世界一周前の予防接種!タイ・バンコクのスネークファームで予防接種する流れを和訳付き徹底解説

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スネークファームで予防接種して、世界一周の旅もこれで安心!

世界一周前の予防接種!タイ・バンコクのスネークファームで予防接種する流れを和訳付き徹底解説

・タイ、バンコクのスネークファームで格安予防接種して世界一周の旅に備える
・スネークファームで打てるワクチン一覧と受ける予防接種の選択方法
・ぼくが受けるのは黄熱病と狂犬病の予防接種
・予防接種できる施設の名は「Queen Saovabha Memorial Institute」
・スネークファームの受付の記入項目を徹底解説
・スネークファームで予防接種を受ける流れ一覧

・タイ、バンコクのスネークファームで格安予防接種して世界一周の旅に備える

世界一周の旅に出ようと計画した時に、必ず気になるのが感染症に対する予防接種についてだ。海外には日本にない恐ろしい感染症が存在しており、最悪の場合死に至ることもある。そのような海外の感染症の情報を的確に把握し、自分の訪れる予定の地域と照らし合せながら、自分がどの予防接種を打つべきかを明確にしておく必要があるだろう。感染症に関してはインターネットで調べてもいいし、もっと確実なのは日本で予防接種を受ける際に感染症の専門の医師に相談するのがいいだろう。

日本人にとって日本で予防接種を受けることは何よりも安心感を与えられるが、日本の病院での予防接種は値段が高いというデメリットもある。せっかく世界一周をするために努力してお金を貯めたのに、予防接種代でその多くを失ってしまっては元も子もない。そこで世界一周者にとって人気なのが、タイのバンコクで予防接種を受けるという方法である。バンコクで予防接種を受ければ、日本で受けるよりもかなりの格安で済むというわけだ。

今回はぼくが実際にタイ・バンコクの予防接種で有名なスネークファームを訪れて予防接種をしてきたので、その体験の詳細をここにまとめようと思う。

 

 

・スネークファームで打てるワクチン一覧と受ける予防接種の選択方法

まず重要なのは、何の予防接種を打つかどうかの選択だ。これまでに自分がどのような予防接種を受けてきたのかの予防接種歴を母子手帳と記憶で確認し、その中でどれが今も有効でどれが無効となった可能性があるかを見極める必要がある。その上で自分が訪れる予定のある国々でどのような危険感染症が流行しているのかをチェックし、予防接種でそれに備えることができれば安心だ。

もちろん全部打てるなら必要なものはすべて打つに越したことはないが、あとは時間と、お金と、病気の危険性と、かかる可能性との相談になってくる。スネークファームで打てる予防接種は次のようになっている。この中から、自分の世界一周の旅に必要な予防接種を選択しなければならない。

スネークファームで打てるワクチンの一覧はこちら!

上から、コレラ、ジフテリア、破傷風、ポリオ、A型肝炎、B型肝炎、ヒトパピローマウイルス、インフルエンザ、日本脳炎、髄膜炎菌、ムンプス、麻疹、風疹、肺炎球菌、経口ポリオ、狂犬病、破傷風、腸チフス、水痘、黄熱病、ツベルクリンテスト、マラリア化学予防。

最新の情報をチェックしたい方は直接スネークファームのホームページへ!

 

・ぼくが受けるのは黄熱病と狂犬病の予防接種

世界一周する旅人にとって、南米やアフリカを旅するのなら、黄熱病の予防接種は必須だ。なぜなら南米やアフリカには、黄熱病の予防接種をしたという証明となるイエローカードの提示を入国時に求められる国が存在するからだ。自分の旅する経路の中にイエローカードの提示を求められる国々があれば、有無を言わせず予防接種しなければならない。ぼくもそれらの国を旅するのに備えて、黄熱病の予防接種を受けることにした。

ぼくがこれまでに世界各国を巡って気になっていることは、どこでも野犬がやたらと多いことだ。特にアジア地域に多いのだが、昼間は大人しく寝ているだけの彼らも夜になると俺たちの時間だと言わんばかりに活発に活動を始め、道行く人に向かって吠えたり追いかけたりし始める。ぼくにとってはそれが本当に恐ろしく、バリ島でもネパールでもイタリアでも、犬に吠えられた時はどうすればいいのかわからなかった。犬を飼ったこともないので犬の気持ちもわからないし、いつ噛みつかれるかといつもヒヤヒヤしたものだ。

狂犬病は発症すると必ず死に至る病であり、犬に限らずその他の動物に噛み付かれても発症する可能性がある。ぼくは犬以外の動物には噛み付かれそうになる危険性を感じたことはないものの、世界中にこんなに野犬がウロウロしているこの状況で、いつ彼らに噛み付かれてもおかしくないと思い、狂犬病の予防接種を受けることにした。

その他の予防接種は病気の危険性とかかる可能性を考慮して、不要と判断した。

 

 

・予防接種できる施設の名は「Queen Saovabha Memorial Institute」

それでは実際にタイ・バンコクのスネークファームで予防接種を受けに行こう!

ここでも異国の地では使わない人はいないのではと思うほどに便利な、スマートフォン内のグーグルマップのアプリケーションを使用すれば簡単にたどり着ける。世界一周者やその他のブログにはバンコクで予防接種する場所と言えばスネークファーム、スネークファームとしか書かれていないので、グーグルマップで「スネークファーム」と検索してそこへ行くと、あなたがたどり着くのは蛇の研究所である。

たしかに予防接種できる場所はスネークファームに極めて近いのだが、実際にぼくたちが予防接種を受ける場所はグーグルマップでは「Queen Saovabha Memorial Institute」と表現されている。念のため住所は「1871 Rama IV Rd, Khwaeng Pathum Wan, Khet Pathum Wan, Krung Thep Maha Nakhon 10330 タイ」だが地図アプリ上では「Queen Saovabha Memorial Institute」と検索すれば問題なく出てくる。

グーグルマップなどの地図アプリは、たとえスマホがオフラインになっていたとしても、一旦その周囲の地図データをインターネット環境下でダウンロードしておけば、実際にその場所を訪れたときにGPS機能が働いて、自分がその地図上でどこにいるのかきちんと出てくるので便利だ。ぼくもSIMカードなしのオフラインの状態のスマホで「Queen Saovabha Memorial Institute」にたどり着いた。

 

 

・スネークファームの受付の記入項目を徹底解説

 

「Queen Saovabha Memorial Institute」にたどり着くためには、巨大な赤十字の噴水が目印だ。この巨大な噴水の向こう側に見える立派な建物が、ぼくたちに格安で予防接種をしてくれるなんともありがたい建物「Queen Saovabha Memorial Institute」である。

 

 

「Queen Saovabha Memorial Institute」の中へ入ったら迷わず左の廊下へ!

 

 

そこには英語とタイ語表記の予防接種の受付のような青い無人の案内看板が!

左の列はRegisterd Client=今までに受診したことがあって登録済みの人のためのもの。ぼくたちは初診=New Registaration=新しい患者として登録する人なので、右の列を見ていこう!

まずは”Pick a Queue Card”=列のための数字のカードを取る

Traveling Abroad=外国を旅するぼくたちは3番と4番の紙に必要事項を記入!

 

 

3番の紙の記入項目は、名前(Name)、年齢(Age)、性別(sex)、国籍(Nationality)、メールアドレス、旅人(Traveler)か居住者(Resident)か、職業(Occupation)、誕生日(Date of birth)、パスポートナンバー、住所(Address)、電話番号、基礎疾患(Underlying medical conditions)、アレルギー(Allergy)の有無だ。

 

 

さらに裏にも記入事項がいっぱい!今まで自分がどの予防接種を受けたことがあるのか、また何回受けたのかを記入しないといけない。あらかじめ母子手帳で確認してメモしておくとスムーズにことが進むだろう。逆にそれを怠ってしまうとやたらと”Not sure(よくわからない)”の項目にチェックをつける羽目になるかもしれない。

Cholera(コレラ)、Hepatitis(肝炎)、HPV(ヒトパピローマウイルス)、Influenza(インフルエンザ)、Japanese Encephalitis(日本脳炎)、Meningcoccal(髄膜炎菌)、Munp-Measles-Rubella(MMR)(ムンプス麻疹風疹)、Pneumococcal(肺炎球菌)、Polio(ポリオ)、Rabies(狂犬病)、Tetanus(破傷風)、Diphtheria(ジフテリア)、Pertussis(百日咳)、Typhoid(腸チフス)、Varicella(水筒)、Yellow Fever(黄熱病)について問われている。

 

 

さらには旅人チェックのような用紙も!

名前、旅の理由(Reason for this trip)、旅のスタイル(Travel style)、抗マラリア薬を持参しているか(Do you carry antimalarial drug)、これからどこに行くか(Name of city/country)について問われる。

ぼくは観光(tourism)、バックパッカー(backpacker)にチェックをし、これから訪れる場所は南米、アフリカ、ヨーロッパと大雑把に記入しておいた。これで黄熱病を打ちたい気持ちは伝わるだろう。

 

・スネークファームで予防接種を受ける流れ一覧

 

以上の記入が終われば、パスポート、数字のカード、記入用紙2枚、パスポートを持って1の部屋へ!

 

 

受付してもらい、200バーツで診察券を受け取る。受付は英語のみだった。日本語できる看護師さんいっぱいいてるって書いてたけれど、ぼくの時にはそんな人1人も見ませんでした。

その次に、すぐ隣の部屋で血圧、体温測定。

 

 

次に4番の部屋へ。ドアがちょっと固いけれど思い切って開けましょう!

中に看護師さんがいるので持っている書類を手渡す。

お医者さんに呼ばれ、何の予防接種を受けるか相談へ。お医者さんは優しそうなおじいちゃん。言語は英語のみ。自分の旅先と、予防接種歴、病気の流行地を踏まえて、必要な予防接種を一緒に考えてくれる。ぼくは日本脳炎も推奨されたが希望しない旨を告げ、予定通りに狂犬病と黄熱病をお願いした。

 


スネークファームの診療室に飾っていた危険感染症の分布域一覧

 

再び看護師さんの元へ。書類を手渡され、4番の部屋を出て5番の薬局へ。ワクチンを手渡され、お金を支払う。狂犬病350バーツ、黄熱病1200バーツ、診察料50バーツ!

 

 

再び4番の部屋へ。名前を呼ばれ、黄熱病と狂犬病の予防接種を完了!痛かったー!!!!!

終わっても10分程度は副作用が出ないか慎重に自分自身を観察しよう。終わったら黄熱病の予防接種を終えたという証明の手帳、イエローカードが看護師さんから手渡されます!

 

 

狂犬病の予防接種は1週間開けて2回目の摂取が必要なので、1週間後に再診となった。黄熱病の予防接種は1回打つだけで生涯有効!

 

・予防接種後の経過は良好

予防接種したその日は注射した上腕が少し痛むものの、目立った副作用もなく問題なく経過している。その日のうちにバンコクの街中を歩き回り、健康に食べ、健康に観光し、健康に眠りに就くことができた。しかし本来、予防接種したその日くらいは安静に大人しく過ごしてもいいかもしれない。

 

 

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