運慶作の大迫力の仁王像!!!!!
あの運慶作の力強い仁王像!お遍路第67番「小松尾山 不動光院 大興寺」は仁王門と巨大な赤い蝋燭が印象的だった
・第67番大興寺の仁王像は運慶作
・第67番大興寺本堂と赤い蝋燭の「七日燈明」
・第67番大興寺大師堂と四国最古の弘法大師像
・第67番大興寺お納経(御朱印)
・第67番大興寺御影、御姿
・第67番大興寺の仁王像は運慶作
2020年お遍路逆打ち巡礼の旅、次なるお寺は第67番「小松尾山 不動光院 大興寺(こまつおざん ふどうこういん だいこうじ)」へと向かった。第67番大興寺は、山寺でもなければ街中でもない、畑の広がる静かでのどかな里に位置するお寺であり、ぼくはこの周辺の雰囲気が心安らかで落ち着けるので大好きだった。なんだか昔の日本を訪れたような、時間旅行をしているような感覚にもなる。
この第67番大興寺の見所のひとつは仁王門であるらしい。なんと仁王門の雄渾な二つの金剛力士立像は、仏師として名高いあの運慶作だというのだ。鎌倉初期の作品で、像高は314センチ。四国霊場88箇所のうち最大であるとされる。運慶の作品であり、さらにお遍路中最大であるという、大迫力の仁王像を眺めるだけでも、あぁここに来てよかったと思わせられる。しかしここはまだお寺のほんの最初だった。
・第67番大興寺本堂と赤い蝋燭の「七日燈明」
第67番大興寺の見所のひとつに本堂の「七日燈明」もある。大きな赤い蝋燭を7日間灯し祈祷するというもの。病気平癒、安産、良縁などのご利益があるとされる。みんなそれぞれ自分のお願いごとをその大きな赤い蝋燭にマジックで書き込んで本堂に立てていた。見てみると赤い蝋燭はひとつなんと1000円!決して安い買い物ではないものの、たくさんの人がこの「七日燈明」を利用していたのでその需要の大きさがうかがえた。人にはそれぞれ1000円出しても仏様に伝えたい祈りを心に秘めているのだろう。
・第67番大興寺大師堂と四国最古の弘法大師像
第67番大興寺の弘法大師像は像高74㎝、木造玉眼彩色であり、近年の調査にて建治2年(1276)大仏師佑慶の作であるということがわかった。左手は膝上で念珠をとり、右手は五鈷杵を持つ。像底部には、大仏師法橋佑慶/東大寺末流と記され、当山がかつて奈良県東大寺末であったことをより裏付けるものとなる。制作年代や作者を特定出来る弘法大師像としてはなんと「四国最古」とされる。
・第67番大興寺お納経(御朱印)
・第67番大興寺御影、御姿
植ゑおきし 小松尾寺を 眺むれば 法の教への 風ぞふきぬる