安くて美味しくてお洒落でかなりおすすめ！
1829年創業！ベルギー・ブリュッセルの焼き菓子の老舗MAISON DANDOY（メゾンダンドワ）のカフェで寛ぐ
・気になっていたブリュッセルのメゾンダンドワのカフェ
・メゾンダンドワのカフェは美しくて安くて美味しかった
・MAISON DANDOY（メゾンダンドワ）カフェの写真
・気になっていたブリュッセルのメゾンダンドワのカフェ
ベルギーの首都・ブリュッセルの美しい世界最古のアーケード「ギャルリー・サンテュベール」は、いくつものチョコレート屋さんやカフェが立ち並び、ブリュッセル滞在中は何度通っても飽きることなく楽しかった場所だった。ギャルリー・サンテュベールの途中で左に曲がるとムール貝を食べられるレストランがたくさん立ち並んでいる「イロ・サクレ」と呼ばれるレストランのエリアがあるし、世界一美しいと言われる世界遺産の広場「グランプラス」からも極めて近いので、ブリュッセルを普通に観光していると、知らず知らずのうちにたどり着く場所でもある。
このギャルリー・サンテュベールと通り抜けていると、ひときわ洗練されていて美しいと思わせるようなカフェがあった。それがベルギー最古の焼き菓子店「MAISON DANDOY（メゾンダンドワ）」である。外から見ていると、不思議な色彩の店内の模様が綺麗でとても気になる。どうやら模様的には南国の自然をイメージしているような感じだが、色彩は南国っぽくなくもっとと快適な洗練された色合いで、そのギャップに心惹かれるものがあった。
ぼくはブリュッセルからブルージュに日帰り旅行して、ブリュッセルに戻ってきた際、ギャルリー・サンテュベールにあるメゾンダンドワのカフェに立ち寄った。本当はブルージュの日帰り旅行はバス停を間違えてものすごく走ったのでものすごく疲れていて、すぐにでも宿に帰りたい思いだったが、その次の日にはブリュッセルからオランダのアムステルダムまで移動することになっていたので、訪れるならその日しかなかったのだ。しかし、無理してでも訪れて本当によかったと思わせるほどに素敵なカフェだった。
・メゾンダンドワのカフェは美しくて安くて美味しかった
メゾンダンドワの中に入ると、目の前にたくさんの種類の焼き菓子が並べられていた。気軽に食べるために量り売りでも売られているみたいだし、お土産用に丁寧に包装された焼き菓子も多種類あった。いつも昼間に通りすがりに見ると比較的空いている場所という印象だったのに、この日はブリュージュから帰ってきて夕方に訪れると、それはそれは混んでいたので20分くらいは待った。カフェの席数も少なく限られているので混みやすいのかもしれない。可能なら空いている昼間に訪れるのがいいだろう。
20分ほど並んでやっと着席できたが、席同士が近く人口密度が高い印象で、心からゆっくりできるような雰囲気ではなかった。それでも店内の美しい装飾や焼き菓子などを見ているとそんなことはどうでもよくなってしまった。
メニューを見ると手頃な値段のメニューが並ぶ。ぼくはビスケットとドリンクで6.5ユーロの「Afternoon craving」というメニューを注文した。こんな世界最古のアーケードの中で、6.5ユーロで手軽にお茶ができるのだからとてもお得な感じがした。ここではワッフルも有名らしいが、店に入った途端に目の前に広がっていた焼き菓子が気になったので、このメニューを選択した。
この「Afternoon craving」というメニューでは、自分自身で６枚のビスケットを選ぶことができた。たくさんの種類の焼き菓子を眺めながら、どれでも自由に6枚のビスケットを選択して、それを店員さんがお皿に持ってくれるというシステムだった。
やがて6枚のビスケットとティーポットに入った紅茶が運ばれて来る。紅茶もたっぷり飲むことができ、色々な味のビスケットを楽しむことができ、美しいギャルリー・サンテュベールの通りででゆっくりお茶ができて6.5ユーロだというのは、かなりお得だと改めて感じた。
そしてこの店内の内装は、やはり外から見るよりも中で見る方が美しく迫力があった。不思議な色彩の南国の鳥や植物で壁が一面敷き詰められていて上品で壮麗な雰囲気が漂う。そして何よりお洒落だ。シャンデリアも現代的で凝っていて見ていて面白い。カフェの空間自体も、無駄なく計算され洗練されている印象だ。ブリュッセル最後の夜に、ここに来てとてもいい思い出になったと感じた。またブリュッセルを訪れたいと自然と心から思わせてくれた。
・MAISON DANDOY（メゾンダンドワ）カフェの写真
