宿泊できる修道院リストをゲット!ギリシャ第二の都市テッサロニキの巡礼者事務所でアトスについて質問しまくった【アトス巡礼記ブログ3】

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アトスについて何もかもがわからないのでテッサロニキの事務所で聞くしかない!!!!!

宿泊できる修道院リストをゲット!ギリシャ第二の都市テッサロニキの巡礼者事務所でアトスについて質問しまくった

・女人禁制のギリシャ正教の聖地アトスを巡礼しよう
・アトス巡礼の旅の前にテッサロニキの巡礼者事務所で疑問を解決しよう
・テッサロニキのアトス巡礼者事務所へ実際に行ってみた
・テッサロニキのアトス巡礼者事務所の男性に色々と質問してみた
・質問1:テッサロニキからウラノポリまでどうやって行くのか
・質問2:ウラノポリからアトスへのフェリーは何時に出るのか?
・質問3:アトスの入山許可証はどこでもらえるのか?
・質問4:アトスではどこに泊まればいいのか?泊まれる修道院のリストを手に入れた
・質問5:アトス内は写真撮影可能か?
・質問6:アトスの修道院にシャワーはあるのか?
・質問7:3泊4日の滞在を延長したい時はどうすればいいのか?
・アトスへ行く前にはテッサロニキのアトス巡礼者事務所に立ち寄ろう

・女人禁制のギリシャ正教の聖地アトスを巡礼しよう

2017年に偶然「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」という写真集を見かけて衝撃を受けた。ギリシャ正教の辺境の聖地アトスでは何と1406年から今に至るまで女人禁制が貫かれており、一般的な世界とは隔絶された宗教世界の中で黒ずくめの衣装を纏った僧侶たちが自給自足の生活を営みながら祈りに専念しているのだそうだ。神秘的で美しく荘厳なアトスの写真の数々を目にしたぼくは、せっかく男性の肉体を持ちながらこの世に生まれ着いたことだし、世界一周の旅の中で絶対にギリシャのこのアトスへと立ち寄ろうと直感的に心に決めた。

 

・アトス巡礼の旅の前にテッサロニキの巡礼者事務所で疑問を解決しよう

しかしアトスを訪れることを心に決めたのはいいものの、アトスには謎が多すぎて何が何だかわからなかった。辺境の聖地であるだけに訪れた日本人も極端に少なくインターネット上にも情報がほとんどない。仕方なく英語で情報収集を開始し、何とかアトスへの入山許可証を予約するところまでは行き着いた。しかしそれはまだ始まりの始まりであり、まだまだアトス巡礼の旅をするには残された謎が多すぎた。

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アトスを訪れるには、ウラノポリ(ウラノポリス)というギリシャ北部の小さな町からフェリーに乗らなければならないらしい。このウラノポリへもどうやって行ったらいいかわからない。しかしアトスの予約メールはギリシャ第二の都市テッサロニキの巡礼者事務所から送られていると明記されていたことから、まずはこのテッサロニキの巡礼者事務所へ行くしか情報収集の道はないだろうと思われた。テッサロニキはギリシャの中の大都会なので、どの道アテネからの旅の途上でこの街を避けて通ることは不可能だろう。アトスの前にまずはテッサロニキを訪れ、巡礼者事務所で根掘り葉掘り聞いてやろうと目論んだ。

 

 

・テッサロニキのアトス巡礼者事務所へ実際に行ってみた

テッサロニキのアトス巡礼者事務所はグーグルマップではHOLY EXECUTIVE OF THE HOLY MOUNT ATHOS – PILGRIMS’ BUREAUという名前で登録されていたので、この場所を目指していくことにした。

しかしアトスの巡礼者事務所って一体どんな感じのところなんだろう。もしかして小さなビルの一室だったりするのだろうか。それならめちゃくちゃ入りにくいしどうやって入ったらいいのかもわからない…などと色々な心配をしながらグーグルマップを頼りに目的地にたどり着いた。テッサロニキのアトス巡礼者事務所は、ものすごく綺麗で立派なお城のような建物だった!ぼくの心配は、全く無用だった!アトスってお金持っとるんやな!お金とは無縁の世界で祈りに身を捧げているというイメージだったのでちょっと意外。

テッサロニキのアトス巡礼者事務所は外から見た限りではギリシャ正教徒用のお店のようになっていて、様々な宗教画(イコン)やおそらくアトスで作られたワインやジャムやハチミツ、アトスに関する本などが並べられていた。お店の外はちょっとした美術館のようにもなっていて、これからこのアトスへ行くのだという思いが高まってくる。

 

・テッサロニキのアトス巡礼者事務所の男性に色々と質問してみた

店員さんにアトスの許可証の予約は既にしているのだけれど色々質問したい旨を伝えると、奥の事務所まで連れて行ってくれた。奥の事務所は美しく整えられたお店とは違い、真っ白な壁に囲まれたまさに「事務所」といった感じの殺風景な一室だった。そこにはデスクトップのパソコンがひとつと、まさに「事務所で働いている男」といった印象の無機質な男性が静かに座っていた。おそらくこの人が、アトス予約のメールの対応をしてくれた人だろう。メールの文面からも愛想のなさが滲み出ていたが、この男性も全く愛想があるといった感じではない。この人に今から色々質問するのかと思うと少々不安になった。

ぼくはこの事務所の男性に色々なことを質問した。日本人にとってアトス巡礼は謎だらけだ。今までに積りに積もった質問を全てこの男性にぶつけてみた。

 

・質問1:テッサロニキからウラノポリまでどうやって行くのか

まずはテッサロニキからウラノポリまでどうやって行くのか質問した。事務所の男性はテッサロニキのどこかのバスステーションから行くのだと教えてくれたが、その名前がギリシャ語の名前で全くよくわからないので「名前を書いてくれ」と言ってメモにバスステーションの名前を書いてもらった。

この事務所の男性は聞けば何でも答えてくれるし、やってほしいと言えば何でもやってくれるが、外国人ならばこういう点できっと困るだろう、こういう点がきっとわからないだろうという想像力が全く働かない人なので、機転を利かせたり気を遣ったり親切心で対応してくれるということは皆無であり、とにかく厚かましいくらいにわからないことはこちらから聞きまくるしかない。聞けば何でも答えてくれるが、聞かなければ何も教えてくれないしやってくれないまさに「事務所で働く事務的な男」なのだ。

この場合も日本人がギリシャ語のバスステーションの名前を聞いただけで理解できるわけがないのに、自分から進んで書いてくれるということはなかった。厚かましいだろうという思いは捨てて「書いてください」などと色々面倒くさいお願いをするしかぼくがアトスへと辿り着ける道はない。また市内からこのバスステーションへの行き方も教えてくれることはなかったので後から調べる必要があった。テッサロニキからウラノポリまでの道のりは情報量が多すぎるのでまた1記事を割いて公開しようと思う。

 

・質問2:ウラノポリからアトスへのフェリーは何時に出るのか?

ウラノポリからアトスへのフェリーは何時に出るのかという質問には、9:45だと教えてくれた。早朝6時にテッサロニキのバスステーションからウラノポリへ出るバスがあるという。テッサロニキのバスステーションからウラノポリまでは2時間〜2時間半とのこと。早朝6時のバスに乗れば8時〜8時半には着くことができるのでスムーズにフェリーに乗り込めるということだったが、何だかギリギリな感じがしたしそんな早朝に動くのも嫌だったので、ぼくはウラノポリに前日到着し、そこで1泊してからアトスへと旅立つことにした。

 

・質問3:アトスの入山許可証はどこでもらえるのか?

アトスの入山許可証はどこでもらえるのかという質問には、ウラノポリの巡礼者事務所だと教えてくれた。どうやらこのテッサロニキの事務所で許可証が発行されるわけではなく、ウラノポリに行ってから初めて許可証を手に入れることができるようだ。

 

・質問4:アトスではどこに泊まればいいのか?泊まれる修道院のリストを手に入れた

アトスではどこに泊まればいいのかという質問をすると、宿泊可能な修道院のリストを出してくれた。これぞぼくが求めていたものだ!もっと早くこのリストを手に入れたかった!!!これをもらった時点でもはやアトスへ行く3日前…こんなにtoo lateな状況でもちゃんと予約できるのだろうか。

リストには数々の修道院の名前と、電話番号、そしてメールアドレスが記載されていた。ギリシャの電話番号を持っていないぼくは、メールで修道院に宿泊予約のお願いをするしかなかった。しかし電話番号は全ての修道院のものが記載されているが、メールアドレスは半分以下しか掲載されていない。本当にちゃんと予約できるのかなぁ(2回目)。アトスの修道院の宿泊予約についても情報量が多すぎるのでまた1記事書いて公開する予定である。

 

 

・質問5:アトス内は写真撮影可能か?

事務所の事務的な男性に色々質問できて満足し、感謝した後は、表にあるお店の方を見学した。話しかけてくれた男性の店員さんにアトスに行ったことがあるかと聞くともちろんあるということだったので、今度はこの店員さんにも質問しまくった。事務所の事務的な男性には必要最低限のことしか聞けないといった雰囲気が漂っていたが、このフランクで親切そうな店員さんには色々とくだらないことを聞けそうだと感じたからだった。

ものすごく気になっていたことは、アトスの中で写真撮影してもいいのかということだった。彼は教会の中でなければもちろんOK、教会の中については修行僧に撮影してもいいか質問する必要があると答えてくれた。なるほど、外は普通に写真が撮れるのか!

 

・質問6:アトスの修道院にシャワーはあるのか?

またシャワーはあるのかという質問に対しては、冷たいシャワーはあるけれど熱いシャワーはないという恐ろしい回答が返ってきた。ぼくがアトスを訪れるのは秋の10月13日…これはもしかしたらシベリア鉄道の旅のように連日シャワーなしになるのではという不安が脳裏をよぎった。しかし彼はあっけらかんと、タオルで拭くだけで大丈夫だと教えてくれた。そんなものだろうか、お風呂大好きな日本人にとっては日々の汚れをタオルだけで済ませるなんて信じられない。しかしこれも実際に行ってみて確かめるしかないだろう。

 

・質問7:3泊4日の滞在を延長したい時はどうすればいいのか?

さらにアトスは基本的に3泊4日しかできないようだが、どのように延長したらいいのかという質問に対しては「期間はそんなに厳格ではない。誰も3泊4日かどうかなんて確認していないからいたいだけいても問題ないのだろう」ということだった。本当だろうか?これに関してもアトス巡礼の旅の中で明らかにしていく必要がありそうだった。

 

・アトスへ行く前にはテッサロニキのアトス巡礼者事務所に立ち寄ろう

このようにテッサロニキのアトス巡礼事務所では様々な質問をすることができて非常に有意義だった。アトスへ向かう途中では必ずテッサロニキを訪れるはずなので、ぜひこの事務所で色々質問し不安を解消することをお勧めする。

 

・この記事の続きの記事はこちら!

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・この記事の前の記事はこちら!

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