優しくて雄大なクスノキが印象的!!!!!
四国車中泊お遍路第87番!「補陀洛山 観音院 長尾寺」は雄大なクスノキと重要文化財の経幢が印象的だった
・第87番長尾寺のクスノキと梅の花が印象的だった
・第87番長尾寺の寺門にあった重要文化財の経幢
・第87番長尾寺本堂
・第87番長尾寺大師堂
・第87番長尾寺お納経(御朱印)
・第87番長尾寺御影、御姿
・第87番長尾寺のクスノキと梅の花が印象的だった
寝ぼけて財布を車に忘れながらも早朝に参拝した第88番大窪寺を去って、次なる第87番「補陀洛山 観音院 長尾寺(ふだらくさん かんのんいん ながおじ)」へと向かった。奥深い辺境の山の中に静かに佇んでいた第88番大窪寺とは一転して、ここ第87番は街中に設けられた広大なお寺だった。
お寺の構造は広大な敷地内に本堂と大師堂が並んでいるというシンプルなものだった。そのシンプルな構造においてぼくが印象に残ったものは、長尾寺の植物だった。
まず記憶に残っているのは境内の雄大で優しい印象のクスノキだった。四国お遍路のお寺にはこのように大きくて立派な木が祀られていることが多いが、やはり日本人の心には木を神聖な信仰の場所に置いておきたいという感性が脈々と受け継がれているのだろうか。それともそこに立派な木があったからこそ、そこは神聖な信仰の場所になったのだろうか。いずれにしてもこのクスノキは、優しくお遍路を参拝している人々を見守ってくれているような気がした。
またぼくが訪れたのは2月の中旬であり、梅の花が艶やかに咲き誇っているのを度々目撃した。ここ第87番長尾寺の梅の花の色彩も美しく、お寺の風流な建物の様子とよく合っていて見る者の目を楽しませてくれた。
・第87番長尾寺の寺門にあった重要文化財の経幢
特に事前知識があったわけでもなかったが、寺門で囲われていた石がなんだかやたらと見応えがあって気になったので写真を撮ってしまった。どうしてこんなに気になったのだろうと不思議に思い今調べてみると、なんとこれは重要文化財の経幢(きょうどう)だということだった。そしてなんと1283年に作られたもののようだ。やはり大昔に作られた人工物は、なんだか時代をくぐり抜けてきたという風格と迫力があるのだと感じてしまった。歴史的な深みが、その石から解き放たれているような感覚を味わった。
・第87番長尾寺本堂と大師堂
・第87番長尾寺お納経(御朱印)
・第87番長尾寺御影、御姿
あしびきの 山鳥の尾の 長尾寺 秋の夜すがら 御名を唱えよ