雲海+備中松山城の美しい写真が撮りたい!!!!!
雲海の発生する条件とは?!岡山県の「備中松山城を望む展望台」から雲海+お城の絶景を奇跡的にとらえた
・順調に進む岡山県を深める旅
・雲海+備中松山城の絶景が見られる季節や気候条件
・雲海なんて全く見られなさそうな備中松山城を訪れた際のぼくの状況
・悪状況下の中でも奇跡的に雲海+備中松山城の絶景をとらえることができた!
目次
・順調に進む岡山県を深める旅
日本海沿いを北上する旅を実行するために、実家のある関西地方から長崎まで車を走らせていた。どうせなら今までスルーしていた途中の県も見て回ろうと思い立ち、手始めに岡山県を深めてみることにした。
最初に岡山県北部にある開放的な絶景混浴温泉である湯原温泉の「砂湯」を訪れた。「砂湯」の後は岡山市に住んでいる友達に会って岡山市を案内してもらう予定になったので、岡山県北部から岡山市のある南部を目指して岡山県を車で南下した。その途中でたまたま日本の滝百選のうちのひとつに選ばられている岡山県中部にある「神庭の滝」の看板を見つけたので訪れてみたりして、順調にまだ知らぬ岡山県を深めていった。
岡山市に住んでいる友達に勧められて、岡山県中部にある地底湖のある鍾乳洞「満奇洞」を訪れた朝に、雲海とのコラボレーションの絶景が美しいと評判の「備中松山城」が見られる展望台へ行ってみることにした。
・雲海+備中松山城の絶景が見られる季節や気候条件
「備中松山城を望む展望台」から見える備中松山城の風景は、雲海に浮かぶ天空の山城という趣がなんとも美しいようだが、雲海が発生するには様々な条件が必要らしい。
まず季節は、9月下旬〜4月上旬であることが望ましい。その中でも特に10月下旬〜12月上旬が見られる確率が高いらしい。また時刻は朝の明け方〜8時頃がベストだ。しかも天候は快晴で、無風で、朝方と日中の気温差が大きいことが条件であるという。
雲海を見るにもなかなか大変な条件が揃わないとならないらしい。しかも偶然に条件が整ったとしても、早起きして明け方前には「備中松山城を望む展望台」で待機しておかなければならないということなので、怠け者には無理な注文である。「備中松山城を望む展望台」はグーグルマップで検索すればたどり着けるが、岡山県の割と山奥にあるのだ!早朝から狭い山道を通ってこんな辺鄙な場所へ行かなければ見られないという雲海+備中松山城の絶景は、なかなか困難でレアな風景ではないだろうか。
・雲海なんて全く見られなさそうな備中松山城を訪れた際のぼくの状況
さて、雲海の発生する条件は以上のようなものだったが、ぼくが「備中松山城を望む展望台」を訪れた際はどのような状況だっただろか。まずは、時期が7月!この時点で全く条件から外れている!時刻はまぁ自分が早起きすれば問題ないからいいものの、さらに悪いことには天候が思いっきり雨だった!これでは雲海が発生する条件から明らかにかけ離れており、雲海を見るなんて夢のまた夢であるように思われる。
しかしせっかく岡山県の備中松山城まで来たのだから別に見られなくてもいいからとにかく行ってみようと思い「備中松山城を望む展望台」へと向かった。早起きして向かうのは嫌だったので夜中のうちに「備中松山城を望む展望台」へと到着しておき、その駐車場で車中泊して早朝に起き出し「備中松山城を望む展望台」へと歩いた。
・悪状況下の中でも奇跡的に雲海+備中松山城の絶景をとらえることができた!
朝目覚めると、昨日の夜と同じく雨!しかも周囲が霧がかっていて遠方のお城どころか目の前さえ見るのが危うい状況だ。こりゃあ雲海+備中松山城の絶景なんてとても無理だと思いながら一応「備中松山城を望む展望台」へと歩いて行った。霧の中に浮かぶ「備中松山城を望む展望台」はなんだか神秘的な建造物に見えた。
一応展望台に上ってみてもやっぱり目の前が曇っていて真っ白で何も見えない!というか山の高い位置にいるので、自分自身が雲の中に閉じ込められているような状況なのかもしれない。一応この真っ白な状況だけでも写真に収めようかと思ったときに、カメラを車の中に置き忘れてきたことに気が付いた。慌ててカメラを取りに戻り、真っ白な風景の写真を撮るために展望台へと上っていく。
しかしその時に一瞬の間だけ雲がパァっと晴れ、岡山県の山脈と、見事に浮かぶ雲海と、さらには備中松山城とのコラボレーションの風景が奇跡的に目の前に姿を現してくれたのだった!!!!!これはすごいと興奮して、ぼくは無我夢中でその絶景を写真に収めた!こんな奇跡的なことってあるのだろうか!全然条件が整っていないような状況下においても、雲海+備中松山城の絶景の写真は撮ることができたのだった!
けれどその奇跡的な絶景もすぐに厚い雲の後ろに姿を隠し、また真っ白な世界がぼんやりと視界を隠すのみとなった。本当に一瞬の出来事!本当に一瞬の絶景!季節も全然違うのに、しかも雨なのに、一瞬だけ奇跡的に素晴らしい日本的な絶景が見られて本当に幸運だったと思う。今でもあの感動的な瞬間を思い出すと不思議な気分に襲われる。