壮大な巨大洞窟の露天風呂!和歌山県「ホテル浦島」の「忘帰洞」「玄武洞」は海の見える絶景温泉だった

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ホテル浦島の洞窟風呂が壮大すぎてすごい!!!!!

壮大な巨大洞窟の露天風呂!和歌山県「ホテル浦島」の「忘帰洞」「玄武洞」は海の見える絶景温泉だった

・和歌山県那智勝浦町の「ホテル浦島」へ泊まろう!
・「ホテル浦島」へは亀型の船に乗って海を渡ってたどり着く
・「ホテル浦島」の快適なお部屋とWi-Fiの憂鬱
・「ホテル浦島」で和歌山県らしい海の幸のバイキング
・「ホテル浦島」のレトロなゲームセンターで「こんなこいるかな号」を発見!
・まるで入り組んだ迷路!「忘帰洞」は海を眺めながら入る巨大洞窟内の絶景露天風呂だった
・「玄武洞」は巨大な洞窟の中でシンプルに入浴を楽しめる
・まさに大自然の芸術!「忘帰洞」の悠久の歴史とその名の由来を解説
・日本中の隠された野湯への憧憬

・和歌山県那智勝浦町の「ホテル浦島」へ泊まろう!

2021年3月、ぼくは友達と1泊だけの紀南(和歌山県の南)の小旅行に出かけた。2019年に人生で初めての車中泊の旅をしようと思い立ち、生まれ故郷でもあった紀伊半島一周の旅に挑戦したので、和歌山県のことは知り尽くしたつもりになっていたが、和歌山県にはまだまだ知らない絶景が隠されているのだということを思い知らされる旅になった。

今回泊まったのは那智勝浦町の「ホテル浦島」!自然にできた巨大な洞窟の中に湧く温泉に入りながら、海の景色が眺められるという絶景の露天風呂が有名なホテルだ。また世界遺産である那智大社と那智の滝からも近いので観光にも便利だった。

 

 

・「ホテル浦島」へは亀型の船に乗って海を渡ってたどり着く

「ホテル浦島」はホテルへ到着するまでが既に冒険感があって面白かった!まずは車を駐車場に停めて、バスでホテルまで移動!途中で港で降りて船に乗ってホテルまで行くか、そのままバスでホテルまで運ばれるか選ぶことができる。ぼくたちは船に乗ることを選び、港で降車した。

「ホテル浦島」へ行くためのフェリーは亀の形をした可愛いお船!まさに浦島太郎になったみたいでテンションが上がった!バスに乗っていればそのままホテルに着くのにわざわざバスを降りて船でホテルまで行く客は珍しいらしく、ぼくたち以外に乗客がいないのは意外だった。子供がいれば船に乗ってホテルへ行くなんて絶対楽しい思い出になるし喜びそう!海の上を渡ってホテルにたどり着くなんてまたとない経験!

 

・「ホテル浦島」の快適なお部屋とWi-Fiの憂鬱

「ホテル浦島」はお部屋も広くて快適だった!

ただWi-Fiが壊れていて使えないと言われたのには閉口した。いやいやマジでWi-Fiはトイレと同じくらい大事やから!Wi-Fi使えないなんて勘弁してほしい!今はもう直ったのだろうか。世界中を旅してきて、ぼくは唯一イタリアの宿で、ここにはWi-Fiがないと言われて大きなショックを受けたことを思い出した。どんな発展途上国のホテルでもWi-Fiは当たり前のようにあるのに!

今この時代にWi-Fiのないホテルがあるというのは本当か?

 

・「ホテル浦島」で和歌山県らしい海の幸のバイキング

「ホテル浦島」のご飯はバイキングで、名物の海の幸も豊富でお腹いっぱいになって大満足!和歌山らしい梅酒の飲み比べも美味しかった。

 

・「ホテル浦島」のレトロなゲームセンターで「こんなこいるかな号」を発見!

「ホテル浦島」の面白かったところは、ゲームセンターがやたらとレトロなところ!多分20年以上使われ続けているゲーム機が大量にあって、子供時代に遊んだゲームとかがそのまま残っていて本当に懐かしい気分になった。特に小さな頃に大好きだった「こんなこいるかな」の車を見つけた時は、懐かしさと愛おしさのあまり放心状態になってしまった!「こんなこいるかな」の存在自体を本当に久々に思い出して、あんなに小さい頃大好きだったものでも人間って簡単に忘れてしまうんだなぁと別の意味でも衝撃を受けた。

ゲーセンがレトロすぎ!和歌山県「ホテル浦島」で「こんなこいるかな号」を発見し懐かしさで放心した

 

・まるで入り組んだ迷路!「忘帰洞」は海を眺めながら入る巨大洞窟内の絶景露天風呂だった

さて、「ホテル浦島」へ来た最大の目的は、名物の大洞窟風呂!その噂は聞いたことがあったし、ぼくのおばあちゃんも大好きでよく入りに来ていたようだが、果たしてそんなにすごいものなのだろうか。

「ホテル浦島」の中にはたくさんの温泉が点在していて入りたい放題だったが、有名な大洞窟風呂とはその中でも「忘帰洞」と「玄武洞」のことを指すようだ。

 

 

「忘帰洞」は温泉に入るための入り口からして他とは違う異様な雰囲気が漂っていた。頭上に荒々しい剥き出しの岩石の城が聳え立っているみたいで大迫力だし、神秘的ですらある。温泉の入り口には大日如来の仏像が祀られており、単なる観光地ではなく何か特別な聖域と見なされていたことが伺える。

 

「忘帰洞」は大自然が作り出した天然の洞窟の迷路の中をどこまでも進んでいくような高揚感があった。壮大な洞窟の迷路の中に天然温泉がいくつも湧出しており、たくさんの湯船に浸かりながら裸で洞窟の中を冒険するような不思議な野生感を味わえる。湯船の中でも特にどこまでも広がる熊野灘をすぐそばから眺められる温泉は人気があった。海のそばの湯船でいつまでもぼんやりと海原を眺めながら温泉を楽しむのもいいし、もっと洞窟の内部の湯船で荒々しい岩石に囲まれながら大自然の迫力に圧倒されながら入浴するのも他ではできない貴重な経験だろう。

 

・「玄武洞」は巨大な洞窟の中でシンプルに入浴を楽しめる

「玄武洞」は「忘帰洞」のように入り組んだ洞窟の中のお風呂という感じではなくて、本当に巨大なひとつの洞窟空間の中で巨大な温泉に入るという感じだった。こちらは洞窟の迷路の中を進んでいくという冒険感はないものの、ただただシンプルに大自然が長い歴史の中で作り出した壮大な営みの中に巻き込まれながら入浴する心地よさがあった。

 

・まさに大自然の芸術!「忘帰洞」の悠久の歴史とその名の由来を解説

「ホテル浦島」は海底が隆起してできた岬の上に立っている。そこには於泥岩層の破砕帯が熊野灘の荒い風波に浸食された間口25m、奥行50m、高さ15mの天然洞窟が存在していた。 その洞窟では自然に温泉が湧出して熱い湯溜りとなり、古くから沐浴に賞用されていた歴史があるという。「熊野詣」の華やかだった平安末期には、熊野三山に参詣した貴族がこの温泉で旅の疲れを癒したと伝えられ、南北朝の頃には北朝方の将石堂義慶が軍船を率いて立て籠もったことから「将石洞」とも呼ばれていた。

「 忘帰洞」の名は旅館営業が始められた大正時代、紀州藩の徳川頼倫公が来遊されて「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と誉めて名付けられたのもの。 洞窟の中の温泉にひたりながら望む、日の出、洋上の月足下の磯をかむ荒波などまさにその名にふさわしい絶景として訪れる人々を魅了し続けている。

 

 

・日本中の隠された野湯への憧憬

ぼくは2020年の日本一周の旅野生の温泉(野湯)にハマってしまい、温泉というものは自らの肉体を大自然と調和や同期させてこそ入り甲斐があるという価値観が形成されてしまった。その価値観から言っても、自分を大自然へと返してくれる思いがする今回の「ホテル浦島」の洞窟風呂は大満足だった。ここはお金を払わなければ入れない温泉だけど、また日本一周の旅の時のように無料で素晴らしい大自然の恵みが与えられる天然の温泉を日本中で探し出してみたいという思いが強まった。

 

 

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