これで大丈夫!イタリア・ローマで有効だったスリ対策5つ

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紀伊山脈車中泊の旅を終えたぼくは、その次に南イタリア海洋の大冒険に出発した。

これで大丈夫!イタリア・ローマで有効だったスリ対策5つ

・南イタリア海洋の大冒険へ
・ローマ=スリのイメージ
・ローマで行なった有効なスリ対策5つ
・ローマでは美しい思い出だけが残った

・南イタリア海洋の大冒険へ

紀伊山脈車中泊の旅を終えたぼくは、その次に南イタリア海洋の大冒険に出発した。イタリアといえば、10年ほど前にベルガモ、ミラノ、ベネチアを訪れて以来の旅となる。イタリアの北部しか行ったことのなかったぼくだが、ずっとずっと「南イタリア」という場所に憧れていた。

南イタリアに憧れていた理由は、自分でもはっきりとはわからない。アマルフィの美しい海岸や、レモンの香りのするシチリア島、不思議な形の家々が連なるアルベロベッロなど、いつかは必ず行きたいと願いながら月日は経っていた。

フランス旅行の際も「南フランス」という言葉に憧れてプロヴァンスの旅をしたし、インドならば「南インド」に行きたい。スペインではその他のどこよりも南地方のアンダルシアを思い出すし、台湾でいちばん好きな街は「台南」だ。そしてぼくが移住先として10年間住んでいた地も、日本で最も南の琉球諸島という島々だった。ぼくは南という言葉に憧れ続けながら生きているのだ。

南風

自分の生まれ故郷である紀伊山脈一周の旅を終えたことと、今回の南イタリアの海洋の旅は、いっけん何の関連も脈絡もなさそうに思われるのだが、それは南イタリアの次の旅におおいて繋がり出す糸が紡がれている。

 

 

・ローマ=スリのイメージ

南イタリアの冒険をするにあたって、まずは自然な流れとして、首都のローマを訪れることとなる。ローマといえば、ぼくの中のイメージでは、ものすごく危険な場所というイメージだ。とにかくありとあらゆるところに悪人がいて、そこらへんで旅行者の金品をかすめ取ろうと待ち構えているような様子を勝手に想像していた。

これまで、バルセロナやマドリードなど、ものすごくスリに気をつけなければならないという場所も訪れて、一応は何もなかったものの、今回はそれよりもより一層細心の注意を払って、スリや置き引きに気をつけなければならないのではないかという思いがぼくの心の中を占めていた。

とはいえ、危ないと言われているバルセロナやマドリードでも、本当に悪い人なんかいるのかと疑ってしまうほどに特に何もなかったので、一応スリ対策はきちんとできていた方だったのだろうと自負している。今回のローマでもその時に気をつけた通りに、注意しておくことにした。ここにぼくがローマでスリに遭わないために行なった対策5つをここにご紹介しようと思う。

 

 

・ローマで行なった有効なスリ対策5つ

①大切なものはマネーベルトに入れる

これはローマに限らず、どこに海外旅行に行くにしても極めて有効な手段だと思うが、パスポートや大きな現金、メインのクレジットカード以外のクレジットカードは、すべてマネーベルトに入れて、服の下、腰に常に巻きつけておく。そして念には念を入れて、マネーベルトのフックが取れても下へ落ちないように、マネーベルトをズボンの中に食い込むような形で入れておく。

そして必要最小限の現金と1枚のメインのクレジットカードだけは、海外旅行用の小さな財布に入れて、ズボンの前ポケットに入れておき、海外旅行中にメインで利用する。マネーベルトは旅行中に使用することはほとんどなく、あくまでも最重要なものたちを旅行中安全に運ぶための保管庫のような役割を果たしてもらう。

このようにマネーベルトに海外旅行において最も大切なもののほとんどを入れておけば、これを失くさない限りは旅行中に大変な目に遭うことはほとんどない。そして服の下、ズボンの中に注意深く入れておくことを徹底しておけば、これを失くすことはものすごいトラブルでもない限り起きないだろうと思われる。

 

②ひざ下丈まであるロングコートの着用

これはぼくのスリ対策の中でも最も有効な手段だと思うが、危険だという噂のある街に出かける予定がある際には、旅行中の服装として、上着にひざ下丈まであるロングコートを着用することにしている。長さがひざ下まであるロングコートを着て前のボタンまでしっかりと止めていれば、ズボンの前ボケットにスマートフォンや旅行用財布を入れていても、それらを盗られる可能性は格段に減るだろう。ズボンの前ポケットが完全のコートでガードされているので、どうしたって盗難のしようがないからだ。

ぼくはこの方法で、バルセロナ、マドリード、ローマでも、ズボン左前ポケットにスマートフォン、右前ポケットに旅行用財布をいつも入れていたが、安心感をもって旅行することができた。

 

③カバンは斜め掛けにして前に

とても基本的なことだが、旅行中のカバンは常に肩から斜め掛けにして前に持っていた。常に自分の目の前にカバンがあることを確認し、そしてジッパーが開いていないかもすぐにわかるので安全だと感じた。ぼくは普段はカバンを肩掛けにしているが、それだとふと油断した隙にスられる可能性も上がると考え、イタリア旅行中は常に斜め前掛けにしていた。

 

④大切なものは机の上に置かない

友人から聞いた話だと、机の上にちょっと置いただけのスマートフォンが、魔法のように消えてしまうということが、スリの多い街では起きやすいらしい。本物のプロの仕業なので想像もできないような華麗な盗難技を繰り出しているのだろうが、こちら側としてはなるべくその被害者になる可能性を下げるため、街中のカフェやレストランなどでも携帯電話や財布、カメラを置いたままにしないように注意したい。

ふと気が緩んだときなどに、日本と同じような感覚でスマートフォンをレストランの机の上に起きがちになってしまうが、それを誰かが狙っているのかもしれない。

 

⑤人との距離を開ける

いくらローマだからと言っても、そこまで人が密集しているという場所は少なかった。日本の首都の駅や街の方がよっぽど人口密度が高いという印象だ。日本人ならローマの観光地を巡っても、人が割と少なくて楽だなと思うかもしれない。そのように人との距離を開けられるときには、適度に離れてゆったりと歩くことが、スリ対策にも有効である。

もちろん、スペイン広場がやトレビの泉、コロッセオなどの超有名観光地は人口密度が高く、またそういう場所はスリも頻発しているようなので、その時には最も最新の注意を払って自分の荷物を見守っていた。

 

 

・ローマでは美しい思い出だけが残った

以上の5つの項目をいつものように守って旅をしていると、ローマでもバルセロナやマドリードと同じように、本当にスリなんかいるのだろうか、悪い人なんてどこにいるんだろうと思えるほどに、楽しい日々をローマで過ごすことができた。

ローマ=スリが多い危険な都市という、行ったこともない先入観だけで決めて身構えてしまっていたが、きちんと基本的な対策を行えば素晴らしい思い出が作れる美しい都市だった。極度に古いものと普通に新しいものがこんなにも身近に、接触して混在している街をぼくは初めて見た。危険だ危険だとばかり思わずに、きちんと対策をした上で心を柔らかくして街に接することの大切さをローマに教えられた気がする。

 

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