中央アジア周遊のモデルルートを大公開!「シルクロードの旅」で中国から入って一筆書きでコーカサスへ抜ける方法

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中央アジア周遊の旅のモデルルートはこれだ!!!!!

中央アジア周遊のモデルルートを大公開!「シルクロードの旅」で中国から入って一筆書きでコーカサスへ抜ける方法

・中央アジアを一周するためにはどんな旅のルートを描けばいいの?
・ぼくが中央アジアで行きたい場所、やりたいことをまとめてみた
・中央アジア周遊の旅ルートを考えるのは思ったよりも難しい!
・中央アジア周遊で高額となるパミール高原ツアーとトルクメニスタンツアーについて考察
・キルギス北部、カザフスタン南部を巡ってウズベキスタンへ
・ミズイロノタビ「中央アジア周遊の旅」モデルルート

・中央アジアを一周するためにはどんな旅のルートを描けばいいの?

ぼくは「シルクロードの旅」の中で、7月〜8月にかけておよそ2ヶ月間中央アジアを回った。大変だったのは中央アジアの旅のルートをどのように計画するかだ。

6月は1ヶ月かけて中国の新疆ウイグル自治区を主に巡ったが、最後の街は西の果てのカシュガルだった。カシュガルから中央アジアに入ろうとすると自然とキルギスのオシュかビシュケクが選択肢となり、飛行機が安かったのでぼくはオシュから中央アジアの旅を始めることにした。さてキルギス中央部に位置するオシュからどのように中央アジアを一周したらいいのだろうか。

優先して考えなければならないことは、中央アジアの旅を終えてからはコーカサス(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)の旅に移行するということだ。中央アジアからコーカサスへの移動はコロナ前はカスピ海を船で渡る海路も可能だったらしいが、コロナ後はアゼルバイジャンが空路入国しか許可していないので、必然的に飛行機で中央アジアからアゼルバイジャンの首都バクーへ行くことになる。

つまり中央アジアを巡った最後の街からアゼルバイジャンの首都バクーまでの航空機代が安いことが望ましい。Trip.comで中央アジアの主要な都市からバクーへの航空機料金を調べてみるとまずウズベキスタンの首都タシケントからが最も安く(2万円台〜)、次いでカザフスタンのアルマトイが安い(3万円台〜)という結果だった。じゃあ最後にウズベキスタンのタシケントへ辿り着くように中央アジアの旅のルートを構築していけばいいのだろうか。それを前提として中央アジアで自分が行きたい場所ややりたいことをまずはまとめてみた。

 

・ぼくが中央アジアで行きたい場所、やりたいことをまとめてみた

キルギスでは最初の街オシュの他に首都ビシュケク、温泉があってトレッキングもできるアルティンアラシャンにも行きたいし、ビシュケクからイシククル湖まで行ける夏限定列車にも乗りたかった。カザフスタンは他の旅人も大体そうであるように、アルマトイだけ行ければ十分だろう。ウズベキスタンは建築物の青色が美しいというイメージでぼくの憧れの国だったので、首都タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァなどの定番を時間をかけて回りたい。タジキスタンではパミール高原越えに興味があるし、トルクメニスタンでは炎の谷や首都アシガバードも気になった。

 

・中央アジア周遊の旅ルートを考えるのは思ったよりも難しい!

キルギスのオシュから始まって、この希望を叶えられるような見事な一筆書きのルートを描き、そしてウズベキスタンのタシケントに着地できるのだろうか。どんなに考えてもそれは難しそうだった。

地図を確認してもらえば分かるがオシュから北へ向かう場合、キルギスの首都ビシュケクやアルティンアラシャン、アルマトイ、タシケントまでは綺麗に行けるが、そこからウズベキスタン内でサマルカンド、ブハラ、ヒヴァと旅を続けていくと最後にタシケントに戻るのがかなり遠くなってしまう。これだとウズベキスタン旅行の合間にトルクメニスタン旅行は行けそうだが、タジキスタンのパミール高原を越えるのはルート的に難しそうだ。

またオシュから南へ向かいまずタジキスタンのパミール高原越えをするとなると首都ドゥシャンベ、ウズベキスタンのサマルカンドと旅を継ぐことになるが、そこから北上してタシケントへ向かってキルギス北部のビシュケクやアルティンアラシャンを巡れば最終的にはアルマトイへ終着してしまいそうだ。アルマトイからバクーまでの飛行機代も直行で高くはないのでそれはそれでいいが、綺麗な一筆書きの旅のルートとは言い難いし、中国からようやく脱出したのに中央アジアの旅の中で中国から徐々に離れて最後にまた中国に近いアルマトイへ帰るのも、「シルクロードの旅」で西へ西へと進むという理想的な旅路と異なっていて何だか気に入らなかった。

 

・中央アジア周遊で高額となるパミール高原ツアーとトルクメニスタンツアーについて考察

またかかる費用の問題もあった。普通に旅できる場所は問題ないが、ぼくが興味を持っている中で問題なのはタジキスタンのパミール高原越えとトルクメニスタンだ。この2つは基本的にツアーに参加する必要があるという(パミール高原はヒッチハイクする人もいるらしいけど何だか大変そう)。

試しにキルギス・オシュの旅行会社でタジキスタンのパミール高原越えツアーの料金を聞いてみると、7日間のツアーで最大人数4人が集まれば最安470米ドルになるという。ただしこれにはご飯代、宿代は一切含まれておらず、宿代は一般的に25ドルくらいするそうだ。それだとおそらく合計10万円くらいする計算になるだろう。た、高い…「パミール高原」という言葉だけでも魅力的だが、それだけのお金を出す価値が果たしてあるのだろうか。

幸いにもぼくは中国のカシュガルから2泊3日のパミール高原ツアーに参加し、パミールとはどういうものか既に十分体感していたので、オシュから南へ進むのを辞めて北へと向かうことにした。中国のパミール高原ツアーは980元だったので、およそ20000円ちょい。2泊3日でもパミール高原の唯一無二の大自然の迫力を十分に満喫できたので、かなりコスパのいい選択ができたはずだ。この2万円の中国パミール高原ツアーに参加したことでキルギスの10万円ツアーに参加せずに済むのだから、金銭的には賢かったと言わざるを得ない(内容は違うだろうから比較できないけど)。

またコロナ後トルクメニスタンは絶対にツアーでしか行けず、オンラインで旅行会社に質問し料金を確認してみたところ炎の谷と首都アシガバードの2泊3日ツアーで最低730ドル以上しそうだったので、今回の旅ではパスしようという結論に至った。別に安く行けるなら行ってみたい気持ちはあるが、トルクメニスタンの3日間が10万円以上するほど自分にとって価値があるものとは到底思えなかった。というか3日間が10万円以上の価値を持っている場所なんて、世界中探しても滅多に見つからないだろう。それって一体どこ…。

ぼくは自分の命の時間を削って労働して得た大切なお金を、自分がそんなに幸福だと感じないものやそれほど価値のないものに使うわけにはいかないという「お金を使う力」をここでは発揮することができた。高いお金を支払うなら本当に自分がその金額と同等かそれ以上に幸せになれるのかどうかを一旦立ち止まって考えることが重要だ。そしてそのためには自分がどのような物事に幸福感を感じる種類の人間であるのか、常に自分自身と対峙し自分自身に問いかけながら生き、自分自身を知るという努力を怠ってはらない。

ということで中央アジア周遊で最も重要なお金のかかる2ヶ所を考慮した結果、ぼくはオシュから首都ビシュケクへと北上することに決めた。

 

・キルギス北部、カザフスタン南部を巡ってウズベキスタンへ

キルギスの首都ビシュケク、イシククル湖、アルティンアラシャン、カザフスタンのアルマトイは地理的に近く寄り集まっている感があるので、スムーズに回ることができた。そしてこのエリアを終えた後は夜行バスに乗ってウズベキスタンの首都タシケントへと向かい、ウズベキスタンの旅を開始するという自然な旅の流れが形成された。

ちなみにこの中の2大都市ビシュケクとアルマトイを地図で比べると、ビシュケクの方がタシケントから近いように見えるが、ビシュケク・タシケント間の夜行バス移動は国境の検問が2回あって面倒なのに対し、アルマトイ・タシケント間の移動は国境越えが1回で済むので、アルマトイからタシケントに移動するのがおすすめだ。国境越えというのは夜中だろうが問答無用で叩き起こされたり、荷物を全部持って検査を受けなければならないなどかなり大変なので、国境越えなんてなるべく少ないに越したことはないのだ。

ビシュケクで泊まった宿さくらゲストハウスは日本人宿であり、様々な日本の旅人と交流することができた。そんな中でウズベキスタンには定番の旅行コースのそのさらに西にカラカルパクスタンという自治区の首都ヌクスの街があったり、そこからカザフスタンのカスピ海沿いの街アクタウまで行けることも教えてもらった。このまま旅を続けるとウズベキスタンのタシケント、サマルカンド、ブハラ、ビヴァとそこで旅が終わってタシケントへ舞い戻ることになりそうだが、もっと西へ進んでアクタウのカスピ海まで辿り着くのも悪くない選択肢だし、それこそ西へと突き進む「シルクロードの旅」としての威厳も保たれるだろう。

Trip.comで検索してみるとアクタウ発バクー着の飛行機は何とタシケントよりも安い1万円という素晴らしい値段だったので、ぼくは中央アジア周遊の旅の最終目的地をタシケントではなくアクタウに変更した。

さらにウズベキスタンのサマルカンドからは、美しい湖の絶景が見られるというタジキスタンのセブンレイクスまで日帰りできるほど近いことが分かった。ぼくはサマルカンドからセブンレイクスへの2泊3日の小旅行を決行し、パミール高原ツアーに参加しなかったことで行きそびれていたタジキスタンの世界を体験すると同時に、中央アジア周遊旅の密度を濃厚にすることができた。

 

・ミズイロノタビ「中央アジア周遊の旅」モデルルート

以上のような経緯と試行錯誤の結果として、ぼくの中央アジア周遊の旅のルートは以下の通りとなった。

キルギス
滞在する街 宿泊するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
オシュ Ocean hostel(3泊) シェアタクシー
ビシュケク さくらゲストハウス(6泊) 夏限定列車
バリクチ Guest House Oimo(1泊) シェアタクシー
カラコル The Way of Travelers(1泊) ローカルバスハイキング
アルティンアラシャン Bulak Say Yurt camp Altyn Arashan(3泊) ハイキング+タクシー
カラコル Guesthouse Alinazar(2泊) 国際バスでカザフスタンのアルマトイへ

 

カザフスタン
滞在する街 宿泊するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
アルマトイ Hostel Q7(9泊) 国際バスでウズベキスタンの首都タシケントへ

 

ウズベキスタン+タジキスタン
滞在する街 宿泊するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
タシケント DRIMIN – by Sunrise Caravan(4泊) ウズベキスタン鉄道
サマルカンド Salomat guest house(8泊) シェアタクシー
セブンレイクス(タジキスタン) Jumaboy Guesthouse(2泊) シェアタクシー
サマルカンド Salomat guest house(2泊) ウズベキスタン鉄道
ブハラ Dervish Hostel(3泊) ウズベキスタン鉄道
ヒヴァ Muhtasham Hotel(3泊) ミニバス+ウズベキスタン鉄道
ヌクス Hostel DANEXAN APA(4泊) 鉄道でカザフスタン・アクタウへ

 

再びカザフスタン
滞在する街 宿泊するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
アクタウ Жеруйык Отель(3泊) 飛行機でアゼルバイジャンのバクーへ

このようにまとめて見ると中国ウイグル自治区のカシュガルからキルギスのオシュ経由で中央アジアへと入り込み、自分の行きたい場所を抜け目なく網羅しつつも一度も同じ街に戻ることなく綺麗な一筆書きの旅路を描きながら、さらに「シルクロードの旅」の名に相応しく西へ西へと旅を継ぎ、最終的には西の果てカスピ海のほとりのアクタウの街にまで辿り着けて、非常に満足度の高い美しい中央アジア周遊の旅が完成したと自負している。

中央アジアの旅は情報が乏しく、ぼくは中央アジア周遊の旅のルートをどのように形成してばいいのは分からずに困っていたので、こんなにも見事に中央アジアの旅を終わらせることができて自分でも驚いていると同時に感無量だ。この旅のルートは今後きっと誰かの役に立つだろうと思うので、このページに残しておくものである。

 

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