最後が特にキツかった…。
山賊は出るのか?!ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまで魔の28時間のバス移動
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスは24時間!
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスの評判
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスはオンライン予約だと損だった
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスの内容
・ベトナムからラオスへの陸路国境越え!
・ラオスに入ってから延々と続く山道がキツかった
目次
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスは24時間!
ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでの夜行バスを予約した。予約バスというか、もはや24時間バス。出発は17時、到着は18時30分と出ている。値段はネットで予約して980000ベトナムドン(5000円くらい)。
こんな長いバス乗ったことないよ!しかも東南アジアのバス…どうなることやら。
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスの評判
ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバス情報はインターネット上で混乱している。かなりキツかったという人もいれば、別に快適だったという人もいて、果たしてどちらなのかわからない。不安が募る。
また、調べているとラオスでは夜中に山賊が出るという情報も!山賊ってどんなものなのか、会ってみたい気もするが、ラオスに入るのは明るくなってからなのでおそらく会うこともないだろう。
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスはオンライン予約だと損だった
ハノイのNuoc Ngam Stationへと向かう。バスステーションについてまず公開したのが、その値段だ。ネット上で買えば980000ドンだったのに、バスステーションで直接買えば850000ドンだったらしい。手数料と思えばそれまでだが、ヨーロッパのようにオンライン上の予約がリーズナブルとはいかないようだ。
しかもこれもバスステーションに来なければわからなかったことだが、ルアンパバーンじゃなくてラオスの首都・ヴィエンチャンならもっと格安の500000ドンで行けたらしい。ぼくは地図を見て地理的にハノイからヴィエンチャンよりルアンパバーンの方が明らかに近いので、バス料金もルアンパバーンの方が安くて当然と思い込んでいたが、やはり首都から首都までは需要があるようで。格段に安くなっていた。ハノイからヴィエンチャンまで行ってから北上するのも安上がりでよかったかもしれない。
・ベトナム・ハノイからラオス・ルアンパバーンまでのバスの内容
ルアンパバーン行きのバスは63番カウンターが仕切っていた。これはチケットにも書いてあった。63番カウンターのお姉さんの言うことに従って、前の椅子でおとなしく待つ。するとおじさんが迎えに来てくれて、ぼくたちはバスに案内された。
バスはベトナムでよく見る座席がベッドになっている寝台バスだった。ベトナム人は前の方、外国人4人は後ろの揺れやすい席に強制的に配置された。4人の中には日本人もたまたまいて久しぶりに話すことができた。あとはベルギー人とポーランド人。
東南アジアのバスはいつもとても寒いので毛布を配られる。なんでこんなに寒くするのだろうといつも疑問に思う。
肝心のバスは定刻通りには決して出発しなかった。1時間くらい遅れて出発し、さぁこのままスムーズに行けるのかと思いきや、随所随所で停車し全然前に進まなかった。どうやら地元の人や荷物をその都度乗せているようで、止まっては動き止まっては動くかなりのろまな運転だ。こんなことで本当に予定通り着くのだろうかと疑問に思っていたが、もちろん予定通りには到着しなかった。
・ベトナムからラオスへの陸路国境越え!
明るくなった頃にベトナムとラオスの国境に到着。陸路超えは、ロシアからフィンランドへ入ったとき以来だ。
今回もそのような要領でスムーズに出国、入国を終えた。ここでも誰を待っているのか何を待っているのか、はたまた何も待っていないのかずっとバスは出発せず、日本人のお兄さんと延々と喋りながらいつ出発するともわからないバスを待っていた。
実は日本人はベトナムにノービザで15日間滞在可能なのだが、うっかりこの早朝には16日間になっていることに気づいた。
追加料金を支払わされるのか、何かトラブルにはならないかと心配だったが、1日のオーバーステイはそのままスルーされて出国できた。早朝だから見逃してくれたのだろうか。ラオス入国では謎の1ドル徴収が待っていた。
・ラオスに入ってから延々と続く山道がキツかった
このバスが大変だったのはラオスに入ってからだった。ベトナム側は夜で眠っていたし道もそんなに悪くなかったので問題なかったが、ラオスに入ってからやたらと山道になり、クネクネしたり揺れたり跳ねたりして都合が悪かった。なんとラオスは国土の7割が山だと言うのだ!バスはそれを物語るように、ただひたすらにルアンパバーンまで山道を右往左往しながら走り続けた。
最後の方には寝続けて体もキツくなってきて、まだ着かないのかまだ着かないのかと祈るようにバスに乗っていた。しかしその祈りも虚しく、ただひたすらに山と木々がバスの窓から見え続けるだけだった。本当に山しかないやん!
やっとの思いでちょっとずつちらほらと家の灯りが見えてきたかと思えば、およそ出発から28時間後に遂にルアンパバーンに到着した。しかしバスステーションは町外れにあるらしく、その周辺さえ薄暗くて栄えている気配はない。街の中心まで日本人のお兄さんとトゥクトゥクを乗り合わせて5分くらいで宿に到着した。値段は200円くらいで良心的だったので迷わずトゥクトゥクを利用した。
ベトナムとは全く違う穏やかでゆるやかな雰囲気。このルアンパバーンの町が、ぼくが大好きになるラオスという国のはじめの場所だった。ああそういえば山賊なんて出なかったなぁと、バス移動がキツくてすっかり忘れていた山賊についてルアンパバーンに到着してからはじめてぼんやりと考えた。