四国車中泊お遍路第7番!「光明山 蓮華院 十楽寺」は燃えるように真っ赤な愛染明王がなんと言っても美しかった

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燃え盛るような真っ赤な愛染明王さま!!!!!

四国車中泊お遍路第7番!「光明山 蓮華院 十楽寺」は燃えるように真っ赤な愛染明王がなんと言っても美しかった

・喜怒哀楽の中で怒りが最も美しい
・第7番十楽寺はなんと言っても真っ赤な愛染明王像が美しかった
・第7番十楽寺本堂
・第7番十楽寺境内の様子
・第7番十楽寺お納経(御朱印)
・第7番十楽寺御影、御姿

・喜怒哀楽の中で怒りが最も美しい

喜怒哀楽の中で、ぼくは最も怒りが好きだ。そういうと大抵の人に驚かれる。普通ならば、誰もが喜びや楽しみに生きがいを見出すものだろうと世の中では考えられているからだ。しかしぼくはまさに喜怒哀楽の中の「怒り」の中にこそ、真実の中を生き抜く生命の姿を見いだすことができるような思いがある。

不動明王が怒っているというのは本当か?

それゆえに密教における不動明王や愛染明王とぼくの精神には、並々ならぬ親和性を感じる。その忿怒(ふんぬ)に満たされた表情の中に、浮世の中で傷つきながらでも必死に真理と向き合い真剣に生き抜いている人々の精神の色彩を見つけずにはいられないからだ。偽物と愚鈍と洗脳と恐れだらけのこの世の中で、真理に向き合って孤独に生き抜くためには並大抵のまともな精神ではいられない。どんなに傷つきながらでも、異常でまともではないと罵られながらでも、それでもこの苦しみの海という別名の浮世を泳いで行こうと上を向くためには、通常の表情では絶対にいられない。それはまさに不動明王や愛染明王のように、忿怒と見間違われるほどに必死の形相をしているに違いない。

弘法大師は唐の長安へと渡り、異国の留学生であるにも関わらず密教の教えを引き継ぐ者として選ばれ、恵果(けいか)より密教を引き継いだ。その密教の教えを体現している「大日如来」の化身が、まさに不動明王であることを知ったならば、お遍路の祈りの道を巡礼する人ならば誰でも、怒りに燃える不動明王に親近感を抱くに違いない。

 

 

・第7番十楽寺はなんと言っても真っ赤な愛染明王像が美しかった

第7番の「光明山 蓮華院 十楽寺(こうみょうざん れんげいん じゅうらくじ)」では、なんと言っても真っ赤な色彩をした「愛染明王」像が、なんと言っても筆舌に尽くし難い美しさだった。なんと美しい色彩だろう!なんと美しい怒りだろう!ぼくはこの小さな愛染明王に惚れ込んでしまい、時間がゆるす限りいつまでもずっとこうして眺めていたかった。周囲を無数の仏像に護られて、その赤さはこの世のどこまでへも届きぼくたちの心に美しい怒りをもたらしてくれるような気がした。

 

 

・第7番十楽寺本堂

 

・第7番十楽寺境内の様子

 

・第7番十楽寺お納経(御朱印)

 

・第7番十楽寺御影、御姿

人間の 八苦を早く 離れなば 到らん方は 九品十楽

 

 

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