小さくて可愛いパイナップルがいたるところに売られていました。
ぼくが愛してやまない旅雑誌のTRANSIT 。
その琉球諸島の特集号を、西表の食堂で見つけました。
そこに載っていたリュウキュウイノシシを…
なんと食べる事ができました!
ちょっとクセのある味だけど、おいしい!
イノシシさんありがとう。
静かな砂浜へと通じる、光あふれる緑の道。
こんな不思議な景色、初めて見ました!躍動感を持ちながら不思議にうねる石と、薄く静かな青色の海の組み合わせ。後にも先にも、こんな景色、二度と見られないだろうなー。この景色を見たくなったら、西表に帰ってこよう!
鬱蒼と茂る亜熱帯の森。まるで古代の森の姿を留めているよう。
見たこともない根っこ!こんな根っこのことを「板根」というらしい。木の名前は「サキシマスオウノキ」。西表島ではよく見かけます。その巨大さ、形状の不思議さに、神秘性すら覚えました。
人間との比較!もっと大きい根っこもたくさんあります!
亜熱帯の森を奥へと進むと、見えてくるのは遠く望まれる滝の姿。
水の音がここまで聞こえてきます。
密林の奥に静かにたたずむ、ウタラ炭鉱の姿。
栄え、多くの人が行き交ったのも、今は昔。
静かな光景の中にも、古の人々の声が聞こえてきそうです。
光と影、人と樹木、過去と現在、その交響。
多くの次元を超えて立ち向かってくるその姿は、芸術性をも感じさせました。
山の中で見つけた蜘蛛の糸!
幾何学的な真ん中の模様に感動!こんな蜘蛛の糸、日本で見たことなかった。
帰りのフェリーがやってきました。これで川下までくだります。
由布島へと人を運んでくれる水牛が、こちらの岸で、影を欲している。
水の中で休憩中。
牛さん乗せてくれてありがとう。
見たこともない海の姿
見たこともない風の姿
見たことない人の姿
見たこともない神の姿
見たこともないものに触れると
ぼくの中で時が減速する
えも知れぬものを感じ取りながら
果てしない時の鏡を見る
時計だけが時間のすべてだと
人間たちは間違っているけれど
時計以外に時間はないと
誰もが信仰を止めないでいるけれど
いつだって時は
時計を抜け出して走り去る
それは人の心をなぞりながら
陽や陰の妙を加える
自分の時計を狂わせるために
ぼくはまた旅に出たんだ
真理の時を刻む針を持つならば
この魂も少しは慰められよう
その針の色はまるで
琉球諸島の海原を貫く
舟の通り跡の銀色
波が行方をかき消してゆく