レンタルバイクでプーケットの秘島ヤオヤイ島を冒険だ!!!!!
タイなのにイスラム教の秘島!レンタルバイクで大自然に囲まれたヤオヤイ島を一周してみた
・プーケットの離島ヤオヤイ島をレンタルバイクで冒険しよう
・ヤオヤイ島は手付かずの大自然が残るワイルドな秘島?
・サンティヤ近くのレンタルバイク1日200バーツを借りてヤオヤイ島一周の冒険を開始した
・Chong Lard Pierからはもうひとつの離島ヤオノイ島が見えた
・誰もいないSon Bay Beachはまさに南の島の楽園
・タイなのにイスラム教の島!ヤオヤイ島の人々の90%がムスリムである理由とは?
・ヤオヤイ島南部の港はあまりに素朴な雰囲気だった
・ヤオヤイ島大冒険の1日の締めくくりは美しい南の島の夕日で
・ヤオヤイ島一周の大冒険をYouTube動画で!
目次
・プーケットの離島ヤオヤイ島をレンタルバイクで冒険しよう
マレー半島を南下する旅の途中で、ぼくたちはタイ・プーケットにある聞いたこともない謎の離島ヤオヤイ島を訪れることになった。ヤオヤイ島の行き方を調べると、ヤオヤイ島にある5つ星ホテル「サンティヤ・コー・ヤオ・ヤイ・リゾート&スパ」に宿泊するついでにプーケットからの往復スピードボートのサービスを追加するのが一番便利で安そうだった。
そして実際にぼくたちはサンティヤのスピードボートでヤオヤイ島へ到着し、さすがタイの5つ星リゾートホテルだと思わせられるような豪華で贅沢な3泊4日のホテル滞在を経験した。こんな素敵な経験が1人あたりたった2万円でできてしまうのだからプーケットのリゾートホテルのコスパは信じられないほど高かった。
しかしずっとホテルの敷地内でプールに入ったり美味しい食事を食べたりビーチに出かけたりしていえるだけだと、せっかくわざわざプーケットの離島へやって来たというのにヤオヤイ島という場所がどのようなところなのか全くわからなかった。ぼくも台湾人の哲ちゃんも本来安宿に泊まりながら各国を冒険するバックパッカーのスタイルが好きなので、段々とこの優雅な生活に飽きてきた。そこでレンタルバイクを借りてヤオヤイ島を大冒険しようということになった。実際のところヤオヤイ島なんて見たことも聞いたこともない島だったけれど、一体どのような特徴を持った島なのだろうか。
・ヤオヤイ島は手付かずの大自然が残るワイルドな秘島?
ホテルから島の風景を見下ろすと、ヤオヤイ島は繁栄した大都会という感じは全くせず、むしろその逆に大自然のジャングルに取り囲まれたまさに秘境・秘島といった雰囲気が漂っていた。
ぼくは暇な時にホテルのビーチの最果てまでひとりで歩いてみたのだが、ビーチの最果てはジャングルになっており、そこには大量の野生のお猿さんがウッキウッキと群れをなしながら暮らしていた。こんなに沢山のお猿さんに遭遇するなんて夢にも思っていなかったのでかなりびっくりしたが、お猿さんも何の前触れもなくいきなり変な人間がやって来たのでびっくりして怯えている様子だった。
カメラも何も持たずにただお散歩していただけだったので、あの大量のお猿さんを写真に収めることができなかったことが心残りだが、兎にも角にもこのヤオヤイ島って実はありのままの南の島のジャングルの風景が残されているめちゃくちゃワイルドな場所なんじゃないかと思い始めた。そしてヤオヤイ島を実際にバイクで一周して、その予感が当たっていたことを確かめることができたのだった。
・サンティヤ近くのレンタルバイク1日200バーツを借りてヤオヤイ島一周の冒険を開始した
「サンティヤ・コー・ヤオ・ヤイ・リゾート&スパ」はヤオヤイ島で孤立した場所に位置するように見えるが、ビーチを歩いていくと別のホテルや地元のショップ、食堂が少しだけあった。その中にレンタルバイク屋さんもあって、1日200バーツで借りることができた。アユタヤ、チェンマイ、チェンライとぼくたちはタイの旅の中でしばしばバイクを使ってきたが、ここプーケットの秘島もレンタルバイクで冒険することになった。バイクって好きな時に好きなところへ行けるからすごく便利!ぼくは日本一周・車中泊の旅で自家用車がどれだけ便利で冒険に適しているかを実感したことを思い出した。
200バーツを支払い、ヘルメットも借してくれてついにヤオヤイ島の大冒険に出かける!特に目立った観光名所もなさそうだったので、とりあえず主要な港であるというヤオヤイ島北部の「Chong Lard Pier」へ向かった。
レンタルバイク屋さんを出発してすぐにわかることは、ヤオヤイ島って本当に素朴な島だということだ。たまに民家やお店がちらほら現れたりするが、基本的にはジャングルや海しか見えない。こんなにも何もない南の島の秘境に人生で迷い込むことがあるなんてと不思議な気分だった。ぼくは栄えた都会よりもむしろこういう素朴な場所が大好きなので心は高揚していた。
海の遥か向こうには雨が降っている。あの雨雲はこちらへ来てしまうのだろうか、それともこのまま通り過ぎてしまうのだろうか。バイクで旅しているぼくたちが大雨に降られてしまうと、ヤオヤイ島の冒険は困難を極めるだろう。南の島の大自然のただ真ん中で、無力な自分達の運命が天任せ、風任せであることを感じていた。
何もないと思っていたのに突如として現れたセブンイレブン!こんな南の島の秘境にまで便利なコンビニが進出しているとは驚きだ。ヤオヤイ島で食べ物や飲み物がなくて困ってしまった場合でも、最後にはセブンイレブンに頼れると思うと何だか心強い。
セブンイレブン周辺はちょっとした集落になっていて、八百屋さんもあったしタイミルクティーを飲むこともできた。
途中で小さな旅行会社を見つけたので、ヤオヤイ島から行ける離島について情報収集!ヤオヤイ島からでも色んな別の離島に行けるんだなぁ。今回は時間がないから行くことはできないけれど、いつかプーケットの島々を巡る冒険をしてみたいな。
・Chong Lard Pierからはもうひとつの離島ヤオノイ島が見えた
Chong Lard Pierは海に突き出た桟橋のようになっていて、なかなか見応えのある場所だった。なぜならここからは向かいの別の離島、ヤオノイ島を間近で眺めることができたからだ。
未知のヤオヤイ島を冒険しているだけでもワクワクするのに、海の向こうにはもうひとつの見知らぬ離島があるなんて何だか興奮した。もしかしたら海の向こうにはもっともっと知らない世界が広がっているのかもしれないなぁ。ヤオノイ島はものすごく近いように見え、泳いで渡ることもできそうだったけれど、今回は時間がないからヤオヤイ島から見てるだけ。地元の人によるとヤオヤイ島よりもヤオノイ島の方が栄えているらしく、ヤオヤイ島の人が病気になったらヤオノイ島の病院に行ったりするのだそうだ。伝説によるとヤオヤイ島とヤオノイ島は海蛇との戦いによって2つの島に分けられたのだという。ヤオヤイとは「大きな長い島」、ヤオノイとは「小さく長い島」をタイ語で意味している。
個人でツアーをしている地元のお兄さんにも出会い、ヤオヤイ島から出発する島巡りツアーを勧められて迷ったけれど結局行くことはできなかった。swimming monkeyがいる離島があるとか、色んな離島の美しいビーチを巡っていくとか、ものすごく興味深い内容だったので、またヤオヤイ島へ来ることがあれば絶対に参加してみたいな!
港にあったヤオヤイ島の地図を見ているとヤシガニの絵が!やっぱりタイの離島も沖縄の離島にすごくよく似てるんだなぁ。
・誰もいないSon Bay Beachはまさに南の島の楽園
Chong Lard Pierの後は、ヤオヤイ島北部にある「Son Bay Beach」へ向かった。ここへ行く道は秘境を冒険しているという雰囲気がこの上なく感じられて楽しかった!四方八方をジャングルに囲まれたり、草むらの向こうには牛さんが佇んでいたりして、まるで沖縄の小さな離島みたい。
Son Bay Beachへ着くと地元のおじさんがひとりでのんびり寛いでいて、その他には誰もいなかった。こんなに広くて神秘的な海にほとんど誰もいないなんて、やっぱり離島の旅は最高!海の向こうにはぼくたちが泊まっているサンティヤが見えた。
おじさんは何のためにこのビーチにいるのだろうと思っていたら、マリファナを勧めてきてややこしそうだったので、おじさんは哲ちゃんに任せてぼくは海で泳ぐことにした。干潮の時間だったのか砂浜から離れても海は浅く、何だかどこまでも歩いて行けそうだった。
木漏れ日の中で休む猫。やっぱりここは楽園みたい。
・タイなのにイスラム教の島!ヤオヤイ島の人々の90%がムスリムである理由とは?
Chong Lard Pier、Son Bay Beachなどヤオヤイ島北部を巡った後は、南部へとバイクを走らせた。まさにヤオヤイ島一周の旅!!!
ヤオヤイ島を巡っていて最も驚いたことは、イスラム教のモスクが島中にいくつも点在していたことだった。それもそのはずで、何とこのヤオヤイ島の18000人の人々のうち90%以上はイスラム教徒なのだという。タイ=仏教徒というイメージしかなかったからすごくびっくり!逆にこの島で仏教寺院を見かけることがなかった。タイの宗教にも多様性があるのだということを実感させられた不思議な島だった。なぜヤオヤイ島地方にイスラム教が根付いているのかといえば、13世紀にアラブ商人によってイスラム教が伝えられたことが理由なのだという。
ぼくたちは今マレー半島を南下数r旅の中で、タイの文化圏からマレーシアの文化圏に進入していることを無意識のうちに感じ取っていた。
・ヤオヤイ島南部の港はあまりに素朴な雰囲気だった
ヤオヤイ島南部でまず向かったのは、東側の「Pier und Fischerhafen Phru Nai」とグーグルマップに書かれていた場所。この名前ってドイツ語じゃない?なんでドイツ語なんだろう。ここは本当に何もないただの地元の港だった。
途中でピンクの綺麗なモスクがあったのを見られたのはいい思い出。
次に向かった西部にある半島の先端もただの漁師の民家があるだけで見応えがあるわけではなかった。
けれど西部の半島にはいくつかレストランやホテルが立ち並んでおり、レストランで夕食を食べることができた。サンティヤのレストランは高そうだし、こうやって地元の安めのレストランで食べられてラッキーだった。
・ヤオヤイ島大冒険の1日の締めくくりは美しい南の島の夕日で
帰りに露店でタイミルクティーを買って
さらにサンティヤの近くにあった露店でロティーを購入!店員の女性はみんな頭に布を巻いていてさすらイスラム教の島!
この日の夕焼けも信じられないくらい綺麗だったなー。ヤオヤイ島の夕日ってどうしてこんなに綺麗なんだろう。
・ヤオヤイ島一周の大冒険をYouTube動画で!
ヤオヤイ島一周の大冒険の動画をYouTubeにアップロードしてみました!チャンネル登録してね!
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