アマルフィへとくだる階段が夢の世界みたいで時が止まった

 

上るのは地獄でしたがくだるのは天国でした。

アマルフィへとくだる階段が夢の世界みたいで時が止まった

・ひとりでアマルフィに行くことになっちゃった
・尊いアマルフィへの階段の時間
・自作詩「アマルフィへの階段」

・ひとりでアマルフィに行くことになっちゃった

ぼくとてらちゃんはアマルフィでの滞在を安く済ませるために、アマルフィの街の断崖絶壁の頂上にある絶景の街アジェローラに宿を取っていた。

アマルフィは宿代が高いので崖の上の謎の街アジェローラに泊まってみたら予想外の絶景が待っていた

そしてアマルフィ海岸にある街ポジターノまでの「神々の道」の素晴らしい景色をトレッキングをしつつ楽しんだ。帰り道、海岸付近から断崖絶壁の頂上へと上る果てしない階段の道は地獄のような険しさだった。

ポジターノへ!アマルフィ海岸の絶景を見下ろしなが「神々の道」をトレッキング

次の日、てらちゃんが軽度の食あたりになったので、急遽ぼくひとりでアマルフィに行くことになりましたとさ!がーん!

 

 

・尊いアマルフィへの階段の時間

 

アジェローラへとのぼる階段は地獄そのものだったが、アジェローラからアマルフィへと下る階段は、まるで天国のようだった。目の前に広がる青い空と紺碧のアマルフィの海!誰もいない静かな階段を、ぼくひとりだけが駆け下りていた。

 

 

上りの際には険しすぎて気づかなかったいろいろなことに、下りならば気づくことができる。空と海の境界が霞んで見えない神秘的なアマルフィの海の風景、黄色やピンクの花々に鮮やかに彩られた階段、白い家と青い海の組み合わせがまるでギリシャのようであること、美しく揺れる木漏れ日で休憩することの喜び、素早く動くトカゲの尾が綺麗な緑色であること、コクリコの花がポツリポツリと可憐に揺れていること。

 

 

ぼくは映画コクリコ坂からの主題歌である、手嶌葵の「さよならの夏」を聞きながら、何度も何度も休憩しながら、アマルフィへと下る階段を進んでいた。照りつける太陽が眩しく、海がキラキラと反射している。快晴の静かな海辺の街では、揺れる木漏れ日で休憩するのが最も心地よい。ぼくは歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まりを繰り返しながら、本当は時間が止まってほしいと願っていた。この階段の先にある美しき海辺の街、アマルフィまで早くたどり着きたいはずなのに、この階段が永遠に続けばいいのにとそっと願っていた。そんな思いを、「さよならの夏」の歌がさらに強くする。

 

 

世界は、ぼくと、海と空の青と、花々と、白い家と、階段だけになってしまったような気がした。人間がそこには誰ひとりいなかったのに、不思議と孤独を感じなかった。もしかしたら人間がいる方が、孤独だと感じるのかもしれない。ぼくの心は、海と空の青と、花々と、白い家と、階段と共にいられることで、充分に満たされていた。人間と語り合わないと寂しいというのは本当だろうか。人間の肌に触れ合っていないと満たされないなんて嘘ではないだろうか。本当は人間がいるからこそ、どうしようもない孤独が深まるのではないだろか。それに気づけない人だけが、ひとりで美しい階段を下れずにもがいてしまうのではないだろうか。

 

何度も休憩したので、アマルフィに到着するのにだいぶ時間がかかった。しかしぼくには階段を下る時間の長さを、まったく感じずにいた。まるでそんな時間などなかったかのように、階段を下る時間は意識の中で一瞬の点へと収束され、それは永遠へと連なった。

 

 

・自作詩「アマルフィへの階段」

アマルフィへの階段

 

 

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