ポーンクワウ温泉までの泥道がバイク転倒しそうで危険すぎる!!!!!
チェンマイの秘境温泉を目指せ!ポーンクワウ温泉へバイクで向かう途中の泥道が転倒しそうで危険すぎた
・チェンマイの秘境温泉「ポーンクワウ温泉」へ冒険しよう!
・ポーンクワウ温泉までの道のりで果物のランブータンを購入!
・棚田に牛さん!ポーンクワウ温泉へ続くタイ秘境の素朴な風景
・タイらしい正真正銘の秘境寺院「ワット・トン・タン」で一休みした
・途中から砂利道へ!ポーンクワウ温泉へ向かう途中のぬかるんだ泥道が危険すぎた
目次
・チェンマイの秘境温泉「ポーンクワウ温泉」へ冒険しよう!
チェンマイ滞在初日はチェンマイ市街中心部の寺院には行かずに、「ワット・プラタート・ドーイステープ」「ワット・パーラート」「ワット・プラタート・ドーイカム」など郊外に位置する秘境寺院ばかりをバイクで訪れた。特に「ワット・パーラート」の美しさは筆舌に尽くし難く、ぼくのチェンマイでのお気に入りのお寺となった。
そしてぼくと一緒に旅している哲ちゃんの好きな場所は都市部ではなく秘境だということに改めて気が付き、明日も街の中心ではなくもっと離れた秘境を冒険したいということになった。チェンマイの秘境を調べていると、これまでに訪れた3つの秘境寺院よりももっともっと山奥に温泉があることを発見した!ぼくたちが明日行くべきなのはまさしくここだということで意見が一致し、翌日はチェンマイの秘境温泉へ冒険することとなった。
グーグルマップによるとチェンマイ市街からポーンクワウ温泉までは車で1時間半とのこと。バイクだと2時間ほどかかると考えるのが妥当だろうか。しかし途中までの道路がどんな感じなのかわからないので油断はできない。田舎道を走るだけなので渋滞する都心部よりも運転の難易度は低いだろうが、未知なるチェンマイの山道をただひたすらに走り続けて無事に温泉まで辿り着けるだろうか。例によってバイクの運転に慣れている哲ちゃんが運転してくれることになったので、ぼくはただ後部座席からグーグルマップに従って道案内をすることになる。とにかくグーグルマップの指し示すままにチェンマイの秘境にあるというポーンクワウ温泉を目指すのみだ。
・ポーンクワウ温泉までの道のりで果物のランブータンを購入!
途中にお店があるかどうかもわからないのでとりあえずお水は確保し、脱水で死ぬことだけはないように準備する。ポーンクワウ温泉までの道のりは、チェンマイ市街地を抜けてからは広い国道のような道路をただひたすらに北へ北へと進んでいったが、やがて左に曲がるようにグーグルマップから指示が出て、それ以降は車通りも少ない快適で涼しい山道ドライブとなった。やっぱりドライブするのも田舎道の方が楽しい!
広い国道沿いにあった立派なお寺で休憩。タイのお寺は有名でなくても十分に迫力ある美しいものばかりだ。
脇道に逸れてからは徐々に店も少なくなり大自然ばかりに取り囲まれ始める。完全に店がなくなってしまう前に食べ物だけでも確保しようということで、ランブータンという果物しか売っていない露店があったので迷うことなくランブータンを購入!その前には小さな商店があったのでタイミルクティーも買って、それ以降とどんどん山道を突き進んでいった。
山道と言ってもきちんとアスファルトで舗装されているので何も困ったことはなかった。むしろ国道のように車にぶつかったり轢かれたりする心配もない分、走っていても快適だった。
・棚田に牛さん!ポーンクワウ温泉へ続くタイ秘境の素朴な風景
途中で休憩すると目の前には絵に描いたような美しい田舎の風景が!タイの秘境に広がる棚田を眺めていると何とも言えない懐かしい気持ちになる。こうして見るとタイの田舎も日本の田舎もそんなに変わらないな。山の形といい家の作りといい、ここが日本ですって言われても気付かないまま納得してしまうかも。
もっともっと秘境へと突き進んでいくと、まるでポケモンの世界を冒険しているみたいに様々な動物に出会った。
いきなり出現した大きな牛さん!大人しくじっとこちらを見ていて可愛い。
かと思えばもう1匹草むらに隠れていた!こっちの牛さんは小さいから子供かな?
道の反対側の草がガサガサ言っているので見てみると、草の向こうを鶏さんが歩いていました。
2匹の牛さんと鶏さんと出会った場所は、村の入り口らしく巨大な門が建てられていた。きっと誰かに飼われているんだね。
・タイらしい正真正銘の秘境寺院「ワット・トン・タン」で一休みした
さらに奥地へ進んでいくと、今度は立派な秘境寺院を発見!昨日訪れた「ワット・プラタート・ドーイステープ」「ワット・パーラート」「ワット・プラタート・ドーイカム」とは比べ物にならないくらいの静寂に満ちた正真正銘本物の秘境寺院で、グーグルマップのレビューも少なく日本人が訪れた形跡もなかった。
「ワット・トン・タン」と呼ばれるこの秘境寺院には、巨大な仏像やナーガ(蛇神)などタイらしい光景で溢れていた。
・途中から砂利道へ!ポーンクワウ温泉へ向かう途中のぬかるんだ泥道が危険すぎた
秘境の旅を呑気に楽しんでいられたのはここまで!段々と道がアスファルトから舗装のない砂利道になってきた。さっきまでとは違ってバイクをグラグラと揺らしながらポーンクワウ温泉への道を進んでいく。
そしてついに現れたぬかるんだ道!発展途上国のこのような泥道がいかに危ないかということをぼくは身をもって体験していた!なぜならラオスのヴァンヴィエンでまさに似たような泥道の上をバイクで走り抜けようとした時、タイヤが泥道に絡め取られて見事に転倒した思い出があるからだ!
この旅最悪の日!バイクで転倒しガソリンが切れサンダルを失くし挙げ句の果てに修理代を要求されたラオス・ヴァンヴィエンの思い出
バイクと服とカメラは泥だらけになり、カメラは破損して電池の蓋が開かなくなり、サンダルを片方失くし、さらに帰り道にはガソリンがなくなってバイクが止まってしまい、命からがらやっとの思いでヴァンヴィエン市街に帰り着くとバイクの修理代に高額のお金を請求されてしまった!この日ぼくは片方だけのサンダルで財布に1円も持たないという、今自分で思い出してもあまりにも可哀想な状態でホテルに戻っていったのだった。
こんな悲劇を引き起こしたのもそもそもぼくがバイクにあまり乗ったことがなく、泥道の上をバイクで走ったらどうなるかを全く知らなかったということに大きな原因があった。しかし人間というものは学習するものでこの事故以降ぼくは泥道が極端に怖くなり、泥道の上をバイクで走り抜けるなんてそんな危ないことは絶対にしてはならないと脳に刻み込まれた。
哲ちゃんはバイクによく乗っているので泥道の上をバイクで走るのは危険だと既に知っていたらしく、ぼくが説明するまでもなかった。こんなぬかるみの上をバイク2人乗りで駆け抜けるのはあまりにも無謀すぎる!ぼくは自ら進んでバイクを降り泥道を歩いて渡ることにした。ドライバーの哲ちゃんもバイクを降りてバイクを引きながら泥道を渡るべきだと内心思ったが、彼はこれくらいなら大丈夫と思ったのか泥道の上をゆっくりゆっくり慎重にバイクで走り抜けることに成功していた。
こんな泥道が何個も横たわっていたので、ポーンクワウ温泉までの道は本当に危険だと感じた。泥道が出現する度にぼくはバイクから降りて泥道の傍を歩いて渡った。時にはサンダルが泥だらけになるほどぬかるんだ泥道もあったので、ポーンクワウ温泉を訪れる人は靴に注意した方がいいだろう。なるべく汚れてもいいような、洗いやすい靴で訪れることが推奨される。哲ちゃんは泥道の上をバイクで恐る恐る渡ったり、あまりにも危険だと感じた場合にはバイクを引いて歩いたりして、なんとか過去のぼくのような悲劇を繰り返さずに済んだ。
このように泥道の上をバイクで普通に走り抜ける危険さを全く知らなかったのはぼくだけだろうか。ぼくは日本で車にしか乗ったことがなかったので、バイクや原付の運転について車とは違ったどのような特徴的な危険があるのかよく把握していなかった。しかしぼくのような日本人って案外多いのではないだろうか。日本という道路が整備された先進国に住んでいて、東南アジアの辺境のぬかるんだ道を渡っていくという機会が日常の中にないのだからなおさらのことだ。
だからこそバイクでポーンクワウ温泉へ向かう日本人の旅人には本当に注意してほしい。ポーンクワウ温泉手前の道は30分ほど砂利道が続いており、泥道のエリアが点在している。ラオスでもそうだったが、東南アジアの砂利道は快晴の日でも最近雨が降っていなくても水捌けが悪くて泥道が残存したままになっているので、どんな天気の日であっても泥道に遭遇する可能性は高い。そして泥道の上をバイクで走るのは転倒の可能性があってかなり危険なので、面倒でもバイクを降りて慎重に歩きながら渡った方が絶対にいいと思う。東南アジアの泥道がどれだけ恐ろしいものであるかを、身をもって体験した旅人からの老婆心でした!
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