冬のヨーロッパ・クリスマスマーケットの光

 

ぼくはこの旅の中でたくさんのクリスマスマーケットに巡り会った。そのすべてをご紹介したいと思う。

冬のヨーロッパ・クリスマスマーケットの光

・ドイツのクリスマスマーケットめぐり
・タンペレのクリスマスマーケット
・ヘルシンキのクリスマスマーケット
・タリンのクリスマスマーケット
・リガのクリスマスマーケット
・ヴィリニュスのクリスマスマーケット
・クリスマスマーケットの光

・ドイツのクリスマスマーケットめぐり

実はヨーロッパのクリスマスマーケットを訪れるのはこれが初めてではない。2012年にクリスマスマーケットの本場、ドイツのクリスマスマーケットをめぐる旅に出たのだった。この旅はドイツ旅行のど定番をめぐるロマンチック街道のような感じで、ミュンヘン、ノイシュヴァンシュタイン城、ニュルンベルク、ビュルツブルク、ローテンブルク、ハイデルベルクなどを回った。

この旅からの学びは多く、確かにヨーロッパのクリスマスマーケットは極めて美しくて楽しかったが、冬のヨーロッパはあまりに寒いのであまり来ない方がいいなぁという感想を持った。ぼくは特別寒さに弱いのだ。そしてこの時は沖縄に住んでいたので寒さもひとしおであった。さらには街を1泊ごとで慌しく回る旅はぼくの性に合わないということもこの旅が教えてくれた。ぼくはひとつの街にゆっくりとどまり、その街で暮らすように旅することが好きなのだ。そこで人々の生き方を見たり、お気に入りのエリアやお店を見つけたり、のんびりとその街に溶け込むのが好きなのだと思う。

この旅の結果として、ぼくはもう冬のヨーロッパおよびヨーロッパのクリスマスマーケットなんて行くことはないだろうと思っていたのだ。それがこのように数年後になって、冬のヨーロッパどころかシベリアまで駆け回り、クリスマスマーケットを再び大いに楽しんでいるとは、あの頃のぼくは知る由もなかった。

 

 

・タンペレのクリスマスマーケット

 

さて、この旅の中でぼくが初めてクリスマスマーケットに出くわしたのは、フォンランド第2の都市・タンペレだった。タンペレはフィンランド第2の都市ではあるものの、運河に囲まれた穏やかで静かな街だった。ムーミン美術館に行く他に特に予定も考えていなかったほくはのんびりと街を散策していると、いくつかの素晴らしいものに出会った。

そのひとつは先日も記事で書いた、この街でしか見られないであろう特異的な教会たちだ。タンペレの教会はいずれも極めて素晴らしいものであるにもかかわらず、ぼくが訪れたふたつともまったくの無人で、静かに神聖な気持ちで見学することができた。特別な体験をした思いだった。

 

聖域 〜フィンランドのユニークな教会たち〜

 

そして街を散策していると、自然と光あふれるクリスマスマーケットに出会った。ぼくは季節的にもいつかはどこかでクリスマスマーケットに出会うだろうと予想していたが、その初めての都市がタンペレだったのだ。タンペレのクリスマスマーケットは、今から考えてみれば特に特徴のない普通のこじんまりしたクリスマスマーケットだったように思うが、この旅での初めてのクリスマスマーケットにものすごく心躍った。

 

タンペレのクリスマスマーケットはタンペレ中央市場で開催されていた。美しくライトアップされた建築物を背にしていくつもの大きなクリスマスツリーや沢山の出店が並び、ドイツでクリスマスマーケットを巡ったことを懐かしく思い出させてくれた。

けれどドイツとは違ってあまりソーセージは見かけなく、フィンランドらしくセンスのよい食器が並んでいたりして、やはり国ごとにも違いがあるのだなぁと思った。おそらく北欧フィンランドのクリスマスマーケットの売り物の値段は、ドイツのそれよりも高かったような印象だ。ぼくはお店たちを眺めるだけで満足し、タンペレではなにも買わなかった。それでも久々のクリスマスマーケットの楽しい雰囲気と、あたたかな感じを思い出し心は満たされていた。

 

・ヘルシンキのクリスマスマーケット

 

続いて訪れたのは、ヘルシンキのクリスマスマーケットだ。ヘルシンキのクリスマスマーケットは、ヘルシンキ大聖堂の前の広場で行われている。堂々と聳え立つ美しい大聖堂を背にしたクリスマスマーケットはとても神聖な雰囲気だ。整然と規則正しく並んでいる出店たちが、なんとなく整然とした街ヘルシンキを表現しているようにも見える。

 

 

ぼくはここでずっと探していたものを見つけた。カリーヴルストだ。ぼくの中ではクリスマスマーケットと言えば、カリーヴルストなのだ。これはおそらくドイツの影響だろう。カリーヴルストは本当に美味しい。なんだか普通のカレーとも違う、ちょっと甘い感じがソーセージとよく合ってくせになるのだ。見つけたらぜひ食べようと企んでいた。

 

 

ヘルシンキのカリーヴルストは8ユーロだった。なんて高いのだろう!ドイツでは確か3ユーロくらいではなかったか。しかしここはドイツではないので仕方ない。大人しく8ユーロ払い(ほんとに高い!)、久々のカリーヴルストを口に入れるとまさしく違いないカリーヴルストの味で非常に感動した。8ユーロだろうがなんだろうがこの味を確かめることができて満足した。

 

 

ちょっと歩くと美味しそうなバームクーヘンのような食べ物。後から知ったがチェコの名物のtrdelnikというらしい。書きにくいので繰り返さないが、このバームクーヘンみたいなものを食べたくなったので購入!これも8ユーロ!ヘルシンキは本当に高い!それでも外はカリカリ中はもちもちしていてとてもおいしかったので満足した。それにしても原価が安そうな食べ物だと、関西人らしい感想も残した。

 

 

フィンランドらしいトナカイの肉も一通り売られており、生生しい光景にまさに今フィンランドにいることを実感させてくれる。ぼくはロヴァニエミでトナカイの伝統料理を食べたことを思い出していた。

 

・タリンのクリスマスマーケット

ベストクリスマスマーケット2019でNo.1に選ばれたタリンのクリスマスマーケットへ行ってきた

なにを隠そうベストクリスマスマーケット2019でNo.1を勝ち取ったタリンのクリスマスマーケットである。一記事全部使って紹介したので詳しくは書かないが、ここまでバルト三国全部を回ってきて、これがNo.1というのは納得できる結果である。

「クリスマス」というファンタジーを街全体を駆使して的確に表現している、まさにタリン旧市街にしか作り得ない宝石のようなクリスマスマーケットと言えるだろう。ぼくが回ってきた中でも、ここが一番心に残っている。ぜひ皆さんも行ってみてください。

 

 

・リガのクリスマスマーケット

世界で初めてクリスマスツリーを立てたラトビア・リガのクリスマスマーケットへ行ってきた

今振り返ってみてもリガはとても不思議な街だった。クリスマスマーケットにも派手さはないがあたたかな素朴さがある。何か大きな特徴もないものの、心に残る不思議な東欧的異国情緒がある。常に思い出しはしないが、どこかでまたすれ違った時に大いに感動する、そんな街であるように思う。

 

・ヴィリニュスのクリスマスマーケット

ヨーロッパ一美しいクリスマスツリー!リトアニア・ヴィリニュスのクリスマスマーケット

ヴィリニュスはバルトの中でも洗練された都会的な街だ。クリスマスマーケットを象徴するクリスマスツリーのデザインからもそれがうかがわれる。そして歩けば歩くほどに好きになっていく深みのある街だ。首都なのにとても素朴な田舎町のような風情がある。たくさんの美しい教会が立ち並ぶ。街に色彩は乏しいが、所々にアートが転がる。何日いてもまた訪れたいと思う街だろう。

 

 

・クリスマスマーケットの光

ヨーロッパの冬は長く暗く、寒さも厳しい。そのような中で、クリスマスマーケットは人々の心にあたたかな明かりを灯すことだろう。つらい冬を超えなければならない人々に与えられた、せめてもの安らかな癒し。

そのようなクリスマスマーケットの「光」の写真たちを、ブログやツイッター上の載せて、たくさんの人々にご覧いただけたようで嬉しく思う。楽しい気持ちや嬉しい気持ちで見てくれたのかもしれないし、もしかしたら、少しさみしかったりつらかったり誰にも言えないことが、もしもあったとして、そんな気持ちがクリスマスマーケットの光を見ることで少しでも癒されたなら、ぼくも幸いに思います。本当の悲しみは、他人から与えられたものなんかじゃ決して消えはしないけれど、名も知らない誰かが同じ光を頼って、歩いているかもしれないことを、どうか忘れないでいてください。

 

 

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