マレーシア最古のモスク!マラッカのカンポン・フル・モスクは不思議な三角屋根が特徴的だった

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マレーシア最古のモスクが不思議すぎる!!!!!

マレーシア最古のモスク!マラッカのカンポン・フル・モスクは不思議な三角屋根が特徴的だった

・ぼくのマレー半島を南下する旅
・マレーシアはイスラム教の国
・マラッカ旧市街でマレーシア最古のモスク「カンポン・フル・モスク」に出会った
・カンポン・フル・モスクの解説文(英語)
・カンポン・フル・モスクの解説文(翻訳)
・近くにあったカンポン・クリン・モスクも三角屋根のモスク

・ぼくのマレー半島を南下する旅

ぼくはマレー半島を南下する旅の中で、ピンクガネーシャを参拝したタイの首都バンコク、バイクで秘境寺院や秘湯を巡った北部の街チェンマイ、ホワイトテンプルやブルーテンプル、ブラックハウスとカラフルな旅ができた北部の街チェンライ、大自然あふれる秘島・ヤオヤイ島のリゾートを楽しんだ南部のプーケットを経て、次なる国マレーシアに入国した。

まずはカラフルでアーティスティックな世界遺産のペナン島を観光し、次に首都のクアラルンプールで中華系マレーシア人の友達の家に泊めてもらいながらブルーモスクやピンクモスク、バトゥ洞窟などを見学し中華系、マレー系、インド系の文化に触れることでマレーシアが多国籍国家であることを実感した。

 

 

・マレーシアはイスラム教の国

ぼくはイスラム教のモスクをとても魅力的に感じずっと憧れを抱いていたが、人生で初めてイスラム文化に触れたのがここマレーシアだった。大学時代のマレーシア旅行で美しいブルーモスクを見た時の感動は今でも忘れられない。今回のクアラルンプール滞在中でもやっぱりブルーモスクとピンクモスクの2大モスクを1日で同時に巡ることができた思い出が非常に印象的だった。

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クアラルンプール観光も終わり、シンガポールを目指すぼくは途中に位置する古都のマラッカへ立ち寄ることにした。大学時代のマレーシア旅行でもマラッカを訪れたことがあったので今回で人生2度目の訪問となる。これまでのタイ~マレーシア旅行は台湾人の哲ちゃんと一緒だったが、スケジュールの都合上これからは一人旅になった。

マレーシアのモスクと言えばクアラルンプールのブルーモスクやピンクモスクのように、壮大で荘厳で迫力のあるモスクがすぐに頭に浮かんでくるが、ぼくが今回マラッカで出会ったのはそのようなモスクとは全く異なった形をしていた。

 

・マラッカ旧市街でマレーシア最古のモスク「カンポン・フル・モスク」に出会った

 

マラッカ旧市街を散策していて発見したのは「カンポン・フル・モスク」というモスク。何とこのモスクは、イスラム教を国教とするマレーシアで最も古いイスラムモスクというのだから驚きだ。マレーシア最古のモスクに、まさかのこんな場所で巡り会えるとは!

 

 

このカンポン・フル・モスクはまず、外から見ているだけだとモスクだとはわからなかった。モスクと言えば玉ねぎのようなドーム状の屋根が有名だが、このモスクの屋根は三角形であり、どことなく東南アジアっぽさを感じさせる仏教寺院のようだった。

 

 

敷地もあまり広くなく、小ぢんまりとした印象。内部は自由に見学可能だった。

 

 

お祈りの場所も開放的になっており、外と繋がっていた。

 

 

天井で大きな扇風機が回り、床ではイスラム教徒のおじさんたちがお昼寝をして休んでいた。モスクというより何だか休憩所か憩いの場のようで、ブルーモスクやピンクモスクのように厳重に管理されているということもなく、人々の生活に根差した身近な感じがした。

 

 

内部は基本的に木造のつくりをしており、ぼくは日本の長崎県の木造の素朴なキリスト教会を思い出していた。

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マレーシアにイスラム教が根付いたのは14~15世紀にかけてだという。マラッカ王国の首都でもありマレーシアの中心地として長らく栄えてきた歴史的なマラッカに、マレーシア最古のモスクが残っているというのは必然なことなのかもしれない。

 

 

・カンポン・フル・モスクの解説文(英語)

カンポン・フル・モスクの解説文は英語で次のように書かれていた。

The mosque was built in 1720 and some say was built in 1728. The mosque is famous among the oldest mosque during the reign of the Dutch and refurbished in 1892.

The mosque was built by Dato’ Shamsudin.He is son to Dato’ Aroon originating from China and had converted to Islam.In 1700, the Dutch had given the land to Dato’ Aroon, when he was 84 years old.Dato’ Aroon or Dato’ Haron became rich and was opponited as a Kapitain Melayu 1. Later this title was confered to his son Dato’ Shamsudin.

Behind the mosque is the tomb of wazir Al-Sheikh Omar Bin Hussain Al-Atas of Arab descent who was married to a descendant of Dato’ Shamsudin. He did a lot of repair works to the mosque. Tomb of Dato’ Aroon and Dato’ Shamsudin his located in Bukit Beruang, known as Keramat Gubah.

The mosque design is similar to the design of the mosque in Kampung Laut Kelantan. The Building conservation work has been undertaken by the Department of Museums and Antiquities in 1996-1997. Cement roof tiles cement have been converted back to a Dutch roof tiles made from Indonesia.

Part of the ceiling reveals the attic and high dome was restored as original.

This ceiling interesting mosque pulpit is made of wood.

 

・カンポン・フル・モスクの解説文(翻訳)

解説文を翻訳すると次の通りだ。

モスクは 1720 年に建てられ、1728 年に建てられたという説もある。このモスクはオランダ統治時代に建てられた最古のモスクとして有名で、1892 年に改修された。

モスクはダト・シャムスディンによって建てられた。彼は中国出身でイスラム教に改宗したダト・アルーンの息子だった。1700年、オランダ人は84歳のダト・アルーンに土地を与えた。ダト・アルーンまたはダト・ハロンはお金持ちになり、メラユ大尉に任命された。後にこの称号は息子のダト・シャムスディンに与えられた。

モスクの後方には、ダト・シャムスディンの子孫と結婚したアラブ系の墓がある。彼はモスクの修復工事を数多く行った。ダト アルーンとダト シャムスディンの墓は、Keramat Gubahとして知られるBukit Beruangにある。

モスクのデザインはKampung Laut Kelantanのモスクのデザインに似ている。建物の保存作業は1996年から1997年にかけて博物館考古学局によって行われた。セメントだった屋根の瓦はインドネシア産のオランダ瓦に戻された。天井の一部からは屋根裏部屋が現れ、高いドームがオリジナルのまま復元されている。この天井の興味深いモスクの説教壇は木製。

中国出身のイスラム教徒の息子によって建てられたモスクだから、カンポン・フル・モスクは中東っぽさではなく若干の中国っぽさや東南アジアっぽさがあるのだろうか。

 

・近くにあったカンポン・クリン・モスクも三角屋根のモスク

近くにあったカンポン・クリン・モスクもミントグリーンの三角屋根で同じような雰囲気のモスクだった。マラッカのモスクは他の地域とは異なり古くから続く不思議な形のものが多いから見ていて興味深かった。

 

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