可愛いグッズに美味しい料理!ヘルシンキの「かもめ食堂」と「カフェ」の両方へ行ってきた

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今ヘルシンキにいます!ヘルシンキと言えばかもめ食堂!!!!!

可愛いグッズに美味しい料理!ヘルシンキの「かもめ食堂」と「カフェ」の両方へ行ってきた

・映画かもめ食堂とは?
・かもめ食堂は実際にヘルシンキにある!
・かもめ食堂のインターネットにおける情報
・かもめ食堂は街はずれにある
・映画通りのかもめ食堂
・かもめ食堂のメニュー
・細やかな心配りと可愛いかもめグッズ
・おいしいミートボール
・かもめ食堂のカフェの方
・かもめ食堂はやっぱりいい!

・映画かもめ食堂とは?

みなさんは「かもめ食堂」という映画をご覧になったことがあるだろうか?ぼくはこの映画が大好きで何回も何回も見ている。なんならスマホの中にダウンロードして入っているほどだ。ロシアのシベリア鉄道の旅のさなか、次は陸路でフィンランドに行こうと思い立ってからというもの、シベリア鉄道の中でダウンロードしたかもめ食堂の動画を見たりして時間を潰していた。この時は久しぶりにかもめ食道を見たのだが、何度見てもやっぱりいい映画だなあと心から思える作品である。

映画かもめ食堂の魅力は人の悲しみを問わないこと

内容は簡単に言うと、さちえさんという日本人女性がフィンランドのヘルシンキで和食メインの「かもめ食堂」を営むという話である。最初はたったひとりで店を回していたが、そのうち本屋で偶然知り合いになったみどりさんと、ロストバゲージで途方に暮れていたまさこさんの2人が、かもめ食堂の手伝いをするようになる。かもめ食堂を舞台の中心として、その3人とそしてヘルシンキの人々が織りなすドラマが淡々と時に面白おかしく時にしんみりと続いていく。ものすごく大きな事件があったりとか、クライマックスがあったりすることがない、フィンランドらしい割とのんびりした映画だが、ぼくは見る度にこの映画に深い感銘を受けるのだ。その理由は後日記事にしようと思う。

 

 

・かもめ食堂は実際にヘルシンキにある!

そこで気になるのは、かもめ食堂が実際にあるかということだ。映画好きとしては、あるならばぜひ一度行ってみたいものであるが、実際にこれがヘルシンキにあるのだから驚きだ!

かもめ食堂は、映画のロケが行われたあのお店で実際にレストランが営まれている。名前はかもめ食堂ではなく「Ravintola Kamome ラヴィントラカモメ」というレストランだが、グーグルマップでかもめ食堂と検索してもきちんと出てくるのだから、本格的なかもめ食堂だと言えるだろう。さて、ヘルシンキのかもめ食堂はどのようなレストランだろうか。映画の中と同じ感じで和食を出したり、おにぎりを出したり、シナモンロールを出したりするのだろうか。

 

・かもめ食堂のインターネットにおける情報

インターネットでヘルシンキのかもめ食堂を調べてみると、かもめ食堂は内装が映画とはまったく違っているとある。そして日本人でいつも混んでおり、ここは日本だと錯覚するほどだというのだ。ぼくと同じようにかもめ食堂の映画を好きな日本人がたくさんいるということだろう。もしかしたら映画を見たことはないけれど、なんか知らんが日本人がみんな行っているからちょっと来てみたという日本人もかなりいそうである。そしてインターネットの情報では、物価が高いヘルシンキの中でも値段が高かったと書かれている。あんまり高いのも困るのだが、せっかくヘルシンキに来たのにかもめ食堂に行かなかったとなれば一生後悔することになるだろうと思い、思い切って行くことにした!

 

・かもめ食堂は街はずれにある

かもめ食堂はひっそりとした街の外れにある。それでもヘルシンキは小さな街なので、十分中心から歩いて行ける距離である。こういう外れにある通りは、小さくて可愛い店をところどころに見つけることができ歩いていて楽しい。そんな中に可愛らしいかもめ食堂もある。

 

・映画通りのかもめ食堂

ついにかもめ食堂に来た!そして中を見て驚愕した。インターネットの事前情報では日本人で激混みであると書かれてあったのだが、人っ子ひとり見当たらない。お客さんが誰もいないのだ。これではまるで、映画の中の最初のかもめ食堂の状態である。さちえさんがあまりにお客が来ないから店の中で皿ばっかり磨いていたりするのだ。

さすがかもめ食堂、客のいなささまで映画を忠実に再現しているなあと感心したが、もしかしたらこんなに空いているんだから閉まっているのではという疑いを持ち、ドアを開けてみるとかもめ食堂はちゃんと開いていた。

 

・かもめ食堂のメニュー

 

中にはさちえさんではなく、ものすごく陽気なおじさんが店番をしていた。内装はたしかに映画の中のそれではないが、水色を基調とした洗練されて美しい印象で居心地がよかった。

陽気なおじさんがメニューを運んで来てくれて中身を確認する。

 

メニューの表紙には35ユーロの幕の内のようなメニューがまずプッシュされている。さまざまなフィンランド料理を食べられるのは嬉しいしぼくは実際このようなたくさんの種類の食べ物を小鉢で食べられるのは大好きだ。しかしやっぱり35ユーロは高いかなあと思いやめておいた。あとはメインメニューにスモークサーモンやミートボールなどが並んでおり、いずれも20ユーロ以下と割と手頃である。驚くべきことには、和食としてラーメン各種が用意されており、これらもすべて20ユーロ以下であった。かもめ食堂にラーメン…なんだかよくわからない組み合わせだが、ぼくはヘルシンキまで来てラーメンを食べる気も起きず、フィンランドらしいミートボールを頼むことにした。

それにしてもかもめ食堂は割高だとネット上では書かれていたが、そんなに高いわけではないのではとぼくは思った。むしろ安い方では?たしかに日本からすれば高いが、フィンランドは総じてレストラン代が高いのだ。普通ならばメインで20-30ユーロは当たり前にするのをぼくはこれまでかフィンランドの各地で見てきたので、かもめ食堂は安いという印象だった。ここでもインターネットの情報と相違があったと言えよう。

 

・細やかな心配りと可愛いかもめグッズ

 

ミートボールを頼むと、なんと水と、サービスのパンとバター、そしてWi-Fiのパスワードが提供された。とても細やかな心配りに感動すると同時に、水入れやバターナイフに可愛らしいかもめの絵が描かれていたので心躍った。そして店内を見渡すと、なんとこれらのかもめグッズは実際に売られていたのだ!

 

グッズにはフィンランドでよく見る木製のカップや、チョコレート、ジャム、コーヒー、そして先ほどの水入れやスプーンなど多種多様であった。もちろんすべてかもめの可愛い絵が描かれている。この可愛さはおそらく日本人がプロデュースして作られたのだろうなあと思うほどに、日本人の心によく馴染むグッズたちが並んでいた。

ぼくがグッズをぼーっと眺めていると、なんと日本人女性の店員さんが登場した!彼女に聞くと、かもめ食堂の隣にはかもめ食堂のカフェがあり、そこではもっとたくさんのグッズが売られているということなので、ぼくは次の日にそのカフェへ行ってグッズを買うことにした。

 

・おいしいミートボール

ミートボールにはなんと赤く美しいジャムが乗せられていた。ミートボールにジャムを乗せるのは、北欧ではよくある食べ方らしいがぼくにとっては初めての経験だ。このミートボールとジャムの組み合わせの味の調和が素晴らしく、驚くほどおいしく食べることができた。家に帰って自分自身でも作るのを試してみようと思えるようなおいしさだった。ジャガイモも添えられており、それをパンと一緒に出てきたバターの残りに付けてじゃがバターのように食べるのもまた一興だった。

割と良心的な価格で、空いていて、店員さんも親切で、心遣いもあり、食べ物もおいしくて、とても満足したぼくは明日もまた今度はカフェの方に来ようと思いつつ帰路に着いた。

 

 

・かもめ食堂のカフェの方

 

次の日はかもめ食堂のカフェの方を訪れた。カフェはかもめ食堂のメインの方とは違って、食事ではなくケーキやスイーツや飲み物を提供しているようだ。

 

 

畳もありさすが日本人向けのかもめ食堂という風格が漂っている。このカフェも誰も客がおらず、メインのレストランと同じく映画の最初の場面を忠実に再現していた。

 

 

ぼくは緑茶、抹茶のエクレア、チーズケーキを注文した。フィンランドではJapanese green teaと書かれていても実際には変な香料が加えられており馴染みない味のすることが西洋らしかったが、ここのは正真正銘の日本の緑茶であり心から安心できる味だった。

抹茶のエクレアはサクサク感や甘さとにがさのバランスが絶妙でありオススメだった。緑茶は急須で5ユーロ、抹茶のエクレア3.5ユーロ、チーズケーキは3.5と、フィンランドとしては良心的な値段だったと言わざるを得ない。

 

 

かもめのグッズはたしかにカフェの方が充実しており、こちらにはトートバッグやエプロン、ナプキン、木製のスプーン、ものさし、キーホルダーなどもあった。グッズを購入したい方はこちらを訪れることをお勧めする。

 

可愛いかもめのナプキンはお店にも実際置かれているので、1枚くらいお土産に持って帰ってもいいかも!

居心地がいいのでついこのカフェ長居してしまった。優しい日本人女性の店員さんにヘルシンキの情報を聞いたり、かもめ食堂の本を読んだりして心地よい時間を過ごした。かもめ食堂の映画は何度も見たことがあっても本を読むのは初めてだった。途中まで読んだだけで、映画ではわからない主人公やその他のメインの人々の人生が詳細に記されており、映画しか見たことのない者にとっては衝撃だった。しかし、人物の詳細を知らないことも美徳であろうと思い途中で読むのをやめてしまった。

結局グッズはかもめのキーホルダー(7.9ユーロ)を2つ買い帰路に着いた。水入れも非常におしゃれなので欲しかったが、これからまだ旅を継ぐ者にとっては重いものは避けたいのでやめておいた。短期間のフィンランド旅行だったら普通に買っていたかもしれない。

 

 

・かもめ食堂はやっぱりいい!

このようにインターネットの情報とだいぶ違っていたかもめ食堂!空いていて、日本人すら誰もおらず快適、良心的な値段のかもめ食堂、やはり映画が好きなら行かない手はないと感じさせる心地よい食堂だった!ちなみに店員さんによると、今の時期はいつもこれほど空いているが年末年始やゴールデンウィークは激混みし、やはり日本人や韓国人、そしてフィンランド人のお客さんが多いということであった。

このヘルシンキのかもめ食堂を実際に訪れたことにより、またさらに映画のかもめ食堂も好きになりそうな予感がしている。

映画かもめ食堂の魅力は人の悲しみを問わないこと

 

 

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