本気で危なかった体験談!!!!!
まさかの旅が終了?!チェコのプラハでパスポートとクレカと現金が入った腹巻ポーチを落とした話
・ぼくは腹巻きポーチを信用してあらゆる貴重品を入れていた
・シベリア鉄道の旅を経て人生3度目のチェコプラハへ
・貴重品ばかり入った腹巻きポーチをバスで落とした!!!
・ぼくは今も腹巻きポーチを信用し活用している
目次
・ぼくは腹巻きポーチを信用してあらゆる貴重品を入れていた
ぼくは幼い頃から、両親に海外は危険で怖いところだと聞かされていた。それゆえか海外には悪い人がたくさんいるのだと信じ込み、防犯対策にも万全を期したいと考えていた。ぼくの防犯対策は月並みだが、海外旅行で最も重要で失くしてはならないとされている、パスポートや現金やクレジットカードを”腹巻きのセキュリティ・ポーチ”に入れて、それをお腹に巻いて上から服やズボンを着用し、完全に外からは見えないし触れることもできないような形で海外旅行を楽しんでいた。
パスポートは絶対に常に腹巻きポーチの中、現金は少しだけ手持ち用の財布に入れておいて残りの大金は腹巻きポーチの中、クレジットカードもよく使う1つだけは手持ち用の財布に入れておいて残りの3枚は腹巻きポーチの中と決めており、とにかく腹巻きポーチは貴重品の宝庫なのだ。
しかしぼくはこの腹巻きポーチを絶対的に信用しており、これを活用しているから今までの海外旅行で危ない目に遭ったこともスリや泥棒に遭ったこともパスポートを紛失したこともなかった。逆に言えばだからこそ、海外旅行で腹巻きポーチにこんなにもかなり貴重なものばかり入れている習慣が身についていたのだった。こんな大切なものばかりが入っている腹巻きポーチを、まさか落としてしまう日がくるなんて夢にも思っていなかった…。
・シベリア鉄道の旅を経て人生3度目のチェコプラハへ
ぼくはシベリア鉄道の旅を終えロシアを東の端から西の端の北極圏まで横断し、さらにフィンランドからEU圏に突入して、フェリーでエストニアへ渡りバルト三国を旅したあとは、長距離バスでチェコのプラハに向かった。プラハはぼくが今まで世界を旅した中で最も美しいと感じているお気に入りの国で、今回で3回目の訪問だった。
リトアニアの首都ヴィリニュスからチェコのプラハまでの長距離バスの時間はなんと18時間!こんなにも長い間バスに乗ったことがなかったのでプラハについた時には心も体もヘトヘトに疲れ果てていた。やっと着いたと席から起き上がった時に何か物音がした気がしたが、自分とは関係のない物音だと思い込み気にも留めなかった。
・貴重品ばかり入った腹巻きポーチをバスで落とした!!!
バスの後ろに回って荷物のバックパックを受け取り、さぁこれからプラハの街へ繰り出そうとした時に、バスの係員のお姉さんが慌ててぼくのもとに駆け寄ってきて「これあなたのじゃない?!」と尋ねてきた。その手の中には、なんとぼくの腹巻きポーチが握られていたのだ!
「えええええ!!!!!これぼくのです!!!!!ありがとう、これはとても大事なものなの!!!!!パスポートも入っていたの!!!!!本当にありがとう!!!!!」
彼女が言うには、バスの床に落ちていたらしい。ぼくが席から立ち上がった際にした物音はこれが原因だったようだ!なんで落ちたのかよくわからなかったが、長時間席に変な体勢で座りすぎて腹巻きベルトの位置がズレて落ちやすくなっていたらしい。これまで一度も落としたことがない腹巻きベルトも落としてしまうことがあるのかと驚いた。もしもお姉さんが拾って持って来てくれなかったり、普通に床に落ちてるのを無視されたならぼくはパスポートも大金も3枚のクレジットカードも紛失して大変なことになっていただろう。もはやこの先旅を続けられなかったに違いない!想像するだけでもゾッとする!!
海外の人は悪い人ばかりだから気をつけろを昔から親に教わってきたが、当然そのようなことは全くなく、このように金目のものがいっぱい入った貴重品が落ちている時でさえきちんと見つけて親切に届けてくれる善良な人もいるのだ!世界には倫理観が根付き、人々は善良で親切なものだと思い知らされた。
・ぼくは今も腹巻きポーチを信用し活用している
たった一度でも落としたら大事件の腹巻きポーチだが、後にも先にも落としたのはこの一度きりで、相変わらずぼくは腹巻きポーチを安全な海外旅行を助けてくれる最も重要な道具だと信用し、今でも便利に活用している。これがあるからこそ大切なものを失くす心配を極力なくして、安心して海外旅行ができていると感じているので、一度誤って落としてしまったからと言ってその信用がなくなることはなかった。しかし長年使いすぎてフックの部分が欠けてしまったので、そろそろ買い替えどきなのかもしれない。