アルメニアからジョージアへ戻らなきゃ!!!!!(困惑)
コーカサス3ヶ国をスムーズに回るルートとは?エレバンからバトゥミまで夜行列車で国境越え鉄道移動した
・シルクロードの旅第8ヶ国目「アルメニア」旅程表
・中央アジアから入りコーカサス3ヶ国を全て回ってトルコへ抜ける方法
・予約方法も解説!アルメニアのエレバンからジョージアのバトゥミまで夜行列車で移動しよう
・エレバン発バトゥミ着の夜行列車は新くて綺麗で快適そのもの
・夜行列車におけるアルメニア出国、ジョージア入国の手続きを具体的に徹底解説
・夜は邪魔されず快適に寝られて完璧な夜行列車の旅だった
目次
・シルクロードの旅第8ヶ国目「アルメニア」旅程表
ミズイロノタビでは「シルクロードの旅」の中で、中央アジアの旅を終えてコーカサス最後の国アルメニアへとやって来た。アルメニアは世界最古のキリスト教国家ということで、スペイン巡礼やギリシャのアトス巡礼を通して、キリスト教が自分の魂に無関係ではないと感じ始めているぼくにとっては神秘的な国となりそうだ。アルメニアの旅程は以下の通りだった。
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| ギュムリ | Guest House OTILIA(2泊) | 普通列車 |
| エレバン | StayOn(5泊) | 夜行列車でジョージアのバトゥミへ |
・中央アジアから入りコーカサス3ヶ国を全て回ってトルコへ抜ける方法
コーカサスの3ヶ国(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)を陸路で周遊するのは、案外複雑だ。いずれも隣接している国々なので簡単に移動できそうに見えるが、実際はそうではなかった。
まずアゼルバイジャンは空路以外の入国を受け入れていないので、アゼルバイジャンからジョージアまではバスなどの陸路で移動できるが、その逆は不可能だ。またアゼルバイジャンとアルメニアは紛争の影響でそもそも国交断絶されているので、両国間を移動することはできない。ジョージアとアルメニア間は、お互いにバスや鉄道で陸路移動が可能だ。
これがぼくのように「シルクロードの旅」をしていたり「ユーラシア大陸横断の旅」をしていて、中央アジア→コーカサス→トルコと東から西へ抜けようと計画していると、話はもっと複雑化する。アゼルバイジャンはコロナ前はカスピ海を通って中央アジアから海路で入国可能だったそうだが、コロナ後は空路でしか入国できないため、現在は絶対に中央アジアから飛行機に乗ってアゼルバイジャンへ移動する必要がある。ぼくの場合はカザフスタン西部のアクタウからアゼルバイジャンの首都バクーまで飛んだ。
そこからアゼルバイジャン→ジョージア→アルメニアはスムーズに陸路移動が可能だが(逆に言えばこのルートではないとコーカサス3ヶ国を陸路で全部回ることができない)、その後のトルコへ抜けるのにもまた問題が発生する。アルメニアとトルコは紛争や歴史問題の影響で国交が断絶しており、陸路で移動することができないのだ(この周辺こういうの多すぎ!)。
ではコーカサス3ヶ国を回ってその後でトルコに抜けるにはどうすればいいかというとアゼルバイジャン→ジョージア→アルメニアと旅を継ぎ、その後ジョージアへと舞い戻って、ジョージア経由でトルコへ渡るという何とも回りくどい旅路を描く必要がある。時間もお金もかかって仕方がないが、こうでもしないとコーカサスを巡ってトルコに抜けることができないので、旅人には他に選択肢は残されていない。
実際のぼくのコーカサス3ヶ国の旅も、具合的には以下のような軌跡を辿ることになった。
アゼルバイジャン
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| バクー | Sahil Bay Hostel(3泊) | 長距離バス |
| シェキ | Sheki Modern Guest Home(2泊) | タクシーでジョージア東部のシグナギへ |
ジョージア
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| シグナギ | Goga Guesthouse(2泊) | 長距離バス |
| トビリシ | Cosy Koala Hostel(2泊) | 長距離バス |
| カズベギ | Guest house chavchavadze N23(2泊) | 長距離バス |
| トビリシ | European Backpackers(1泊) | 長距離バス |
| メスティア | Ailama Guesthouse(1泊) | トレッキング |
| ザベシ | Guesthouse Tanano/Dodo(1泊) | トレッキング |
| アディシ | guest house BETQIL(1泊) | トレッキング |
| イプラリ | Sweet home(1泊) | トレッキング |
| ウシュグリ | Guest house Data(1泊) | タクシー |
| メスティア | Ailama Guesthouse(1泊) | 長距離バス |
| クタイシ | メディコ アンド スリコズ ゲストハウス(2泊) | 長距離バス |
| アハルツィヘ | HOTEL LukaRabati(2泊) | 長距離バスでアルメニアのギュムリへ |
アルメニア
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| ギュムリ | Guest House OTILIA(2泊) | 普通列車 |
| エレバン | StayOn(5泊) | 夜行列車でジョージア西部のバトゥミへ |
再びジョージア
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| バトゥミ | Guest House Barbi(1泊) | 長距離バスでトルコ東部のトラブゾンへ |
・予約方法も解説!アルメニアのエレバンからジョージアのバトゥミまで夜行列車で移動しよう
今回の記事では別に用事もないのにコーカサスからトルコへ抜けるため、アルメニアから再度ジョージアへと夜行列車で舞い戻った過程を解説する。
ジョージアからトルコへと移動するためには、ジョージア西部の街バトゥミが経由地として最適だということで、アルメニアの首都エレバンからジョージアのバトゥミまで電車で移動することにした。エレバンからバトゥミまでは乗り換えの必要がない夜行列車が運行されており、のんびりと電車に揺られていればアルメニアからジョージアへと移動できるので便利で快適だった。途中でアルメニア第2の街ギュムリにも停車していたので、ギュムリからバトゥミまでも同じ夜行列車で移動できるようだ。
この夜行列車のチケットはSouth Caucasus Railwayのホームページから簡単に予約することができた。支払いにはApple Payも使えて便利で、中央アジアのキルギスの電車のホームページのように何度頑張っても結局決算できなかったのとは雲泥の差だった。料金は17230ドラムで日本円だと7501円だった。チケットはスマホ内のスクリーンショットを駅員に見せるだけでよかった。
ぼくの乗る夜行列車はエレバン14時発、バトゥミ早朝7時35分着だった。座席はランダムに振り分けられ、自分自身で選択することはできなかった。
列車で国境越えは今回の「シルクロードの旅」で2回目だ。前回はウズベキスタンのヌクスからカザフスタンのアクタウまで夜行列車で国と国をまたいで移動したが、今回もあの時と同じように電車内で入国・出国手続きが全て完結するのだろうか。また何時にアルメニアとジョージア間の国境に到着するのかも気にかかる。なるべくなら夜中叩き起こされることもないように就寝前にイミグレーションの手続きを終わらせたいところだが、どうなることだろうか。
・エレバン発バトゥミ着の夜行列車は新くて綺麗で快適そのもの
出発当日、乗り遅れないように30分前にはエレバン駅に到着した。エレバン駅はまるでキリスト教会のように美しい駅だったので、写真を撮っていたら駅員のおばちゃんに写真撮影は禁止と言われた。一体なぜ??
無事に鉄道駅に着いてこれから電車に乗って出国するだけなので、もうアルメニアドラムを使うこともないだろうから駅近のスーパーで贅沢してアララト山のチョコレートを2枚も購入した。普段ならこんな高いものを買わないのだがこの一生で今度次いつアルメニアに来るか分からないので、アルメニアドラムをそのまま所持して長期間使えないまま価値を封印してしまうよりもむしろ、最後くらいパーッと散財してお金の価値を引き出し今の自分の幸福に変換する方が賢いお金の使い方だと自分自身を納得させた。
アルメニアの夜行列車の車内はこんな感じ。ギュムリからエレバンへ移動した際の普通列車もそうだったが、アルメニアの電車は綺麗で新くてものすごく快適!
座席は2段ベッドになっていたが、結構空席が目立っていた。そんなにバトゥミに行く人は多くないのかも?
充電のコンセントも十分な数だけあって便利だった。
シーツや枕カバーは新しい清潔なものが配布されたけれど、枕がやや汗臭かったのは気になった。
他の夜行列車と同じように、お湯や水が自由に飲めるようになっていて嬉しかった。
トイレは綺麗だったばかりではなく、何とシャワーまで着いていてびっくりした!シャワーまである夜行列車って初めて!ロシアのシベリア鉄道ですらなかったのに!しかし当然シャワーなんてないと思い込んで乗り込んだため、事前にホテルでシャワーを浴びてきていたのでせっかくのシャワーを使う機会はなかった。言うてたかが1泊なので、シャワーを浴びるなんて浴びるなんて大層なことをする乗客は果たして存在したのだろうか。
夜行列車は予定時間ピッタリ14時にエレバンを出発した。アルメニアの電車はいつも時間に正確だ。
夜行列車が出発したばかりのアルメニアの首都エレバンの車窓風景のYouTube動画はこちら!
・夜行列車におけるアルメニア出国、ジョージア入国の手続きを具体的に徹底解説
そのまま何事もなくのんびりと車内で過ごし、出発から6時間後の夜7時になって、駅員からパスポートを机の上に出せとの指示が。ついにアルメニア出国の手続きが行われるらしい。アルメニア出国はものすごく簡単で、何の質問もなし。電車内で全て完結した。国境の係員がそれぞれの乗客の座席まで来てくれたので、自分が動く必要さえなかった。
そしてそれから1時間後の8時になると、国境の係員っぽい人が回ってきて「declair(申告)するものはないか?」と聞いて回った。ぼくはないと答え、それきりだった。
さらに1時間後の9時になると、ジョージア入国の番になった。ここがこれまでと違った点で、アルメニア出国と同じように電車内で手続きが完了するのかと思いきや、ジョージアサイドは電車から外に出て、駅内にある入国審査まで自分で行かなければならなかった。外はもう暗く、駅内には野良犬がウロウロしていて怖かった。あ〜確かにジョージアって犬いっぱいいたなぁと、アルメニアに一週間しかいなかったのに不意にジョージアが懐かしく感じられた。
外に出なければならないのは多少面倒だったが、ジョージア入国の手続きも一切何も聞かれることなく簡単に終了。すぐに車内へ戻って来ることができた。2026年からジョージア入国に必要となったと言われる海外旅行医療保険についても、ついに一度も聞かれることはなかった。
・夜は邪魔されず快適に寝られて完璧な夜行列車の旅だった
つまり全ての出国・入国手続きは夜10時には終わったことになり、それ以降は全く起こされることなく電車の中で安眠できたので、完璧なスケジュールが組まれているなぁと感心した。深夜3時にウズベキスタン出国のために叩き起こされた前回の夜行列車国境越えを思えば、何とも快適で素晴らしい鉄道旅だった。そしてアルメニアの電車はいつも時間通りであるように、今回もピッタリ早朝7時35分にジョージアのバトゥミに到着した。まさにお見事だと心から称賛してしまう、快適な移動となった。
バトゥミに到着する直前、突如として車窓に現れる黒海の風景に感動!ついに…ついに黒海まで来たのかー!
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