台湾は日本だった!豪華絢爛な台北圓山大飯店はかつて最も重要な台湾神宮(台湾神社)だった

 

気づかない間に台湾神社にお参りしていた話。

台湾は日本だった!豪華絢爛な台北圓山大飯店はかつて最も重要な台湾神宮(台湾神社)だった

・旅の最後は豪華絢爛な台北圓山大飯店に宿泊した
・なんと台北圓山大飯店はかつて日本の「台湾神宮」だった!
・台湾神宮(台湾神社)の歴史
・台北圓山大飯店の金龍伝説
・「台湾に渡った日本の神々」

・旅の最後は豪華絢爛な台北圓山大飯店に宿泊した

ぼくは台北で5つ星の高級ホテル台北圓山大飯店に宿泊した。普段ならば高級ホテルになど泊まらないのだが、4ヶ月に渡るタイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、中国、台湾の旅の終わりであったので、最後くらいはいいところに泊まろうとして台北圓山大飯店を選んだ。

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台北圓山大飯店はその真っ赤な姿が外から見ても中から見ても豪華絢爛で、これまで泊まったホテルの中で最もスケールの大きいホテルだと感じた。しかしぼくの中ではこのホテルに、豪華絢爛という意味合いを通り越して好きな感覚があり、しかしその感覚の正体がなんなのか自分でもわからないままに、台北を去って帰国した。

 

 

・なんと台北圓山大飯店はかつて日本の「台湾神宮」だった!

日本に帰国して、台北圓山大飯店で台湾人や香港人と一緒に撮った写真をInstagramにあげていると、高雄に住んでいる台湾人の友達が、ここは昔、台湾神社だったのだよとコメントで教えてくれた。なるほどーそうだったのかという感動と喜び!ぼくはこの台湾神社について知っていたのだった。

台湾はかつて日本だった。日本時代には、日本人が台湾に200以上の神社を建設した。しかし第二次世界大戦終戦後、そのほとんどが取り壊され、廃社になったという。その200以上もある台湾の神社の中でも最も重要な総鎮守の役割を果たしていたのが台湾神宮(台湾神社)で、お札に印刷されるほどだったという。しかしその最も重要な台湾神宮も取り壊され、今はホテルになったという情報だけを知っていた。

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台湾の神社にも、その中で最も重要な台湾神宮にもものすごく興味があったが、ホテルなんかになってしまっているんだったら別に行かなくてもいいだろう、どうせ神社が見られないのに行く価値もないだろうと考えて、台湾神宮のことを忘れ去ったまま時は流れた。

しかしなんと今回、たまたま予約した台北圓山大飯店が、その台湾神宮の後にできたホテルだったというのだからものすごく驚いた!それも泊まっているときに気づいた訳ではなくて、日本に帰国してから台湾人にインスタのコメントで教えてもらったというのだからもったいないことをした!ホテルでその事実に気づくことができていたならば、もっと日本と台湾の歴史について深く感じ取ることができたのに!

しかしぼくがなんとなく感じた、豪華絢爛とは全く違う次元で台北圓山大飯店をなんとなく好きだという感覚は、もしかしたらまだホテルに日本の神様が住んでいるからかもしれなかった。

 

・台湾神宮(台湾神社)の歴史

台湾神社に祀られた祭神は、大国魂命(おおくにたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三柱を一座、もう一柱が北白川宮能久親王で一座とし、従って四柱二座となる。

1901年に創建され神材用材の檜には長野県南西部尾州を主として、尾張、紀伊、大和および土佐から切り出されたものが使用された。しかし30年以上経過した頃の社殿の状態はひどく、台湾特有の白蟻害により修理個所だらけだった。また境内も狭く、設備も不十分であったため、1935年(昭和10年)に台湾神社の社殿改築案が決定された。

台湾神社の遷座に向け、用材は阿里山と新太平山の檜とし、社殿は明治神宮と同じ流造りと決まった。この設計により廻廊を持つことができ、本島特有な猛暑や雨風を避けることで祭祀執行上便利となった。さらに1944年には台湾神宮と改名されたという。1945年の終戦を迎えると台湾の全ての神社は廃止され、1953年にはホテルになったという。

 

 

・台北圓山大飯店の金龍伝説

そしてなんとぼくが台北圓山大飯店内で何気なく撮影していた、神秘的な龍も、なんと台湾神宮に飾られていたものだというのだから驚いた!台湾神宮は第二次世界大戦時に空襲で損害を受けたが、この聖龍は奇跡的に被害を受けなかった。その霊気は衰えることを知らず、参拝知る人も多かったので、1987年には金のメッキを施し、金龍となり姿を変え、今はこの台北圓山大飯店に飾られているという。こんなものが飾られているなんて、もはやこの台北圓山大飯店は、ホテルではなく祈りの場所としての神社ではないだろうか。

ぼくたちはどこで、祖国と異国が繋がり合うのかわからない。ぼくたちが異国を歩いているつもりでも、本当は祖国よりもっと深いところに位置する祖国を歩いているかもしれないのだ。

 

 

・「台湾に渡った日本の神々」

ぼくが先日アマゾンで購入した「台湾に渡った日本の神々」という金子展也さんの本は、かつて日本が台湾に設立した神社の全てについて細かく書かれた非常に興味深く読み応えのある本だった。インターネットで調べているだけでは絶対にわからない小さな神社のことまで詳細に書かれており、さらには台湾の神社を考える上での必要な知識や出来事についてもまとめてくれてある。

この記事を書くにあたっても、「台湾に渡った日本の神々」を大いに参考にさせていただいた。日本と台湾の関係をもっと深く掘り下げたい方々にとってオススメの一冊である。

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