ街道を渡って生口島までの通行料は、軽の車で1000円ほどだった。そのままグーグルマップを頼りに平山郁夫美術館へ向かう。駐車場は無料、入場料は900円だった。チケットと同時に内設しているカフェの10%オフ券ももらえた。

 

 

内容は、山梨県の平山郁夫シルクロード美術館とはまったく異なるものだった。平山郁夫シルクロード美術館が、彼のライフワークであるシルクロードの絵画とそれにまつわる展示物で満たされていたのに対し、こちらの生口島の平山郁夫美術館は彼の生まれ故郷ならではの展示であふれていた。平山郁夫の小学生時代の絵日記が展示されていたり生口島での幼少期の生活の詳細を知ることもできる。

 

 

小学生の時の絵日記も上手で、中学生になってからの作品はもはや本当に中学生が描いたのかと疑うほどに上手かった。才能のある人は昔の絵からその予感をほとばしらせているんだなあと感心した。このような感想は平山郁夫シルクロード美術館では不可能なここならではの発見だった。一方で、作品が充実していて見応えがあるのは山梨県の平山郁夫シルクロード美術館の方だと感じた。どちらかというと生口島の平山郁夫美術館は簡素でシンプルだ。

 

しまなみ海道の橋がかけられてからの瀬戸内海の島々の絵画作品も多数鑑賞することができた。はるばるしまなみ海道の島々を訪れ、今自分がいる瀬戸内海の島々を平山郁夫の作品でも味わうことができるというのは貴重で趣深い経験だった。ぼくはわざわざ訪れた生口島を舞台にした向上寺三重塔の作品に着目し、実際にここを訪れてみようと決意した。

 

 

・平山郁夫が絵画を描いた向上寺三重塔まで

向上寺三重塔までの道はかなり狭く、本当に車で上っていいのかと疑ってしまうほどだったが、実際にはお寺まで車で行くことができた。平山郁夫の絵の作品になっているのだからたくさん人がいるのかなと思ったが、行ってみると予想外に周囲は草木で荒れており、人は誰もいなかった。その代わりにたくさんの蚊が飛んでいて困惑した。

けれど絵画の世界そのままの景色が実際に目の前に広がっていて感動した。どんなに時代が移ろい変わっても、変わらないものがあるのは頼もしいことだと思った。人間も物質も経済も都会の方が多いが、“変わらない力”というものはこの島のように人の群れから遠く離れた場所の方が大きいのではないだろうか。そしてそれは人として尊いものだと思った。

 

 

・高根島から見た瀬戸内海の夕焼け

ドライブしていると知らない間に橋を渡り、生口島のとなりの高根島まで足を運んでいた。そこから見た瀬戸内海の夕日が信じられないほどに幻想的で美しかった。どうしてこんなに綺麗なのだろうと、その色彩の移ろいを眺めていた。

 

 

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