バイクでチェンマイの秘境を冒険だ!!!!!
ブッダの遺骨と白象伝説が残るチェンマイ秘境の黄金寺院!ワット・ドーイステープをレンタルバイク2人乗りで参拝した
・レンタルバイクでチェンマイを冒険しよう!
・チェンマイの山奥の秘境寺院「ワット・プラタート・ドーイステープ」へ
・ワット・プラタート・ドーイステープってどんな場所?
・ワット・プラタート・ドーイステープに残るブッダの遺骨と白象伝説
・大迫力の巨大なナーガ(蛇神)に挟まれる306の階段
・何もかもが黄金色に光り輝いていたプラタート・ドーイステープの境内
目次
・レンタルバイクでチェンマイを冒険しよう!
チェンマイでもぼくたちはアユタヤのように、レンタルバイクで自由に観光しようと考えた。しかしアユタヤでわかったことはバイクに不慣れなぼくの運転が危なかったしく、逆にいつも台北をバイクで走り回っているという哲ちゃんのバイクの運転が上手だったことである。アユタヤではぼくたち2人でそれぞれ1台ずつ合計2台のバイクを借りたが、これからは2人で1台のバイクをレンタルして哲ちゃんに運転してもらいぼくは後部座席から道案内でもしていた方がよさそうだ。
哲ちゃんもその意見に同意してくれ、ぼくたちはホテル近くのレンタルバイク屋さんで2人で1台のバイクを借りた。24時間200バーツなので2人で割れば節約にもなった。
・チェンマイの山奥の秘境寺院「ワット・プラタート・ドーイステープ」へ
バイクを借りてぼくたちがまず目指したのは、チェンマイ市内から1時間ほど運転したところにある山の中の秘境寺院「ワット・プラタート・ドーイステープ」だった。過去の大学時代にチェンマイを旅したことのあるぼくでも、このお寺を訪れるのは初めての経験だった。大学時代のタイ旅行でも、大都会で蒸し暑いバンコクより人も少なくてのんびりとした雰囲気のチェンマイの方が好きだと感じたが、今回の旅でもその感性は変わらないままだった。
スマホのグーグルマップを見ながら。交通量の多い市内を抜けて山道へと入っていく。日差しの強い東南アジアの街中では直射日光で少し出歩いただけでも真っ黒に日焼けしてしまうが、木々の生い茂る山道に入ると木漏れ日が涼しくとても快適だった。渋滞もなく自分達のペースでのんびり進んでいけるので、途中で休憩したり山の中へ寄り道したりしながら次第にワット・プラタート・ドーイステープへと近づいていった。
・ワット・プラタート・ドーイステープってどんな場所?
ワット・プラタート・ドーイステープには思ったよりも沢山の観光客がいたのでびっくりした。後から調べてみると「チェンマイといえばドーイステープ」と言われるほど人気で、ここを訪れないとチェンマイに来たことにはならないと噂されるほどに代表的な観光地だとのこと。そうなの???この前チェンマイに来た時には立ち寄らなかったので、大学生のぼくは最も重要な観光スポットを見逃していたんだなー。でもまぁ今回来られたのでよし!
ワット・プラタート・ドーイステープは標高1080mのステープ山頂に位置する寺院。そのせいかチェンマイ市内とは異なりかなり涼しいと感じられた。1383年にタイ北部を統治していたヌ・ナオネ王によって最初の仏塔が建立され、徐々に拡大していったと言われている。ワット・プラタート・ドーイステープへ行くための道路は1935年に整備されたそうだ。チェンマイ市内から西に15kmの場所にあり、代表的な観光地の割には訪れるのに苦労しそう。ぼくたちはレンタルバイクでここまで来たけれど、そうでない人は乗合のトゥクトゥク(ソンテウ)を使って辿り着くのが一般的だという。
・ワット・プラタート・ドーイステープに残るブッダの遺骨と白象伝説
伝説によると、スコータイ王国のスマナテラという僧侶が夢を見た。夢の中でパンチャ(Pang Cha)へ赴き遺骨を探すようにとお告げを受けた。スマナテラはパンチャへ行き、骨をひとつ見つけた。それはブッダの肩の骨だった。その遺骨は光ったり、消えたり、動いたり、自己複製したりと不思議な力を持っていた。スマナテラは、スコータイを統治していたダンマルジャ王のもとへ遺骨を持っていった。熱心な仏教徒であるダンマラジャ王は、スマナテラが到着すると供物を捧げ、儀式を催した。しかし持ち込まれた遺骨は何の変哲もなかったので、王は遺骨が本物であるかどうかを疑って、スマナテラに持ち続けるように言った。
ランナー国のヌ・ナオネ王はこの遺骨のことを聞き、スマナテラに遺骨を持ってくるように命じた。1368年スマナテラはダンマラジャ王の許可を得て、聖なる遺骨を現在のタイ北部に位置するランプーンへと持ち込んだ。到着するや否や、聖なる遺骨は2つに割れてしまった。小さい方の遺骨は、ワット・スアン・ドックに安置された。もう一つの破片は、ヌ・ナオネ王がジャングルに解き放った白象の背中に乗せた。象は当時Sugar Elephant Mountainと呼ばれていたドイステープ山を登り、立ち止まって3回鳴き、そして死んだので、これは兆候であると解釈された。ヌ・ナオネ王は、すぐにこの場所に寺院を建てるよう命じた。
ブッダの肩の骨は今でも、仏塔の丸みを帯びた輪の部分の下に安置されているという。
・大迫力の巨大なナーガ(蛇神)に挟まれる306の階段
東南アジアらしい湿潤な森の中に、タイ様式の仏教建築や巨大な仏像が散見される。
この2匹の鹿の像ってタイにもあるんだなーチベット仏教的なものかと思ってた!
ワット・プラタート・ドーイステープでまず驚かされるのは306段もある階段!両脇には大迫力のナーガ(蛇神)が金色や青色や緑色に光り輝いている。
周囲の霧も深く神秘的な雰囲気。まさに秘境寺院らしい風格が漂っている。
・何もかもが黄金色に光り輝いていたプラタート・ドーイステープの境内
階段を登り切ると現れたのは黄金の仏教寺院!そしてこの内部も至る所が黄金色に光り輝いていた!
中心にある見事な黄金色の仏塔は高さ22m!ブッダの遺骨が納められているという。この仏塔を中心に時計回りに歩きながら、巡礼者は祈りを捧げている。未年生まれの人が参拝するとより一層効果があるという。
仏塔も寺院も仏像も何もかもが黄金色!タイの山奥の秘境にこんな立派なお寺が聳え立っているなんて!
唯一金色ではなかったエメラルドブッダ。やっぱりワット・プラケーオにも祀られているように、エメラルドブッダはタイ人にとって大切なものなんだなー。
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