ジョージアにもワイルドな無料野湯があったゾ!!!!!
硫黄漂うジョージアの無料野湯!クタイシからディハシュホ温泉までローカルバスで日帰りする方法を徹底解説
・シルクロードの旅第7ヶ国目「ジョージア」旅程表
・日本一周して見定めた日本の正体を解き明かすための5つのテーマとは
・クタイシからローカルバスに乗ってディハシュホの無料野湯温泉へ向かう方法
・ディハシュホの無料野湯温泉へ向かうため雨の砂利道を30分歩く
・硫黄の香り漂うディハシュホ温泉は大地のエネルギー渦巻くワイルドな無料野湯だった
・ディハシュホ温泉で車が泥水にスタックして動けなくなった
・ディハシュホ温泉からクタイシに帰る途中で多くの心優しい人々に出会った
・ディハシュホ温泉に持参すべきもの
目次
・シルクロードの旅第7ヶ国目「ジョージア」旅程表
ミズイロノタビでは「シルクロードの旅」の中で、中央アジアの旅を終えてコーカサスのジョージアへとやって来た。ジョージアと言えばビザなしで1年間滞在が可能、食事も美味しいし物価も安いのでノマドの聖地として有名だったが、これまでの国と比べると普通に物価が高くて驚きだ。ジョージアの旅程は以下の通りだった。
| 滞在する街 | 宿泊するホテル(宿泊数) | 次の街への移動手段 |
| シグナギ | Goga Guesthouse(2泊) | 長距離バス |
| トビリシ | Cosy Koala Hostel(2泊) | 長距離バス |
| カズベギ | Guest house chavchavadze N23(2泊) | 長距離バス |
| トビリシ | European Backpackers(1泊) | 長距離バス |
| メスティア | Ailama Guesthouse(1泊) | トレッキング |
| ザベシ | Guesthouse Tanano/Dodo(1泊) | トレッキング |
| アディシ | guest house BETQIL(1泊) | トレッキング |
| イプラリ | Sweet home(1泊) | トレッキング |
| ウシュグリ | Guest house Data(1泊) | タクシー |
| メスティア | Ailama Guesthouse(1泊) | 長距離バス |
| クタイシ | メディコ アンド スリコズ ゲストハウス(2泊) | 長距離バス |
| アハルツィヘ | HOTEL LukaRabati(2泊) | 長距離バスでアルメニアのギュムリへ |
・日本一周して見定めた日本の正体を解き明かすための5つのテーマとは
2018年に開始したミズイロノタビの世界一周は、2020年の新型コロナウイルスによって中断された。しかし外国に出られないということは祖国である日本を深める絶好の機会だと思い、沖縄ナンバーの軽自動車で九州〜北海道まで全国を回る日本一周・車中泊の旅を成し遂げた。
2020年の日本一周・車中泊の旅を通して、ぼくは祖国である日本の正体を見定めるための鍵は5つあると結論付けた。その5つとはすなわち「温泉」「離島」「生殖器崇拝/男根崇拝」「縄文時代」「怒り」だった。永遠の旅人として今後も日本を2周目、3周目としていく中で、ぼくはこれらの5つに着目しながらさらに祖国の深淵を覗き込もうと努力するだろう。
しかしこれら5つはぼくが日本を巡る上で重要なテーマであったと考えていたのにも関わらず、無意識下のうちに世界の旅にも反映され、世界一周の中でもこれらを知らず知らずのうちに追い求める傾向が出てきてしまった。やはり日本であろうと世界であろうと、旅というものに色は付けられないということなのだろうか。
今回の「シルクロードの旅」でも気が付かいうちに「秘湯」や「野湯」などの温泉文化を追求してしまっていた。どんなに異国を彷徨い歩いていても日本人である以上、温泉好きの性質からは逃れられないのかもしれない。温泉大国であり人々の生活と密接に結び付く成熟した温泉文化を持つ日本に匹敵するほどの素晴らしい温泉を世界で見出すことはなかなか困難だが、そんな中でも感動的な秘湯を発見して興奮したりした。
これまでの旅路ではキルギスの山奥に隠されたアルティンアラシャンの温泉に浸かり、日本の湯の神様がいるかのような神秘的な体験をした。アルティンアラシャンには有料の温泉もあれば、川の激流を眺めながら入ることのできる無料の野湯も存在した。
・クタイシからローカルバスに乗ってディハシュホの無料野湯温泉へ向かう方法
今回は「シルクロードの旅」の途上、コーカサスのジョージアで無料の野湯へと冒険してきたので報告する。クタイシ郊外に位置するディハシュホ(Dikhashkho)の野湯は、グーグルマップではsulfur springとして登録されていた。ちなみにsulfur springとして登録されている野湯はジョージアにここに限らず数多くあるのて注意したい。グーグルマップの位置情報は以下の通りだ。
クタイシからディハシュホの野湯へ行くためには、クタイシのバスステーションからヴァニ(Vani)行きのミニバスに乗る必要がある。ヴァニは比較的大きな街らしく、クタイシからヴァニまでは1時間に1本ほどの間隔でミニバスが出ている。

ヴァニ行きのミニバスは前方の看板にもジョージア文字でしか行き先が書かれていないため、外国人には難しかった。クタイシのバスステーションのその辺にいる暇そうな人にヴァニ行きのミニバスはどれか質問して教えてもらおう。
ディハシュホの野湯へ行くにはヴァニの手前で下ろしてもらう必要があるため、温泉へ行きたいことをミニバスのドライバーに予め伝えておくとスムーズに移動できる。ぼくの場合はディハシュホ野湯の写真をスマホ内に保存しておき、それをドライバーに見せることで「ディハシュホへ行くのか!」と理解してもらうことができた。そしてディハシュホの野湯へ通じる砂利道が始まる地点で、ドライバーがきちんと教えてくれて降車することができた。
所要時間は1時間ほど、料金は5ラリだった。
・ディハシュホの無料野湯温泉へ向かうため雨の砂利道を30分歩く

バスから降りてディハシュホの野湯へ辿り着くためには、砂利道を30分ほど歩かなければならない。この日は雨が降ったり止んだりしていたので、砂利道に水たまりが多数発生したりしてかなりコンディションが悪かった。
足が濡れないようにとサンダルではなく防水スニーカー+靴下で来てしまったが、途中にスニーカーではどう頑張っても足が浸水してしまう巨大水たまりが出現したため、あぁ濡れても大丈夫なサンダル+裸足で来ればよかったなと後悔した。その巨大水たまりから温泉まではもうすぐだったので、靴下が濡れるよりもマシだと思いスニーカーも靴下も脱ぎ捨てて裸足で泥に浸かりながら野湯まで歩き切った。雨の中、裸足で獣道を歩くなんてまるで原始人に戻ったかのようで地獄だった。帰りもあの水たまりを越えなけれれば帰れないなんて憂鬱すぎる…。
もしも雨の日に来る場合は、絶対にサンダルも持参した方がいいと思う。
・硫黄の香り漂うディハシュホ温泉は大地のエネルギー渦巻くワイルドな無料野湯だった
ディハシュホの野湯はかなり有名なスポットらしく、多くの車が停車し人々が温泉を楽しんでいた。日本の野湯ではないので、みんな水着を着用している。ぼくもそれを見越して予め水着を着て来たので、上を脱ぐだけで楽に入ることができた。

温泉は水色がかった乳白色で、硫黄臭が漂いまるで秋田県の乳頭温泉のようなお湯だった。温度も40度ほどと快適で、雨が降っているせいかややぬるめに感じられ長時間浸かるのに最適だった。

湯船は3つあるように見えたがひとつは泥だらけで使えず、実質2つ。地中からのお湯が流れ落ちてくる湯船が深さもあって最も人気だった。もうひとつの湯船はやや浅めで寝ながら入るのに適していた。
お湯は湯船の中心から出ており、覗いてみると地中からブクブクと音を立ててお湯が 溢れ出していたので迫力があった。まさに大地のエネルギーが感じられるワイルドな野湯だった。これが無料だなんて最高の温泉体験だ。
これで人が少なければ秘境感もあってさらに素晴らしかったのかもしれないけれど、残念ながらかなり人気スポットらしく雨の日でも多くの人がここを訪れていた。日本ならこういう野湯ってあんまり人がいないんだけどなぁ、もしかしてジョージア人って日本人よりも温泉好き?今日が日曜日だというのも人が多い理由のひとつかもしれない。
ディハシュホの野湯の臨場感あるYouTube動画はこちら!
・ディハシュホ温泉で車が泥水にスタックして動けなくなった
ジョージアの無料野湯で最高の温泉体験をしていると、とんでもない大事件が起きた。何と巨大な水たまりを無理矢理走り抜けようとして車が泥でスタックしてしまったのだ!ぼくは最初からその車の動きを見ていたが、え、その水たまり越えるの絶対無理やろと思って見てたら案の定泥水の中で動けなくなってしまっていた。(上記のYouTube動画にもスタックしている最中の車が映っている…)
それからは小雨の降る中、男性4人がかりで車を何とか泥水から引っ張り上げようと画策していたが、泥水が深すぎてどうにもこうにも埒が明かない状態になっていた。結局人力では無理だったので別の車をロープで結び付けて、ようやく水たまりから抜け出すことができた。やっと車が脱出できると入浴していた人々からは大きな拍手が起き、謎の一体感に包まれていた。
・ディハシュホ温泉からクタイシに帰る途中で多くの心優しい人々に出会った
1時間ほど入浴して満足したので、帰路に就いた。せっかく温泉で体を洗い流せたのに、結局帰りも裸足になって泥水に浸からなければならないかと思うと心ここにあらずだった。しかし幸運なことに一緒に入浴していたリトアニア人が途中から車に乗せてくれ、再び原始人のように裸足で砂利道を歩かずに済んだ。本当に優しい夫婦に巡り会えて感謝しかない。往路では乗せてくれる車はなかったのに、やっぱり温泉で裸の付き合いをすると人間関係や心の距離が縮まるのだろうか。
”人の優しさ”に触れる機会はまだ続いた。砂利道からメインの車道に出てリトアニア夫婦はヴァニ側(クタイシとは反対側)へ向かうので、クタイシに帰らなければならないぼくとはお別れとなった。そこから車道でクタイシ行きのミニバスが来るのを待っていたが、なかなか来ない。
するとヒッチハイクしていたわけでもないのに、目の前で怖そうなおじさんが車を停めてくれた!クタイシへ帰るのだというと、俺の車に乗れと言う。英語が通じる感じでもなかったし見た目がちょっと危険そうだったので一瞬迷ったが、思い切って乗せてもらうことにした。すると本当にただただ見た目が怖いだけのおじさんだったみたいで、クタイシ行きのミニバスが出る途中の分岐点で降ろしてくれた。お金を請求されることもなかった。や、優しい〜!
この怖いおじさんは途中で別のおばちゃんも乗せてあげていたので、そういう慈善活動が彼の心には当たり前のように根付いているのだろうか。今日はリトアニアの夫婦にも助けられ、怖いジョージアのおじさんにも助けられて、人の心の優しさに触れられた1日だった。
ぼくは777のミニバスに乗ってクタイシまで帰り、料金は往路の半額の2.5ラリで済んだ。
・ディハシュホ温泉に持参すべきもの
今回の記事では、雨の日にクタイシからディハシュホ温泉へ日帰りで行った体験談をまとめた。ぼくが持参したのはバスタオル、水分補給のためのお茶くらいだったが、途中の砂利道にはスニーカーが水没するくらいの巨大な水たまりがあったりして、サンダルは絶対に持って来た方がいいと感じた。温泉から出たり入ったりする際にも、サンダルは何かと便利だ。
温泉には脱衣所としての簡易な囲いくらいはあったが、基本ワイルドな温泉で屋根なども一切なかった。当然ロッカーや物を置くスペースなどもないので、貴重品など持参せず必要最低限の物だけ持ってくるのが安心だと感じられた。
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