アムステルダム散策は9ストリートを中心に

 

ぼくは迷っていました。夜のアムステルダムの歓楽街を見学するか、有名なアップルパイを食べに行くかを…。

 

アムステルダム散策は9ストリートを中心に

・徒然なるアムステルダム
・アムステルダム散策は9ストリートを中心に
・アムステルダムの花市場
・Seafood Barで昼食を
・古い郵便局を改装したMagna Plaza
・雑貨といふもの
・Cafe Luxembourgでオランダコロッケのクロケット
・夜のアムステルダムの冒険

・徒然なるアムステルダム

今日はなにも予定を立てずにアムステルダムの街をブラブラと歩いていた。来た時からこの街が好きなことを直感で感じた通り、この街は興味深いものや刺激で満ちている。ヨーロッパらしい美しい伝統的な街並みの中に、綺麗なだけでない人間の深い欲望を感じさせる街。通りによって目まぐるしく変わる店や風景たちを眺めていると、もしかしたら何年ここにいても飽きることなどないのではと感じさせるほどだ。

日本人の感性として非常に重要な“可愛い”の要素も十分にあふれている。可愛い雑貨や小物、服飾店なども、東京や大阪にも引けを取らないのではないかと思えるほどの充実ぶりだ。歩いているとつい、どの店にも入りたくなってしまって散歩にも時間がかかってしまう。

レストランもカフェもありすぎて、どこに入ろうか決めかねてしまう。各国の料理があふれていて、オランダの料理といえばなにかを忘れてしまうほど、どんな国の料理でも気軽に食べることができる。ワッフルやムール貝など“ベルギーらしいもの”があふれかえっていたブリュッセルとは対照的に、ひどく国際的でその国の独自性が少ない。

けれどそれに対して、建築物たちはこれぞオランダ、これぞアムステルダムという風格であふれている。街角のどこを切り取ってみても、ここがアムステルダムだとすぐにわかってしまうかもしれない。赤褐色で統一された街並み、そこにアクセントのように入ってくるビビッドな赤や鮮やかな青の扉たち。洗練されているその街並みを眺めているだけでも楽しくなる。

アムステルダムの街には運河が張り巡らされている。水と陸が同じくらいある街。自分が今、水の上にいるのか、陸の上にいるのか、わからなくなる。彼岸と此岸を果てしなく行き来する街。自分が今、此岸にいるのか、彼岸にいるのか、忘れてしまう。

アムステルダムは不思議な街だ。またここへ戻ってこようと、帰る前からそう思わされてしまう不思議な魅力がこの街にはある。

アムステルダムで美しくないことをおそれないで

 

・アムステルダム散策は9ストリートを中心に

アムステルダムには9ストリートと呼ばれる一帯があり、ここが特に感受性豊かなセレクトショップやレストランやカフェが並んでいるらしい。ファンゴッホ美術館徒歩でを訪れる際にも通り過ぎるエリアだ。

アムステルダムのゴッホ美術館で孤独の意味を深める

アムステルダムの散策はこのエリアを中心に行うと、充実した時間を過ごせるような気がする。アムステルダムにしかなさそうな素敵な雑貨やカフェに巡り会える確率が高くなるだろう。

ぼくもこのあたりを中心に散策し、いくつかいいお店を発見して楽しい思い出になった。

 

・アムステルダムの花市場

アムステルダムの花市場は、ぼくたちが思い描く“オランダ”に最も近い雰囲気のエリアだ。ぼくの訪れた2月初旬でも色とりどりのチューリップが咲き乱れ、店先に並べられており訪れる人々の目を楽しませてくれる。

もちろん旅行者には持ち帰りにくいという観点から、花を買うという行為には及びにくいものだが、チューリップの球根を1つからでも買うことができるし、バッグに詰められてまとめられて売られていたりしたので、オランダ土産にうってつけかもしれない。

また9ストリート周辺にはチューリップ・ミュージアムというものもあり、そこではミュージアムには入らなくても、チューリップにちなんだ様々な種類のお土産物屋さんを見ることができるので楽しかった。

 

 

・Seafood Barで昼食を

ぼくは2日連続で昼食にSeafood Barという店を選んだ。ここも9ストリートのエリアにある。海に囲まれた島国の民族のぼくにとっては、長い間シーフードを食べられない冬のヨーロッパの旅はさみしいものがあった。ベルギーに入ってから途端にシーフード文化が出現し出し、ベルギーでもたくさんのシーフードを食べることができたし、ここアムステルダムのSeafood Barでも気軽に手頃な値段で色々なシーフードを食べることが可能である。

ここにはパエリヤやムール貝、エビなども揃っており、ヨーロッパの旅の中でかなりシーフードに飢えていたぼくは、ここでシーフードを必死に身体に補充していた。日本に帰ってからも早く日本の寿司を食べたいものである。

余談だが日本の寿司文化はすごくて、ヨーロッパのどの街でも寿司屋を発見することができ、もはや日本は寿司により世界を支配していると言っても過言ではないだろう。どんなスーパーマーケットでも変な日本語の名称で寿司のパックが売られているほどだ。

しかしヨーロッパの寿司は、どこかおかしいのだ。ヨーロッパ人の感性に合わせたらああいう味付けになるのかなんなのか謎だが、とりあえずほとんどまともな寿司に巡り合うことはない。ヨーロッパでは寿司を食べれば食べるほどに、寿司欲が満たされるわけではなく逆に日本の寿司が極めて恋しくなる現象に陥り、寿司を食べているのに日本の寿司をさらに食べたくなるというパラドックスに陥ってしまうから大問題だ。ぼくもロシアのイルクーツクで始めて外国の寿司を食べたが、なんかアーモンドの砕かれたものが乗せられていたり、クリームが乗っていたりして、もはや違和感しかなかったことが、昨日のように思い出される。

宿の部屋で東アジア人と一緒になると、彼らは大抵日本の寿司の味を知っているので、ぼくの日本の寿司を食べたいという思いをよく理解してくれる。そして、ヨーロッパの寿司ってなんかおかしいよねという話題で盛り上がったりできるのだ。そこから食べ物はやっぱりアジアが一番だという結論となり、アジア人たちは深く納得するのである。

 

・古い郵便局を改装したMagna Plaza

古い郵便局を改装してショッピングモールにしたMagna Plazaは、中に入ってそのレトロな建築を見渡すのが楽しかった。地下の雑貨屋さん兼服屋さんカフェは見応えがあった。

 

・雑貨といふもの

9ストリート周辺の雑貨屋さん巡りは飽きることがない。歩いても歩いても次々と新しく入りたくなる雑貨屋さんが出てくる、アムステルダムは本当に素敵な街だ。

特にオランダらしいものや、日本では買えないようなヨーロッパでデザインされた雑貨を見て回るのは楽しい。ぼくはアムステルダムから日本へ帰ることになったので、ここアムステルダムでは思う存分買い物していいのだ、散財するぞと意気込んでいたが、実際にいざ買うとなるとなかなか適したものが見つからない。

日本でもそうだが、雑貨屋さんというものは“あれば可愛いがなくても全然困らない必要のないもの”であふれている。旅を住処とすることで、人生で無駄な物質を持たないことの重要性と、自分の感性に合った本当に必要なものだけを伴って生きていくことの大切さを学び取ったぼくは、なかなか雑貨というものを気軽に購入することができなくなっていた。でも旅に出かける前からそうだったかも。

それでもぼくがこれを買おうと密かに企んでいるのは、ミッフィーの人形だ。ミッフィーはオランダで生まれたらしく、頻繁に雑貨屋さんでそのグッズを発見することができる。ファンゴッホ美術館でも、ゴッホの作品「ひまわり」と「アーモンドの花」の色彩バージョンのミッフィーの人形が売られていたほどだ。

このアムステルダムでは、様々な色彩のミッフィーの人形が売られており、それがとてもお洒落な雰囲気だ。ミッフィーと言えば独特の統一された色彩感覚で絵本やアニメが成り立っていたが、その先入観があるからこそ、そこから外れた色彩のミッフィーグッズは、洗練されていて粋な雰囲気を醸し出してくれる。

ミッフィーの人形こそまさに“あれば可愛いがなくても全然困らない必要のないもの”の代名詞のような存在だが、そういうものがたまには人生に素敵な彩りを与えてくれるのではないかと、自分の行動の合理化を図っている。明日はヨーロッパ旅の最終日!買おうかなーどうしようかなー。

 

 

・Cafe Luxembourgでオランダコロッケのクロケット

Cafe Luxembourgはオランダのコロッケ、クロケットが有名であるということで食べに行ってきた。ひとつくらいオランダ的な料理を食べたいと思い立ったのだ。

クロケットは牛肉入りとエビ入りの2種類があり、それぞれが6個で提供されているものもあったが、牛肉のクロケット2個とエビのクロケット2個ととその他諸々入っているというお得なメニューを発見したのでそれを注文した。飲み物にはアップルサイダーを。

牛肉のクロケットとエビのクロケット、両方食べたが、うーん、日本の街角で売ってるコロッケの方が断然美味しいのではというのが率直な感想だ。別にまずくはないが、おー!ものすごく美味しい!!!とはならなかった。けれどオランダ料理を食べられたので満足である。

 

 

・夜のアムステルダムの冒険

今日は一旦宿に帰ってお昼寝をしていた。そして19時くらいに目覚めたのだが、夜のアムステルダムの街に繰り出そうかどうか迷っていた。

夜のアムステルダムといえば歓楽街が有名である。通称“Red Light District”や“飾り窓地区”とも呼ばれ、赤いネオンライトに照らされた大きな窓の建物の中で女性が待っていて、男性は窓から女性を眺め相手を選ぶことができるらしい。アムステルダム観光の鉄板でもあるらしく、その歓楽街を見学するか、それとも有名なアップルパイのお店Winkel43に行こうか迷っていた。実は今日の昼にWinkel43の前を通ったのだが、満員だったので待ってまでアップルパイを食べることもあるまいと通り過ぎていたのだ。

飾り窓地区とWinkel43はぼくの宿から見て真逆の方向にあるので、どちらも行くのはめんどくさそうだ。ぼくは悩みながらグーグルマップのレビューをぼーっと眺めていると、Winkel43のアップルパイにこれはここでしか食べられない味と絶賛の嵐が!

ぼくは歓楽街の見学を諦めて、夜のアムステルダムへアップルパイを食べるために繰り出した。アップルパイなんて明日の昼でも食べられるじゃないかという感じだが、人気店らしく明日の昼も混んでいるかもしれないのだ。グーグルマップを見ると、夜の方が多少空いているらしい。

宿から歩いて15分くらいで到着する。たしかに昼とは違い空いておりすんなり入ることができた。そして出てきた有名なアップルパイ!ホイップクリーム付きで、なんだかオーストリアのザッハートルテを思い出す。ザッハートルテはケーキの甘苦さと、甘くないクリームのコンビネーションが絶妙で情緒がある味わいだが、今回はどうだろうか。

ウィーンのカフェ・ザッハーで10年ぶりにザッハートルテを食す

うん!美味しい!!!こちらも絶品だった。

こちらのホイップクリームは甘みがあり、それがアップルパイの味に合っている。やはりそれぞれのケーキにはそれぞれの味に合ったホイップクリームの味があるのだなぁと実感した。外がサクサクのクッキーのような生地で香ばしく、噛んでいても心地よいが、中のアップルも適切な大きさで、時折レーズンのようなものが混じっているのも面白い。

これはわざわざ夜に食べに来てよかったなぁと感動する味わいだった。背面も香ばしいクッキーのような生地で満たされており、最後の最後まで美味しさを噛みしめることができた。アップルパイは4.4ユーロとお手頃!ちょっとアムステルダム散策中に休憩したい時にもぴったりである。明日も来たいかも。明日はこの旅の最終日だー!!

 

 

 

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