超具体的!真冬のロシア・シベリア鉄道〜ヨーロッパ旅行はこの服装で乗り切った

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真冬のロシア〜ヨーロッパの旅は当然寒かった。

超具体的!真冬のロシア・シベリア鉄道〜ヨーロッパ旅行はこの服装で乗り切った

・真冬のロシアシベリア鉄道〜ヨーロッパにかけての服装の不安
・具体的な服装の写真
・THE NORTH FACEの防水ブーツ(ヌプシブーティー)が大活躍!
・ユニクロのヒートテックは必須
・この旅のメインの服装
・手袋やニット帽などの小物類

・真冬のロシアシベリア鉄道〜ヨーロッパにかけての服装の不安

ぼくは2018年10月30日〜2019年2月6日の合計100日間で、ロシアシベリア鉄道〜ヨーロッパの旅をした。ぼくが2018年10月30日出発前にかなり心配だったことは、冬のロシアおよびヨーロッパの服装に関してである。

冬のシベリアのイメージといえばまさに“極寒”。世界中で最も寒い場所として有名なのだから尚更のことだった。いったいどんな服装をしていけばいいのだろう。これまでの人生で感じたこともない寒さが待ちかまえているのだろうか。シベリア鉄道の旅の途中で凍死でもしてしまったら元も子もない。本やインターネットで調べてはみたものの情報に乏しく、なんというか実際にこの服装で真冬のロシアに行ってきたんだぜ!という感じの血の通っているような具体的で迫真に迫る情報を探すのは困難だった。

結局は自分の持っている服装で最も温かくできるもので且つ約3ヶ月に及ぶ長旅に適したような最小限の量の組み合わせを選択した。そしてその服装で、真冬のシベリア鉄道の旅から、北極圏のロシアの街・ムルマンスク、フィンランドのラップランドからバルト三国、そしてついでにスイスの雪に閉ざされたマッターホルンの遊歩道まで、一貫してこのひとつのスタイルの服装で、それほど苦労することなく、ひどく凍えることもなく、ロシアシベリア鉄道〜ヨーロッパの旅を遂行することができたので、今回はその具体的な服装をここで共有できたらと思う。

 

 

・具体的な服装の写真

まずは具体的な写真をご覧いただこう。上はぼくがスイスの美しい村ステイン・アム・ラインで見つけたクマさんと記念写真をしている姿である。なんだか変なポーズを取っているように見えるが、これはぼくが頑張ってクマさんと同じポーズを取ろうとしている姿であるが、あまり伝わらないかもしれない。

この写真をなぜここに掲載したかというと、全身が写っており服装の説明がしやすいと感じたからである。このポーズは全然重要じゃないのだ。

ぼくは上記のような服装で、真冬のシベリア鉄道から北極圏からスイスの雪山の中まで、一貫してこの格好で過ごすことができた。もちろんインナーは洗ったりして旅の途中で変えていたが、基本的には変わらずこんな感じの似たような格好である。それでは具体的に見ていくことにしよう。

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・THE NORTH FACEの防水ブーツ(ヌプシブーティー)が大活躍!

ぼくが真冬のこのシベリア鉄道〜ヨーロッパの旅で、ひどく凍える経験が少なかったのは、なんといっても靴の選択がよかったからだと自負している。この靴は、沖縄に住んでいたぼくが防寒の靴を持っているはずもなく、旅の直前に大阪・梅田のグランフロントで購入したTHE NORTH FACEのブーツ、ヌプシブーティーである。ぼくはこのブーツを選んで本当によかったとこの旅の中でつくづく感じた。

まず、このヌプシブーティーは軽い。どこへ行くにも何をするにも負担なく動くことができる。移動の多い旅の最中では、軽くて歩きやすい、動いやすいというのは最重要項目と言っていいだろう。

そしてこの靴、中に綿が入っていて保温性があるのだ。この保温性が極寒の国々では非常にありがたかった。やっぱり人の体温は先端や抹消、そして何より足から冷えてくるのではないだろうか。逆に言えば足の温かさを確保いてさえいれば、他の部分がちょっと寒くても体全体が冷えるということはなかった。やはり冬の旅の勝算は足元をしっかりと整えることにあるのだ。

さらにこのヌプシブーティー、防水機能も兼ね備えており、この機能も著しく役立った。雪道を歩いていて、靴の中にまで水が染み込んできたら最悪だ。もはやその濡れた足元から身体中まで冷え切って旅どころではなくなってしまう。このヌプシブーティーはリトアニアのどんな雪の中を歩いても、ベルギーの土砂降りの街の中をくぐり抜けても、スイスのマッターホルンの真っ白な雪の中を歩き回っても、決して水が浸入してくることはなかった。不注意で水たまりの中に入りまくった場合の最悪の事態でも、ちょっとだけ靴下が湿っているかなというくらいである。注意して使用すれば決して足が濡れることはないだろう。これはぼくが真冬のヨーロッパを100日かけて旅した実感である。

 

・ユニクロのヒートテックは必須

次に重要だと思われるのは、ユニクロのヒートテックだ。ぼくはユニクロのヒートテックを上下一枚ずつ履きながら旅をしていた。ヒートテックは定番だし、日本の冬でも必須のアイテムだろう。ぼくもこの定番防寒具を使用して、真冬のヨーロッパの寒さをしのいでいた。そして実際に、防寒に大いに役立ってくれていたと感じている。

容量も小さくて軽量なのにしっかりと防寒に役立ってくれるヒートテックはやっぱり頼もしい。下着はアンダーウェア以外にはこのヒートテック上下一枚ずつで十分だと感じた。2枚重ねなどすればもっともっと温かさを保ってくれるのかもしれないが、そのような必要性を感じたことはなかったので、常に一枚ずつの旅生活だった。

 

 

・この旅のメインの服装

インナーは日によっても異なったが、すごく分厚いニットか普通の暑さのニット、そして薄めのニット+プルオーバーを着まわしていた。すごく分厚いニットは赤色と青色がメインのHenrik Vibskovのマルチカラービッグニット(2017年)、普通に分厚いニットは青色と灰色のETHOSENSのブロックニット(2014年)、薄めのニットは水色のEdwina Horl(2016年)、その上に着ていたのはベージュのETHOSENSのプルオーバー(2016年)を持って行った。上記の写真は水色のEdwina Horlの薄めのニットと割と分厚いベージュのETHOSENSのプルオーバーの組み合わせだ。

その上に着るのは今回唯一持って行ったコート、青色のANREALAGEのサーモグラフィ・スノー・ダウンジャケット(2014年)だ。このダウンジャケットは嘘か本当か不明だが(タグに書いていたから多分本当だと思うが)、NASAが開発した温度調整素材アウトラストというものが使用されているらしく、この素材を使っていると、人間が心地よく感じる温度32℃に調整する機能を持っているらしい。いくらなんでも極寒のシベリアや北極圏の地でこの機能は無理があるかもしれないが、確かに通常はそんなに寒さを感じることなく過ごせていたのも事実である。しかしそんな特別な素材を使っていない中綿の入ったダウンジャケットでも、同様に寒さをしのいでくれたような気もする。

このANREALAGEのダウンジャケット、鮮やかで北方民族的なノルディック柄が気に入っているのだが、ロシアではなんだか浮いているような感じがした。共産圏らしくみんなもっと暗めの服を着ていたのだ。しかしフィンランドに入ると、自分はフィンランドの世界とこのダウンジャケットを通してなんだか通じ合っているような感覚に陥った。早い話が、フィンランドとこのジャケットは似合っているというか、相性がいいと感じたのだ。そしてノルディック柄が北欧の模様であることを知った時、やっぱりなぁと納得したものである。

やはりメインはこのダウンジャケットの機能がしっかりしていたことと、温かい中綿の入ったTHE NORTH FACEの防水ブーツが個人的には最も活躍したのではないかと思っている。

ズボンはEHOSENSのバイカラーウールパンツ(2014年)を多用していた。生地もウール素材で分厚いし、ヒートテックと組み合わせていると、下半身が寒いと凍えることは皆無だった。

 

 

・手袋やニット帽などの小物類

あとは小物類として、手袋はやはり必須だと感じた。要らないと思うような暖かい場面もあったが、真冬のシベリア鉄道〜ヨーロッパの旅では至る所で手袋が必要になってくる。絶対に持っていくべきだろう。ぼくは沖縄時代に友達がプレゼントしてくれた今までまったく使っていなかった手袋を持って行ったが(沖縄在住の時は暖かく使う機会がなかった)、これが大活躍だった。中に起毛が埋め込まれていて温かさを保っていてくれるのがポイントだった。手袋ではやはりあまりの寒さを退けるには機能が弱いので、そういうときはダウンジャケットのポケットの中に手を突っ込んだりしていた。

同様に、いつでも必要というわけではないが、必ず必要な機会が出てくるだろうものは、ニット帽である。きちんと耳の隠れるくらいの大きくて分厚いニット帽があるといいだろう。ぼくはEdwina Horlの真っ青なニット帽を持って行ったが、これが結構特徴的な形をしていて、すごく大きくてすごく分厚いので、防寒にも有利だった。スイスのマッターホルン散策や、極寒のフィンランドでのオーロラ観測などでも重宝した。

そしてマフラーなのだが、ぼくはマフラーを持って行かなかった。というのもANREALAGEのダウンジャケットが、フードを閉じると首までスッポリ包んでくれる優れものだったので必要ないだろうと判断したのだ。そして旅を終えてみて実際に必要なかったと感じている。もしもマフラーを持って行っていればもっと温かさを保てたののかもしれないし、用心のためには持って行った方が無難かもしれないが、ここに真冬のシベリア鉄道〜ヨーロッパの間をマフラーなしで旅していたひとりの男がいたことも、ひとつの例として参考にしていただければと思う。

 

 

 

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