仁王像のパステルカラー可愛い!!!
四国車中泊お遍路第8番!「普明山 真光院 熊谷寺」は多宝塔と仁王像が色鮮やかでフォトジェニックだった
・第8番熊谷寺と紀州熊野権現との関係
・第8番熊谷寺の仁王門
・第8番熊谷寺の多宝塔
・第8番熊谷寺の本堂
・第8番熊谷寺大師堂
・第8番熊谷寺境内の様子
・第8番熊谷寺お納経(御朱印)と納経帳の多様性
・第8番熊谷寺御影、御姿
目次
・第8番熊谷寺と紀州熊野権現との関係
2020年お遍路閏年逆打ち!第9番の法輪寺の地元の人々とのあたたかな交流を胸に残しながら、車で10分もかからないほど近くにある第8番の「普明山 真光院 熊谷寺(ふみょうざん しんこういん くまだにじ)」へと向かった。
このお寺はぼくの故郷であり紀州(和歌山県)とも歴史的関係が深く、弘仁6年に弘法大師がこの地・閼於ヶ谷で修行をしていた際に、紀州の熊野権現が現れ「末世の衆生を永く済度せよ」と5.5センチほどの小さな金の観世音菩薩像を授け、虚空はるかに去っていったという。弘法大師はその場にお堂を建てて、自ら霊木により等身大の千手観音像を彫造し、その胎内に金の尊像を納めて本尊にしたことが、この熊谷寺の縁起であると言われる。
・第8番熊谷寺の仁王門
熊谷寺は四国霊場の中でも最大級のようだ。ぼくはまだここでお遍路4つ目のお寺なので、これが大きいのか小さいのかよくわからなかったが、仁王像がパステルカラーの美しい色彩でとてもかっこいいと感じた。なんだか小さい人形をファッションとして家に飾りたいくらい!
・第8番熊谷寺の多宝塔
熊谷寺は色鮮やかさが特徴の多宝塔も、また見所のひとつだ。お遍路の他のお寺でも見ることのなかったカラフルで美しい屋根が、ぼくにとってはとても魅力的に移った。仁王像もカラフルだし、多宝塔もカラフルだし、この熊谷寺は視覚的にぼくたちを楽しませてくれるフォトジェニックなお寺だと感じた。
そのカラフルな印象とは反対に、位置的にはのどかな山の麓にあり、静寂に包まれた木漏れ日の美しい心穏やかになれる雰囲気だった。
・第8番熊谷寺の本堂
・第8番熊谷寺大師堂
・第8番熊谷寺境内の様子
・第8番熊谷寺お納経(御朱印)と納経帳の多様性
お遍路のお寺ではどこでもそうだが、ここの納経所でもたくさんのお遍路用の納経帳が売られていた。いずれも表紙が色鮮やかで美しいが同じサイズであったとしても、3000円以上するものもあれば2000円代に収まっているものもある。何が違うのかと納経してくれる方に尋ねたところ、紙の質が違うのだということだった。やはり納経をする立場側からしても、書を書きやすい納経帳と書きにくい納経帳があり、値段の高いものは紙がいいものを使用している分、墨が染み込みやすく、また御朱印も早く乾きやすく、書きやすいのだという。ぼくの高野山奥の院で買った2000円の納経帳も書きやすくいいものだとおっしゃってくれていたが、本当かお世辞かどうかはわからない。
・第8番熊谷寺御影、御姿
たきぎとり 水くま谷の 寺にきて 難行するも 後の世のため