労働していないのに1日13万円もくれるなんてすごい!!!!!
これぞ不労所得!労働せずに13万円と10万円の医師コロナワクチンバイト代(休業補償)をゲットした話
・医師コロナワクチンバイトの2日分の給与明細を大公開!
・既に確定していた案件から衝撃的な仕事キャンセルのメッセージ
・シフトカットの場合は6割以上の休業補償を支払うべきだと労働基準法で定められている
・労働しなくても13万円や10万円をもらえるとてつもなく効率的で珍しい経験
目次
・医師コロナワクチンバイトの2日分の給与明細を大公開!
上の画像は、医師であるぼくがコロナワクチンバイトで稼ぎ出したある職域接種会場の8月分の給与明細だ。所得税ってこんなにも取られるのかと大きな驚きと共に深い悲しみを抱いているが(29万円のうち50900円だから18%くらい!)、今回ぼくが言いたいのは税金に関することではない。
注意深く見てみるとこの29万円というのは2日分のバイト代だ。医師のコロナワクチンバイトの相場は1回あたり10万円〜20万円が普通なので、この額面に関しては決して珍しい数字ではないだろう。しかし重要なことは、ぼくはこの職域接種会場で8月に1日間しか働いていないということだ。どうして1日間しか働いていないのに2日分のお給料がもらえたのだろうか。
・既に確定していた案件から衝撃的な仕事キャンセルのメッセージ
このコロナワクチンバイトの職域接種案件はすべて、医者なら誰でも知っているm3という医師派遣サイトを利用して申し込んだ。m3はコロナワクチンバイトに申し込んでも受かるやら受からないやらわからないので使いにくくなるべくなら使いたくないところだが、この時はたまたま2つも案件が受かって満足していた。ひとつは日給16万円で、もうひとつは日給13万円だった。
しかし確定したうちの2つの案件のうち、すぐに13万円の方の案件に関してお知らせのメッセージが来た。それは次のような内容だった!
水色先生
この度は8月31日のご勤務をお受けいただきありがとうございます。
直前のご連絡となり大変申し訳ありません。
今回、本会場でのワクチン接種業務の中止が確定致しましたので連絡させていただきました。
本応募に対して『勤務確定』の通知をさせて頂きましたが、今回ワクチン接種の計画が急遽変更になり中止となってしまいました。
せっかく予定を抑えていただいたにも関わらず誠に申し訳ございませんが、本勤務確定をキャンセルとさせて頂きたく存じます。
がーーーん!終了のお知らせ!ショック!せっかく13万円案件行けると思ったのにー!!!
と悲しみに暮れたのも束の間、よくよくメッセージを読み続けていくとそこにはさらに衝撃的な内容が書き込まれていた!
今回急な変更となりますので、給与に関しましては予定通りご勤務いただいたものとして保証させていただきます。
確定後のキャンセルとなり誠に恐縮ですが、ご容赦いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
・シフトカットの場合は6割以上の休業補償を支払うべきだと労働基準法で定められている
え?!どういうこと?!つまりコロナワクチンのバイトに行かなくても、コロナワクチンバイトをしたと見なしてきちんとその日の分のお給料を全額支払ってくれるってこと?!そんな大判振る舞いな素晴らしいことってある?!?!?
しかしよくよく調べてみると、ぼくはアルバイトの経験が乏しいので全く知らなかったが、このようにシフトがきちんと確定していたにもかかわらず会社側の都合で急遽キャンセルになってしまった場合には、たとえそれがアルバイトであっても、会社は労働者に本来払うべきだった給与の6割以上を「休業補償」として支払わなければならないと「労働基準法」で決まっているようだった。なんとありがたい法律だろう!
しかしよくよく考えてみるとそんなことは当たり前のような気もする。もしも会社がどうせアルバイトだからと言って軽く見て、シフトが決まっているにもかかわらず簡単に「明日は客が少なそうだから来なくていいよ」「明日はちょっと会社のミスで営業できなくなったから来ないでね」などと言われれば、労働者はたまったものではない。
労働者はシフトが決まった時点できちんとその会社のために働くように準備し、その日の予定を空け、労働し生活のためのお金を稼ごうと心を決めているのだ。それなのに会社の気軽な気分でいきなり明日来なくていいなんてシフトカットされたら、労働者は困惑し狼狽してしまうだろう。入るはずだったお金もなくなり、生活が成り立たなくなってしまう人だっているに違いない。労働基準法という法律は、労働者が会社からひどい仕打ちをされないようにきちんと守ってくれているようだった。
・労働しなくても13万円や10万円をもらえるとてつもなく効率的で珍しい経験
そんなこんなでぼくは運よく、労働しないのに1日13万円をゲットしたのだった。これぞまさに不労所得だ!
コロナワクチンバイトは1日に10万円も20万円ももらえるので、その金額が高いからというよりも、効率的にお金を稼ぎ出せることがぼくは嬉しかった。1ヶ月で20万円稼ぐよりも、1日で20万円稼ぐ方が効率がいいし合理的であるに決まっている。お金を稼ぐのはそのためにかかる時間が短ければ短いほど、効率的に稼げれば稼げるほど、残りの時間を使って余裕のある人生を送れるのではないだろうか。例えば世界一周の旅に出たいという目的があるから200万円貯めようとしても、10ヶ月かけて200万円稼ぐのと、10日間で200万円稼ぐのだったら、後者の方がすぐに世界一周の旅に出られて、限られた人生という短い時間の中でより多くの旅の豊かな経験や面白い出来事に恵まれるチャンスが与えられることとなるだろう。10日間で200万円稼げるならば、人生で飽きるまで世界を何周もできるに違いない。効率的にお金を稼ぎ出す能力や技術、資格を身につけることは、壮大に世界中を旅しながら人生を全うしたいという根源的な情熱を持っている旅人にとって大きな福音となるだろう。ぼくは旅人として壮大に生きるために、運命的に医師国家免許を与えられているのかもしれない。
しかしいくら効率的にお金を稼ぎ出すことができるとは言っても、きちんと労働をこなすことに変わりはない。1日中労働に従事し、ひたすらに予防接種の問診をしたり具合の悪くなった人を救護しながら、結果的には日本における新型コロナウイルスの感染拡大を可能な限り防止し、祖国の人々が感染症に怯えない快適な元通りの生活を取り戻すための重要な手助けをしているのだ。効率よくお金を稼ぎ出すことができるのは、それなりの価値のある労働をしているからだとぼくは自負している。
それなのにまさか労働しないで1日に13万円ももらえる運命が自分に降り注ぐとは夢にも思わなかった!これはただ単に運がよかっただけのことだろうか。それとも日本の神様が、祖国の人々の健康のために1日も休まずに毎日ひたすらコロナワクチンバイトをしているぼくを見てご褒美をくれたのだろうか。
しかし状況が不安定で、政治や日進月歩する医学データの影響を受けやすいコロナワクチンバイトではこのような事案はしばしば起こるらしく、仕事がキャンセルになったけれどちゃんと全額補償してくれたという他の医者や看護師に出会うことも珍しいことではなかった。実はぼくもこの13万円の職域接種の一件だけではなく、最近でも10.5万円案件がキャンセルになったけれど全額補償されるという出来事が起こった。2回目の不労所得!
医師のコロナワクチンバイトは最も効率よく世界一周再開のためのお金を稼ぎ出し、さらに世界中の人々の役に立つという素晴らしい労働だと思っていたが、まさかそれよりもさらに効率のいい稼ぎ方「労働しないで休業補償をもらう」という方法があるとは目から鱗だった。労働しないでこんなに大金をもらえる経験なんて滅多にないだろうし、面白い経験をしたと感じている。しかしキャンセルになる案件が事前にわかるわけでもなし、こればっかりは完全に運の世界なので、休業補償案件を狙い撃ちでゲットしようなんておかしなことは考えず、ただひたすらに真っ当に労働していくのみである。
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