中国大陸の石獅子に男根はある?「北方獅」と「南方獅」の違いを実際に中国縦断の旅をして検証した

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中国石獅子の生殖器の有無は、北方と南方で全く違った!!!!!

中国大陸の石獅子に男根はある?「北方獅」と「南方獅」の違いを実際に中国縦断の旅をして検証した

・日本の熊野本宮大社で狛犬に性別があることを知った
・台湾の石獅子は明確に性別的な特徴があった
・中国大陸の石獅子に性別はあるのか、東部縦断の旅をして検証した
・衝撃!中国南部の石獅子には中部〜北部にはなかった男根が存在した
・「シルクロードの旅」の中で巡り会う石獅子の姿

・日本の熊野本宮大社で狛犬に性別があることを知った

日本の熊野本宮大社で新くて巨大な狛犬を眺めていた時、その股間に立派な男根が付いているのを発見して衝撃を受けた。へ〜狛犬って生殖器付いていることがあるんだ、珍しい、じゃあもう一体はメスなのかなと思って対になっている方を眺めると、こちらも男根が天に向かって聳え立っていたので両方オスであることが判明した。やっぱり神社という聖域を外部の敵から守っている守護神だから、戦闘力が高そうなオスが配置されているのだろうか。ぼくは狛犬に性別なんてあったんだな〜という意識のまま、「台湾茶を巡る旅」に出かけた。

 

・台湾の石獅子は明確に性別的な特徴があった

台湾の石獅子(オス)

台湾の石獅子(メス)

台湾の石獅子のオスには男根がある

台湾の狛犬=石獅子は日本のものよりさらに性別が明確に示される傾向があり、2体あるうち右側には立派な男根付きのオスが、左側には何も付いていないメス(ごく稀に女陰がある場合もあり)が配置されていた。さらにオスの石獅子にはお金が、メスの石獅子には子供が取り付けられており、男は外で金を稼いで女は家で子育てをするものだという伝統的な思想が、石獅子には反映されているのかもしれなかった。

また日本の狛犬でも台湾の石獅子でも男根が明らかに勃起しており、オスという性別を示すだけなら勃起している必要は全くないので、何か男根の聖なる力を借りるというような男根崇拝的な意味合いも含まれているのではないかと思われた。日本や台湾やギリシャなど、世界中で男根像は境界線を守護し司る役割を果たしているので、神社や寺院といった聖域を外部から守るという狛犬や石獅子の役割は男根像の役割と大きく合致している。

聖域と外部の間の境界線を守護するためには、強力な動物であるライオンや犬の像が非常に適していたが、それだけではなくそれに加えて世界中で境界の守護神として崇められる男根さえ付け加えることによって、最強の防御力と攻撃力を発揮させたかったのではないだろうか。

 

・中国大陸の石獅子に性別はあるのか、東部縦断の旅をして検証した

さらにぼくの旅路は続き、台湾の次は「中国大陸東部縦断の旅」を成し遂げた。台湾は中国文化圏であり、当然中国の石獅子文化は台湾のものと類似していると思われたが、果たしてどうだったのだろうか。「中国大陸東部縦断」の行程は、以下の通りだった。

滞在する街(時系列順) 訪れたい観光地 滞在するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
上海 上海博物館東館 船長五号ゲストハウス(2泊) 高鉄
泰安 泰山 秋果家ホテル(2泊) 高鉄
洛陽 龍門石窟、少林寺、白馬寺、洛陽博物館 五四ユースホステル(4泊) 夜行列車
平遥 平遥古城 Yijingxuan boutique lnn(1泊) 高鉄
大同 雲崗石窟、大同古城 グリーンツリースマートチョイスホテル(3泊) 高鉄
北京 故宮(紫禁城)、中国国家博物館、天安門広場 友人宅(6泊) 夜行列車
張家界 武陵源、天門山 張家界米多中国式旅館(3泊) 高鉄
鳳凰 鳳凰古城 鳳凰舒依民宿(2泊) 高鉄
重慶 雲渉ホテル(3泊) 飛行機
上海

結論としては意外なことに「中国大陸東部縦断」のうち上海〜北京を旅していた間には、生殖器によって性別が明示された石獅子に出会うことはなかった。ほぼ全ての石獅子に男根が付けられていた台湾と比べると、同じ中国文化圏内なのに全く様相が異なっていた。

泰山の石獅子

泰山の石獅子

洛陽「白馬寺」の石獅子

洛陽近郊「少林寺」の石獅子

洛陽近郊「少林寺」の石獅子

平遥古城の石獅子

大同市の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

北京「紫禁城」の石獅子

 

ご覧の通り中国中部〜北部の石獅子には全く生殖器は存在していなかった。右がオスで左がメスでありメスが子供をあやしているのは台湾と変わらないようだがオスがお金を持っていない点、両性ではなくオスだけが丸い球体を操っている点は台湾と異なっていた。北京の紫禁城の石獅子は巨大で本当に格好よかった。皇帝が暮らしていたお城なんだからもはやこれが中国石獅子の模範的姿と言い表すことができ、やはり中国北方では生殖器によって性別を表現しないことが一般的らしかった。

 

北京のスーパーマーケット前の石獅子(オス)

北京のスーパーマーケット前の石獅子(メス)

北京のスーパーマーケット前の石獅子(男根あり)

北京のスーパーマーケット前の石獅子(女陰あり)

しかし中国中部〜北部であっても絶対に100%生殖器がないと断言することはできず、ぼくが旅路の中で唯一発見したのは北京のスーパーマーケットの前に立っている立派な石獅子で、これにはかなり立派な男根と生々しい女陰が付いていた。しかしこれにはオスにお金が付いているからもしかして台湾系の石獅子なのだろうか。ここは首都だから様々な地方から文化が集結し、このように北京では特徴的ではないものの別地方の石獅子が見られたりする可能性は否定できなかった。

 

・衝撃!中国南部の石獅子には中部〜北部にはなかった男根が存在した

ふ〜ん中国大陸って台湾と違って生殖器で性別が表現されていないんだ、台湾って中国文化圏の中でも特別だったんだと思ったのも束の間、北京の滞在を終えて中国南部の湖南省まで移動するといきなり生殖器付きの石獅子が姿を現し始めた!

湖南省「張家界」の石獅子(男根あり)

湖南省「張家界」の石獅子(男根あり)

重慶の石獅子(男根あり)

重慶の石獅子(男根あり)

重慶の石獅子(男根あり)

これは絶対に偶然ではなく南部に移動するといきなり高確率で生殖器付きの石獅子が現れたため、ぼくの中では中国中部〜北部は石獅子に生殖器なし、南部は生殖器ありなのだと解釈した。というか台湾人だって中国南部から渡ったに決まっているから、中国南部の文化を受け継いているはずだ。

中国には「北方獅」と「南方獅」という言葉もあるくらい、地方によって石獅子の姿形が異なっているようだ。この生殖器の有無も「北方獅」と「南方獅」の大きく特徴的な違いなのだろうか。何となく北方の人々は真面目で南方の人々は大らかというイメージがあるが、それも石獅子が生殖器を丸出しにするかしないかと関わっているような気がしなくもない。

 

・「シルクロードの旅」の中で巡り会う石獅子の姿

次に出かけた「シルクロードの旅」では、中国の西安から新疆ウイグル自治区を回った。中国国内の旅程は以下の通りだった。

滞在する街(時系列順) 訪れたい観光地 滞在するホテル(宿泊数) 次の街への移動手段
西安 兵馬俑、陝西歴史博物館、青龍寺 グリーンツリーエコノミーホテル(4泊) 高鉄
張掖 張掖丹霞地形(レインボーマウンテン)、大仏寺 途客尚鄰ホテル(3泊) 高鉄
敦煌 莫高窟、月牙泉、敦煌博物館 敦煌錦舍年華中国式旅館(4泊) 高鉄
トルファン 火焔山 達卜青年旅舍(4泊) 高鉄
クチャ キジル石窟 クチャ西遊宿社ホステル(4泊) 高鉄
カシュガル パミール高原 古猫寧ゲストハウス(4泊)、Copper Coin Guesthouse(4泊) 空路でキルギス・オシュへ

新疆ウイグル自治区なんてもはやイスラム教の異国であり、あまり石獅子を見る機会にも恵まれなかったが、少なくとも西安周辺の石獅子には生殖器は存在しないように見えた。やはり中部には生殖器なしの傾向か。

西安考古学博物館の石獅子

西安の石獅子

 

ほとんど石獅子なんてなかったウイグル自治区だが、クチャで見つけたカラフルな石獅子はとても可愛くてお気に入りだった。

 

石獅子は西方エジプトのスフィンクスが起源だと言う。スフィンクスと石獅子(ライオン)なんて全然別物に見えるけれど、シルクロードを辿って旅をすればその進化や変遷の過程が見られるのだろうか。中国のライオン像が日本では犬に変わってしまったように、西洋のスフィンクスが徐々にライオンに移り変わっていき、やがて中国の本当にライオンかどうかよく分からない特徴的な石獅子の姿へと変貌するのなら、それは非常に興味深い変化だ。

「シルクロードの旅」の中のそれぞれの国で、ぼくはどのような守護神としてのライオン像に巡り合うのだろうか。そしてそれに性別はあるのだろうか。

 

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