紺碧の海に浮かぶポジターノへ!アマルフィ海岸の絶景を見下ろしながら「神々の道」をトレッキングしてきた

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こんな絶景見たことない!アマルフィ海岸最高すぎる!

紺碧の海に浮かぶポジターノへ!アマルフィ海岸の絶景を見下ろしながら「神々の道」をトレッキングしてきた

・アジェーロラからのトレッキングにはたくさんの道がある
・ポジターノまでの美しきアマルフィ海岸トレッキング
・アジェーロラまでの断崖絶壁の地獄の階段

・アジェーロラからのトレッキングにはたくさんの道がある

アマルフィの街の宿代が軒並み高かったので、節約のためにアマルフィ海岸の断崖絶壁の頂上のアジェーロラという街に宿をとったら、そこからの眺めが最高だったのは前回の記事で書いた。しかもこのアジェーロラからは、壮大なアマルフィ海岸の景色を眺めながらのトレッキングも楽しめるという。

予想外の素敵な大絶景!アマルフィは宿代が高いので崖上の街アジェーロラに泊まってみた

そのトレッキングの道にはいくつもあり、なんとアジェーロラのアプリまで作成されており、そのアプリを見ながら英語でトレッキングの道について調べることができる。アプリはアプリストアで「agerola」で検索すれば出てくるよ!

ぼくたちはその中から、アジェーロラ近郊からアマルフィ海岸沿いのポジターノという街までの約9km、予定では4時間半のルートを選択した。BomeranoのPaola Capasso squareからポジターノまで行くそのトレッキングコースは通称「神々の道(path of the gods)」と呼ばれており、宿のホストもオススメの道であるという。晴れればこの道を気持ちよくトレッキングできそうだが、天気はどうかなー?

 

 

・ポジターノまでの美しきアマルフィ海岸トレッキング

 

と思っていたら見事に晴れた!昨日の夜の大嵐で停電までしたことが嘘のような快晴!快晴!快晴!ちょっと暑いくらい。さっそくバスに乗って「神々の道」のスタート地点まで移動し、そこから気持ちのよい大自然の山道を歩いて行く。人も少なく、見えるのはただアマルフィの断崖絶壁の大自然だ。

 

 

さすが世界遺産!青い海、美しい家並み、そして断崖絶壁…日本という島国に生まれついたし、沖縄に10年間住んでいたのでたくさんの海の景色を見ながら育ってきたが、日本でも、そして世界でもこんなに迫力のある海辺の景色は見たことがない!本当に素晴らしい!そして気持ちいい!

 

 

大自然に包まれながら、そしてアマルフィ海岸の断崖絶壁を見下ろしながら、どんどんと歩みを進める。4時間半のトレッキングなんて大変かもと最初は思っていたけれど、断崖絶壁の上の街からポジターノという海辺の町まで下って行くというトレッキングなので、まったくしんどいルートではない、お年寄りでも健脚なら問題なく楽しめるだろう。

 

 

青く輝く海の景色が素晴らしい一方で、山道を歩いているのに川の水がまったく流れていないのが気になった。ぼくは南イタリアの旅に出る前は、生まれ故郷の紀伊山脈をめぐる旅に出ていた。そこでは山の中でこれ以上綺麗で澄んで清流があるのだろうかと思うくらいに、たくさんの川を見てきた。それと比較すると、過去に川の流れていたような地形の形跡はあるのに、今はまったく流れていなかった。イタリアという国は、山中に水に乏しい国なのだろうか。

 

 

そんなことをぼんやりと考えながらも、トレッキングは続けられた。だんだんと大自然の山道から、素朴な民家の立ち並ぶ村のようなところへ入って行く。アマルフィ海岸の断崖絶壁に建てられた家は、どれも白く美しく、咲いている黄色やピンクの色がよく映えて鮮やかだ。ところどころに緑色の体幹を持ったトカゲがあちこちから出てきては消えて行く。あんな色のトカゲ見たことないなぁと思い、写真におさめようとするもすぐに消えて見えなくなってしまった。

 

 

途中にあった休憩所では、レモンジュースやオレンジジュースが売られていた。ぼくたちはスイカの入ったジュースを注文したが、これが本当に美味しかった。青いアマルフィの海が輝き、木陰では猫がお腹を見せながら休んでいる。そして美味しいスイカとレモンのジュース、快晴の青空、美しい白い家並み、なんだか夢の中の世界にいるみたいだった。ここまできたら、ポジターノはもうすぐだ。

 

 

ポジターノの街は遠くから眺めて見るのがとても美しかった。青く輝く海と、アマルフィの断崖絶壁、それにしがみつくように建てられているポジターノの白い街並みと迫力は、筆舌に尽くしがたいほどの印象深い風景だった。

 

ポジターノの街自体は、観光客の多い割にそんなにお店が充実しているわけでもなかったものの、それなりに楽しむことができた。いい具合のレストランも見つからないし、そんなにお腹も空いていないということで、ぼくはレモンの果実がくり抜かれてつくられたアマルフィ海岸らしいレモンのジェラートを食べて満足していた。

 

 

・アジェーロラまでの断崖絶壁の地獄の階段

ポジターノからアジェーロラまでの帰り道は、バスで乗り換えれば歩かずにたどり着けるものの結構時間がかかってしまうので、バスを途中下車して歩くことにした。この道がとてつもなく大変だった!アジェーロラがどれだけ位置エネルギーの高い場所に君臨している街なのか身をもって知らされた思いだった。

どにかく続く、上りの階段!階段!階段!どんなに上っても果てしなく階段が続いており、ぼくは何度もくじけそうになりながらも断崖絶壁の頂上のアジェーロラを目指した。なんてところに宿泊していたのだろう!こんな大変な道をバスに乗れば2ユーロくらいで運んでくれるのだからバスは偉大だと感じた。

上りの階段から見えるアマルフィ海岸の景色も、それはそれは美しかったのだろうが、ぼくにはそれを綺麗だと感じられるほどの心の余裕がなく、もはや無心で断崖絶壁の階段を上り続けた。イタリアのdaytimeの時間は長い。19時にやっとの思いでアジェーロラについても、まだまだ日は明るかった。

 

 

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