「プフィスタの家」が証拠!フランスアルザス地方「コルマール」はハウルの動く城のモデルの街だった

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フランスアルザス地方「コルマール」がハウルの動く城の街のモデルだというのは本当だった!!!!!

「プフィスタの家」が証拠!フランスアルザス地方「コルマール」はハウルの動く城のモデルの街だった

・「ジブリのモデルになった街」という言葉は信用できない
・公式によると「ハウルの動く城」の街のモデルは「フランス・アルザス地方」
・「ハウルの動く城」のモデルとなった街のひとつはコルマールだと断言できる理由
・「ハウルの動く城」に出てくるのはコルマールの「プフィスタの家」
・コルマールといえばメルヘンチックで可愛い「プティット・ベニス」の風景
・中世ヨーロッパの世界観に浸って抜け出せなくなるコルマールの魅力
・フランス・アルザス地方の美しい村をめぐる旅の記事一覧
・ジブリ映画の舞台の考察記事一覧

・「ジブリのモデルになった街」という言葉は信用できない

世の中には様々な情報が溢れているが情報が多すぎるからこそ嘘偽りも多く、それが果たして本当に真実なのか自分自身で見抜く力が必要だ。ぼくがこの世で信用できない言葉のひとつに「ジブリのモデルになった街」というのが挙げられる。それって本当にジブリの人が言っていたの?と疑問に思ってしまうからだ。ジブリの人はそんなこと言っていないし確認もできないのに、「ジブリ」という単語をつけておけばたくさんその記事が見られるという怠惰な損得勘定で「ジブリのモデルになった街」と根拠もなく付け加えられている情報が日本には非常に多い。先日も台湾の九份が「千と千尋の神隠し」の舞台であるという情報は、全くのデマで真っ赤な嘘だという検証記事を書いた。

デマで真っ赤な嘘!台湾の九份が千と千尋の神隠しのモデルの街であるというのは本当か?

さらに広島県の鞆の浦という場所は「崖の上のポニョ」の舞台だとジブリによって公式に明記されていることを踏まえた上で、崖の上のポニョの舞台として「日本海沿いを北上する旅」の途中に鞆の浦を訪れ、本当にポニョみたいな世界観に溢れている場所なのか実際に散策して確かめてみた。

崖の上のポニョの舞台!古民家あふれる広島県の鞆の浦を散策した

 

・公式によると「ハウルの動く城」の街のモデルは「フランス・アルザス地方」

今回は「ハウルの動く城」の舞台のモデルとなった街に関しての記事だ。ハウルといえば冒頭の木組みの可愛い家並みが広がる街の賑やかな様子が印象的だが、果たしてあの映画の中の美しい街のモデルとなった場所は、実際に世界のどこかに存在しているのだろうか。明らかに西洋風の街並みでヨーロッパあたりが舞台と考えられるが、ジブリはハウルの街について何が言及しているのだろか。

実はジブリの公式ホームページには「ハウルの動く城」の映画で大いに参考にした場所として、「フランス・アルザス地方」と明記されている。なるほど、アルザス地方か!ぼくもユーラシア大陸横断の旅の中でアルザス地方を訪れたが、おとぎ話の世界の中に迷い込んだようなあまりにも幻想的な雰囲気に感動した。あの素敵なアルザス地方の風景と、ハウルの街の美しい光景は確かに合致するところがあり、心の底から納得してしまった。

しかしそうは言っても「フランス・アルザス地方」って幅広すぎやしないだろうか!アルザス地方の中にも見応えのある美しい村や街がいくつもあり、それぞれに少しずつ趣が異なっていた。実際にどの街を参考にしたのか明記してくれれば観光したときに「ハウルの街に来たんだ!」という大きな感動も味わえるのに、そのようなアルザスの旅行体験は不可能なのだろうか。

 

 

・「ハウルの動く城」のモデルとなった街のひとつはコルマールだと断言できる理由

実は「ハウルの動く城」のモデルは、絶対にこの街だと特定することができる。アルザス地方の中にもコルマール、エギスハイム、リクヴィール、ストラスブールなど様々な美しい街が点在しているが、そんな中でも「コルマール」が「ハウルの動く城」のモデルの街になっているだろうと、実際に映画をじっくりと鑑賞すれば断言することが可能となる。

ポイントは映画の中の建築物だ。実は世界中でコルマールにしかないような独特で珍しい建物物が「ハウルの動く城」の冒頭のシーンに克明に描き出されており、それを理由にコルマールが映画の街の参考にされたというのは絶対に間違いないと言い切っても過言ではないだろう。

 

ジブリ公式ホームページには、ぼくたちがインターネット上で自由に使ってもいいフリー素材の画像が用意されている。その中の「ハウルの動く城」画像一覧の中にも、その建築物が確認できる。それがこの赤丸の建築物!よく見ると空の上をハウルとソフィーが歩いており、映画の冒頭のシーンであることが確認できる。このアニメの中の建物と全く同じ建築物が、実際にコルマールにはあるのだ。その画像がこちら!

 

そっくりそのままアニメと瓜二つの建物!!!コルマールにしかないこの有名な建物が映画の中に描かれているということは「ハウルの動く城」のモデルの街のひとつに、確実にコルマールが入っていることを意味している。もちろんアルザス地方の様々な街の要素を選び取って、抽出して、最終的に総合的にまとめ上げてハウルの街が壮大に描き出されているはずだが、その参考になった街のひとつにコルマールが入っていることは間違いないと断言できるのだ。

 

・「ハウルの動く城」に出てくるのはコルマールの「プフィスタの家」

 

映画の中にも出てくる、独特で珍しいコルマールの有名な建築物は「プフィスタの家」と呼ばれている。1537年に帽子製造業者ルイ・シェレによって建てられた歴史ある建築物で、独特の尖塔と出窓を持つ構造や美しいフレスコ画、1階のアーチ形回廊が魅力的。16世紀のゲルマン皇帝や聖書の場面なども描かれており、バルコニーは当時イタリアで流行していたスタイルを取り入れたとされる。

 

さらに映画をよく見ていると、なんとハウルとソフィが空中散歩しているときにハウルが「プフィスタの家」の右側の尖塔を踏んでる!えー踏んでるよ!!!!!「プフィスタの家」は実際の建造物がジブリの映画に出てくるだけでもすごいのに、なんとハウルに踏まれた家だったんだな…!ハウルに踏まれたことのある家なんて、絶対に行くしかないでしょ!!!!!

 

・コルマールといえばメルヘンチックで可愛い「プティット・ベニス」の風景

「プフィスタの家」は確かに魅力的だが、コルマールは「プフィスタの家」もあまり印象に残らないほど、夢の中の世界に迷い込んだような素敵な街並みで溢れていた。

コルマール観光で最も有名な風景といえば、カラフルで可愛い木組みの家並みが立ち並ぶ、運河沿いの「プティット・ベニス」の風景!プティット・ベニスとは、小さなベネチアを意味する。こんなにメルヘンで可愛い風景があったのかと信じられないほど、おとぎ話の世界観に浸ることのできる絶景だった!

ドイツでもよく見られる木組みの家は「コロンバージュ」と呼ばれている。ドイツに近いフランスのアルザス地方ならではの風景と言えるだろう。アルザス地方はフランスとドイツが激しい領土権争いを繰り広げてきたという歴史があるが、ここコルマールはほとんど戦火に遭うことがなく、中世からルネッサンス時代の街並みがそのまま保存されているという。

 

 

・中世ヨーロッパの世界観に浸って抜け出せなくなるコルマールの魅力

コルマールには「プティット・ベニス」の他にも、フランスらしいセンスのある雑貨屋さんやレストラン、お菓子屋さんやパン屋さんであふれていて、お店を眺めながら街を散策するだけでもかなり楽しめるオススメの街だった。本当に中世ヨーロッパの素朴な街に迷い込んだみたいで、日常生活を忘れて日本人が思い描く「ヨーロッパ」のおとぎ話的な世界観に一日中浸ることができて、忘れられない思い出になった。

 

 

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