日本にもこんなに壮大な棚田があったのか！
秘境に広がる絶景の棚田！三重県の丸山千枚田の壮大な景色に心打たれる
・紀伊山脈の奥地、三重県熊野市に棚田があるらしい
・丸山千枚田への運転道
・秘境の中で壮大に広がる丸山千枚田
・紀伊山脈の奥地、三重県熊野市に棚田があるらしい
三重県の南部にすごい棚田があるらしいという情報を聞きつけた。紀伊半島車中泊の旅を敢行していたぼくは、三重県熊野市にあるというその丸山千枚田をこの機会にぜひ見ておきたいと思い、グーグルマップを頼りに道を進んでいった。壮大な棚田といえば中国というイメージがあるが、はたして日本にある棚田はどのようなものだろうか。
・丸山千枚田への運転道
丸山千枚田は三重県熊野市の海沿いの市街から山側へと進んでいった隠れ里のようなところに位置していた。ここは車でしか来られない秘境だろう。車中泊で紀伊山脈の旅をしているからこそ来られるだろうという場所だった。
広い道から徐々に、対向車が来ないように祈るような狭小な道へと入っていく。そして棚田が近づくにつれて、ひとつ、またひとつと田んぼが出現しだし、棚田というその雰囲気を徐々に深めていく。丸山千枚田は、下から運転でやって来るとその全貌がまったくわかりにくいが、道に沿って上っていき点在する展望台から眺めると、そこには大小様々な、これでもかと言わんばかりのたくさんの形の田んぼがうねりを持って並んでいた！
・秘境の中で壮大に広がる丸山千枚田
日本にもこんな壮大な棚田があったのか！という驚きがまず胸の中に広がる。棚田なんて日本ではそうそう見られるものではない、中国の南部に旅行したときに見るものだろうと勝手に思い込んでいたが、ふと見渡せば棚田は、きちんと紀伊山脈の奥地にも横たわっていたのだ。
しかも形、大きさ、高さが様々である田んぼが、無造作に、しかし美しさをもって並べられている姿は素晴らしい。こんなに小さい田んぼがあるのかとか、こんな変な田んぼがあるのかなど、様々な角度から多様性の心をもって眺めることができる。ここはぼくが紀伊山脈で巡ったその他の秘境スポットとは異なり、ちらほらと人が訪れており、人の姿が途切れるということはなかった。それだけ有名で人気なのだろうか。
京都から毎年1回は来ているというおじさんに出会い、丸山千枚田の夕暮れの上手に撮影された写真を見せてもらったが、とても素晴らしい出来栄えだった。この日は若干の曇りの天気であり、夕焼けは望めそうにもなかったが、いつかは丸山千枚田の夕暮れの姿をこの目に焼き付けたいものだと思った。
