3万円スられた!!ベトナム・ホーチミン空港のタクシーで人生初の犯罪に遭った手口を完全公開

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マジでベトナムは怖いところだ…。

3万円スられた!!ベトナム・ホーチミン空港のタクシーで人生初の犯罪に遭った手口を完全公開

・人生で初の犯罪はベトナムで起こった
・ホーチミン空港で3万円を盗まれた手口の全貌を公開
・翌朝になって財布の3万円がないことに気づいた
・可能だったスリを回避するための手段
・「もう二度とベトナムへは行かない」

・人生で初の犯罪はベトナムで起こった

ぼくはこれまで先進国、発展途上国含めさまざまな国を旅して来たが、幸運なことに特に大きな犯罪に巻き込まれることもなく平和に旅の日々を送ることができていた。それはお金を慎重に管理して来たからかもそれないし、持ち物にも十分注意を払って来たからかもしれないし、もしかしたらただ単に運がよかっただけかもしれないし、ともすれば世界というものが日本人が考えるよりもはるかに治安がいいからかもしれなかった。

ぼくの旅の軌跡

そんなぼくが海外旅行史上初めてスリという犯罪に遭ったのは、初めて訪れたベトナムのホーチミンだった。中島みゆきの夜会「2/2(にぶんのに)」の中の楽曲たちを探して、ベトナムのホーチミン、ホイアン、フエなどベトナム南部・中部の街を回った。

 

・ホーチミン空港で3万円を盗まれた手口の全貌を公開

その犯罪はぼくが大阪の関西国際空港からベトナム・ホーチミンの空港に到着した直後に起こった。夜中8時に到着したぼくは、ホーチミン市内で1泊するためにタクシーを探した。いつもだったら空港からまだ出ていない安全なところで、財布の中の日本円の現金をすべて服の下のマネーベルトに収めておくのだが、この時はうっかり油断していたそれをしておらず、財布の中には6万円の大金が入っていた。

事前に調べた情報によると、ぼくのホーチミン市内のホテルへ行くのに最もいい方法はタクシーだということがわかったので、そのためのタクシーを見つけようとしていた。ふと見るとタクシーに並ぶ列ができていたので、そこへ行こうかと思ったその時に、あるおじさんからタクシーあるよこっちだよと話しかけられた。

こういう客引きもろくな奴はいないので普段なら完全無視するところだが、なぜかこの日に限ってそのおじさんにノコノコと付いて行ってしまった。それが最悪の自体を招くことも知らずに…。

そのタクシーは暗がりの駐車場に停められていた。そのタクシーには誘って来たおじさんとはまた別のおじさんの運転手が座っており、ぼくは特に何の危機感もなくそのタクシーに乗って車は出発した。すると、空港から出るにはお金が必要だから払ってくれと運転手のおじさんに言われた。

ぼくが事前に調べた情報によるとたしかにホーチミン空港から出るのにお金がいくらか必要らしく、事前情報通りだったので何の違和感もなかった。彼は必要な値段を言い、ぼくはそのお金を彼に渡した。

すると、これではお金が大きすぎるという。ベトナムのお金というものは0が大量に付いていてややこしいし、まだベトナムに着いたばかりで全くベトナムのお金に慣れていなかったぼくは、どのお金ならば細かくて支払うのに適しているのかわからずに困惑した。

ここでおじさんは、どんなお札を持っているのか見せてくれという風に、財布を見せるよう要求して来た。外国人に6万円とベトナムドンが入っている財布を見せるなんてとんでもない!と思ってかなり警戒したが、おじさんが財布に無理矢理触って来たので、最大限の注意を払って財布とおじさんの手を観察し、さらにはおじさんが触っている財布を自分もしっかり握ってお金が盗まれないように警戒して見張っていた。しっかり見ていたつもりだったのだ…。

この一連の出来事が終わると、なぜかおじさんは元来た場所へ戻って、さきほど誘って来たおじさんたちと合流し、ぼくは別の車に乗せられ、普通にホテルまで連れていかれた。タクシー代はなぜかわからないが格安の200円ほど!タクシーを降りる際に「ベトナムでは絶対に財布を肌身離さず持っていなきゃいけないよ」となぜか注意をされて車を降りた。

 

 

・翌朝になって財布の3万円がないことに気づいた

その日は何も気づかずにホテルで就寝した。そして朝起きて、なんとなく財布を見てみると、6万円あった財布の中身が3万円に変わっていた…!!!

なんということだろう!!!!!しっかり警戒して見ていたのに、そもそもベトナム人に財布を持たせること自体が大きな間違いだったのだ!しっかり観察していたつもりではあっても、おじさんは魔法のようにぼくの財布から、いつの間には3万円を抜き取っていたのだった!!!本当に魂が抜けたようなショックを覚え、昨日のタクシー運転手のおじさんの言葉を思い出した

「財布に気をつけなければいけないよ」

財布に気をつけろよじゃねえよ詐欺師め!!!とかなりの怒りと絶望が噴出したが、後の祭りだった。

 

 

・可能だったスリを回避するための手段

盗まれたものは仕方がない。もはや過去を変えることはできない。重要なのは過去を省みて、どのように行動していればスリに遭わなかったかを考察し、未来の自分の行動に反映させることだ。

まずそもそも絶対に何があっても、外国人に財布なんて見せてはいけない。そんなことわかりきっていて百も承知なはずだったのに、この日のぼくはなぜだが財布を見せてしまった。絶対に見せてはいけないし、触らせてはいけない。ましてや6万円が入っている財布を見せるなんて…後にも先にもこの時だけだ。

そして、さらにそもそも、6万円を財布に入れておいてはならない。いつもは高額の現金を注意してマネーベルトに絶対に入れているのだ。こんなにものすごくたまたまうっかり油断して6万円入れているところに、人生初の犯罪に遭うなんて本当に死んでも死に切れない思いである。

このいつもしている、基本的なことをいつものようにしているだけで、この犯罪は免れたはずなのに、ものすごくたまたまうっかりしているところを狙われるなんて、本当に海外旅行は油断してはならないのだと身にしみてわかった。

 

 

・「もう二度とベトナムへは行かない」

今回人生2度目のベトナム旅行をするにあたって、カンボジアの宿で出会った香港人にこの話を披露したところ「あなたはそれでももう一度ベトナムへ行くなんてすごい、俺はそんな目に遭ったらベトナムへは二度と行かないよ」と言われてしまった。

普通の感覚ではそうなのだろうか。たしかにこの件でベトナムをものすごく怖く感じるが、悪かったのはベトナムのホーチミン空港にいた詐欺師のグループであって、ベトナム人というものが悪いとか、ベトナムという国が悪いという風にぼくは考えることができなかった。ひとりか少数の人間が悪質だったことで、その国全体を嫌いになって避けてしまうなんて悲しくないだろうか。

その国が嫌いであるというのは本当か? 〜嫌いだったベトナム人〜

たしかにぼくはベトナムは危険だと思う。友人でもベトナムでiPhoneを盗まれたという人もいたし、他の国では聞かない盗みやスリの犯罪の話が多いのはベトナム旅行の特徴だ。十分に警戒し、お金はマネーベルトの中、財布は出さないことを前提に、人生2度目のベトナム訪問をしたいと思う。

 

 

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