タージ・マハルの入場料が無料の日はいつ?美しきイスラム建築を無料で見られてインドの歓迎を受けた

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普通は1300ルピーかかるタージ・マハルの入場料がまさかの無料だったよ!!!!!

タージ・マハルの入場料が無料の日はいつ?美しきイスラム建築を無料で見られてインドの歓迎を受けた

・インドへ来たからにはタージ・マハルへ行こう!
・衝撃!ぼくがタージ・マハルに行く日だけ入場料が無料だった
・4月22日はイード・アル=フィトルというラマダーンの終了の祝日だった
・年に6日だけ!タージ・マハルに無料で入れる日をまとめてみた
・要注意!タージ・マハルが無料で入れるのは朝7時以降だった
・実際に目の当たりにしたタージ・マハルでインドの歓迎を受けた
・インド人ムスリムの服装がお洒落で素敵だった

・インドへ来たからにはタージ・マハルへ行こう!

インド一周の旅で最初の街デリーから次なる街アーグラまでやって来て、ついに世界的に有名なインドを代表する観光地であるタージ・マハルを訪れる日がやって来た!インドツアーのガイドブックやパンフレットには必ずと言っていいほどタージ・マハルが表紙として飾られ、インド旅行と言えばタージ・マハルを真っ先に思い浮かべる人が多いほど定番中の定番だろう。

タージ・マハルはムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった愛妃ムムターズ・マハルのために30年以上をかけて建設されたインド・イスラーム文化の代表的建築である。ぼくはデリーでも「赤い城」という美しいイスラム建築の世界遺産を訪れたが、それも同じくシャー・ジャハーンによって建てられたもので、ここアーグラからデリーへ遷都した後の居城であったとされる。

ぼくはタージ・マハルに特別大きな興味を持っていたわけでもなかったが、人生で初めてインドへやって来てまさかあの有名なタージ・マハルを見ずに帰ることはできないだろうということで、そんなに期待もしないで何となくアーグラへやって来たのだが、そこでまさかの思わぬ展開に驚愕してしまった。

 

 

・衝撃!ぼくがタージ・マハルに行く日だけ入場料が無料だった

タージ・マハル観光のデメリットは何と言っても入場料が高いことだ。タージ・マハルの入場料は何と1300ルピーもするという。日本円で言うと2000円ちょっと!物価の安いインドでは考えられないほど高額だ。インド人ならば250ルピーで入れるというのは何とも羨ましい。他のインドの世界遺産は外国人料金が600ルピーでほぼ統一されていたのに、やはりこのタージ・マハルだけは別格の扱いを受けていることが入場料からも読み取れた。しかしいくらインドの中では入場料が高いと言っても日本人からすれば2000円の入場料なんて普通だし、せっかくのタージ・マハルの入場料くらい我慢して支払うかという心境だった。

そんな時にアーグラのトゥクトゥクのおじさんから思いがけない話を聞いた。何とぼくがタージ・マハルへ行こうと予定していた明日だけは、何と入場料が無料になるというのだった!えー!そんなことってある?!?!あまりに偶然で出来すぎた話だったので、一瞬嘘ではないかと疑ってしまった。インド人はよく嘘をつくとどこかの旅人に聞いたことがあったからだ。早速宿にチェックインし、宿の人に本当かどうか確認してみると、何と本当に明日はタージ・マハルのfree day(無料の日)だということだった!こんなにラッキーなことがあるだろうか!2000円が無料になるなんて!腹痛や病気が心配でインドを旅行するのはとても怖かったけれど、何だか呼ばれたような気がしたので勇気を出してはるばるインドへやって来てよかったと感じられた。そしてやっぱりぼくはインドに呼ばれていたのだなぁと確信を得ることができた。

 

・4月22日はイード・アル=フィトルというラマダーンの終了の祝日だった

しかし一体なぜ明日のタージ・マハルは無料なのだろうか。その理由がわからない。調べてみても日本語のページでタージ・マハルが無料になるという情報は皆無だった。そして英語で調べてやっとその理由がわかった。

明日の2023年4月22日はイード・アル=フィトル(Eid-Ul fitr)というイスラム教の祝日で、ラマダーン月の終了を祝う大祭であるということだった。つまりはイスラム教徒の断食の月の終わりを祝福するという意味があるらしい。そんなめでたい日にたまたまタージ・マハルへやって来たなんて何て幸運なことだろう!ぼくは別にイスラム教徒でもないし断食もして苦労したわけでもないのに、イスラム教の祝日に参加できることに感謝した。

 

・年に6日だけ!タージ・マハルに無料で入れる日をまとめてみた

タージ・マハルはかなり少ないが他にも無料の日が設けられているらしい。例えば2023年は他にも2月17日〜19日(Urs of Shahjahan,ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの命日)、3月8日(International Women’s Day,国際女性日)、4月18日(World Heritage Day,世界遺産の日)と合計6日間が無料の日であるという。しかし2024年は年間を通して5日間しか無料の日がないなど、タージ・マハルの無料の日は年によって異なっているらしい。その都度こちらの英語のページで確認することをお勧めする。

 

・要注意!タージ・マハルが無料で入れるのは朝7時以降だった

 

タージ・マハルは朝日と共に見るのが美しいと評判のようで、他の観光客と同じくぼくもまだ日も昇らぬ暗いアーグラの街を歩きながらタージ・マハルの入場門へと向かった。果たして本当に無料で入れるのだろうか。

タージ・マハルのチケット売り場のインド人に本当に無料かどうか恐る恐る確認する。すると何と今は無料で入れないという!無料で入れるのは朝の7時からだそうだ。えー!せっかく早起きしたのに!しかし2000円を払って朝日のタージ・マハルを見るか、朝7時になるのをまで待って無料でタージ・マハルを見るか、ぼくの心の中では当然その答えは決まっていた。

こちらの英語のページにはall dayで1日中無料と書かれているのに朝7時からしか入れないとは、インターネットの情報と実際のインドの実情は異なることが多々あるということだろう。もしかしたらこの時間にしか無料で入れないという制限があるのかもしれないから、せっかく無料の日にタージ・マハルを訪れるなら前日にきちんと時間まで細かくインド人に確認しておいた方がいいと思う。

 

朝7時になるまでタージ・マハル周辺をぶらぶらと散策する。タージ・マハルの裏には大きな川が流れており早起きした地元の人々の憩いの場となっていた。敷地外から眺めるタージ・マハルもなかなか美しく、ヒンドゥー教の素朴な神社で神様やリンガも見学することができたので有意義な時を過ごすことができた。

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・実際に目の当たりにしたタージ・マハルでインドの歓迎を受けた

ついに朝7時になってタージ・マハルの敷地内へ入る!無料の日だからめちゃくちゃ混んでいたらどうしようと心配していたが、そんなに並ぶことなく入場することができた。門の前のインド人は親切に色々と教えてくれることもあるが、後になってからガイドの押し売りをしてくることもあるので要注意!

 

 

赤いイスラムモスクのような門を通ると、そこには何度も写真で見たことのある風景が実際に目の前に!

 

 

おおお!タージ・マハルだ!本物を初めて見たよー!しかもこの美しさを無料で見られるなんて何と贅沢なことだろう。ぼくはインドの神様にインドへ来たことを祝福されているような気分になった。

 

この歓迎だけでインドの旅が終わってもよさそうだと思えるくらいに感動的だったが、ぼくはこれから何と40日間かけてインドを一周するのだった。タージ・マハルはぼくの長いインドの旅のほんの序章に過ぎなかった。

 

 

・インド人ムスリムの服装がお洒落で素敵だった

タージ・マハルはイスラムモスクの役割も果たしているらしく、インド人のイスラム教徒たちが何やら水で足を洗うという不思議な儀式をしている。何を意味しているのかはわからないが、断食が終わったことで禊をしているような感じなのだろうか。

ぼくはインドを旅していて、インド人って男も女も服がお洒落だなと感じた。女がお洒落な国は世界中どこにでもあるが、男がお洒落だと感じるのは珍しいことだった。というかぼくが日本で好き好んで買っていたファッションが、ことごとくインド風の服だということにインドへ来て初めて気が付いたのだった。ぼくは知らず知らずのうちに、内なるインド的感性を秘めていたようだった。インド人の服って本当に素敵!布を巻いただけのようなズボンも涼しそうで神秘的だし、膝まであるシャツも異国的で風情がある。ここタージ・マハルに集ったインド人ムスリムたちの服装を見ているだけでもすごく楽しくて、豊かな時間を過ごすことができた。

 

 

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