天国か地獄、あなたはどちらの扉を開きますか?
天国か地獄か?!お遍路第47番「熊野山 妙見院 八坂寺」の閻魔堂では天国と地獄の両方を味わえた
・第47番八坂寺と役行者、弘法大師、熊野権現の関係
・第47番八坂寺の「閻魔堂」で天国と地獄を同時体験する
・第47番八坂寺の「救いの手」
・第47番八坂寺本堂と無数の阿弥陀尊
・第47番八坂寺大師堂
・第47番八坂寺境内の様子
・第47番八坂寺お納経(御朱印)
・第47番八坂寺御影、御姿
目次
・第47番八坂寺と役行者、弘法大師、熊野権現の関係
2020年四国お遍路逆打ち巡礼、次なるお寺は第47番「熊野山 妙見院 八坂寺(くまのざん みょうけんいん やさかじ)」は、見所がたくさんありすぎて時間が過ぎるのも忘れてしまうお寺だった。
第47番八坂寺の歴史は古く、1300年前の修験道の開祖・役行者が開いたお寺だという。その後弘法大師が815年にこのお寺で修行し、荒廃した寺を再興し霊場と定めた。紀州から熊野権現の分霊や十二社権現を奉祀して修験道の根本道場となり、「熊野八坂寺」と呼ばれるようにもなったという。
・第47番八坂寺の「閻魔堂」で天国と地獄を同時体験する
中でも最も印象的だったのは「閻魔堂」だった。閻魔堂の左側には「地獄の道」、右側には「極楽の道」へとつながっており、それぞれ地獄と極楽の両方の光景を体験することができる。第70番本山寺でも天国地獄の絵が境内に飾ってあったが、こういうのを子供の頃から見ると、悪いことをしたらこんな恐ろしい地獄に行くから大変だと善行に努めたりして教育に効果があるのだろうか。
「地獄の道」と「極楽の道」はそれぞれトンネルのようになっており、トンネルの中には八つ裂きにされる血まみれのおぞましい地獄の風景と、春のようにあたたかな陽気の中で天女にあふれた極楽のような風景が展開されている。
・第47番八坂寺の「救いの手」
本堂に上がるためのための階段の10段目の左側に設置されている石。「九難を去る救い」の手とされ、足や目の病気に効験ある話が伝えられている。
・第47番八坂寺本堂と無数の阿弥陀像
御本尊は阿弥陀如来像。本堂の地下道には、全国各地の信者から奉納された約8000もの阿弥陀尊が並べられていて迫力がある。
・第47番八坂寺大師堂
・第47番八坂寺境内の様子
・第47番八坂寺お納経(御朱印)
・第47番八坂寺御影、御姿
花をみて 歌詠む人は 八坂寺 三仏じょうの えんとこそきけ