ロシア・ムルマンスクからフィンランドへ

 

今現在ロシアの北極圏・ムルマンスクにいるぼくだが、今日は11月24日で、ロシアビザの有効期限は11月26日である。

ロシア・ムルマンスクからフィンランドへ抜ける方法

・シベリア鉄道の旅の終わり
・ロシアに住む様々な国の人々
・日本語インターネットの乏しい情報
・英語インターネットの詳細な情報
・インターネット情報の誤り
・真実は現地で聞かないとわからない

・シベリア鉄道の旅の終わり

シベリア鉄道の旅も終わりを告げようとしている。

ウラジオストク→イルクツーク→モスクワ→サンクトペテルブルク→ムルマンスクとほぼ1ヶ月に渡ってロシアの大地を鉄道で横断してきた。これはぼくの人生の中でも、最も長距離を陸路で移動した旅になった。そしてこれまでもこれから先も、こんなに長距離を鉄道で移動することはないだろう。

ロシア横断の旅ということは、ユーラシア大陸横断にほぼ等しい意味合いを持つのだ。それを示唆するようにシベリア鉄道の中でも、ロシアの街でも、たくさんの国々の人に出会った。ロシアにいるのは、ロシア人だけではないのだということを実感させられる旅だった。

多国籍!シベリア鉄道に乗り合わせた乗客たち

 

・ロシアに住む様々な国の人々

ジョージアからモスクワまで36時間かけてバスで来て、それからモスクワからウラジオストクまでシベリア鉄道に乗ってきたというジョージア人のおじさん、ウラジオストクの果物屋さんで働いているキルギス人だという女性、シベリア鉄道に乗り合わせたアゼルバイジャン人だという仲良しの夫婦、ロシアの軍人だというカザフスタン人の男性…。

ロシアは広大だ。それは、たくさんの隣人が存在することを意味する。たくさんの隣人がロシアを訪れて、その国内は多民族の様相を呈していた。尋ねなければみんなロシア人だと思ってしまうところであったが、ロシアの旅は、たくさんの国の民族の人々に出会う旅でもあるのだ。

 

 

・日本語インターネットの乏しい情報

このシベリア鉄道の旅の終着駅は、世界で最も北に位置するムルマンスク駅である。

最初に書いたように、この街でビザが切れそうだったぼくは、このまま隣のフィンランドに抜けようと計画していた。すぐ隣がフィンランド、ノルウェイなのだから、簡単に抜けられるだろうと踏んでいたのだ。しかし、インターネットで「ムルマンスク フィンランド 移動」などで調べてみても、あまり有益な情報は得られない。そもそも日本人がこのような旅をあまりしていないようだ。

 

・ムルマンスクの宿での乏しい情報

まあムルマンスクに到着して宿の人に聞けばなんとかわかるだろう。多くの旅人がこのような旅をしているはずだと信じていた。しかし宿のおばちゃんたちは、例によって英語を話さない、ロシア語オンリーのおばちゃんたちだった…。

なんとかグーグル翻訳でフェンランドにバスで抜けたいことを伝えるが、あまり詳細な情報を持ち合わせてはいないようだ。とても親切にさがしてくれてとてもありがたかったのだが、こういう時は何より若い人に聞くのが一番であるとぼくは思う。インターネットを駆使して情報を仕入れられる速さも正確さも、おばちゃんと若い人では格段に違うからだ。

しかし、この宿にはロシア語オンリーおばちゃんオンリーだった。同室のゲストのロシア人も、ロシア語オンリーである。なんとかするしかないと自分で再度インターネットで検索を始めた。

 

・英語インターネットの詳細な情報

英語で検索してみる。「Murmansk to Finland」だと日本語で検索するよりも詳細で有益な情報を得ることができる。

ムルマンスクから北欧へ陸路で抜けるためには、バス移動が前提となるようである。タクシーも手配可能であるが高すぎるし、電車は線路が通っていない。ムルマンスクからは、ノルウェイのKirkenesという港町と、フィンランドのIvaloという街にバスが出ているようだ。

この中で、最も行きやすいのはKirkenesだという。毎日バスが運行しているようだ。しかしぼくはノルウェイではなくフィンランドに行きたいのだ。サンタの街にも行きたいし、大好きな映画のかもめ食堂の舞台も見てみたい。ノルウェイは物価の高い北欧の中でも最も物価が高いと書かれており、あまり行く気持ちが起こらない。

インターネットの情報によると、フィンランドのIvaloへは週に1回、土曜日しか出ていないと書かれている。それでは土曜日に出発するしか手はないのだが、それだと残念なことにムルマンスクでの滞在期間が非常に短くなってしまう。しかしそれも致し方なかろう。まさかビザ期間を超えてロシアに滞在することはできまい。そこで宿のロシア語オンリーのおばちゃんに相談してみた。

 

 

・インターネット情報の誤り

するとおばちゃんは、インターネットに載っているバス会社に電話してくれた。するとなんと電話の向こうのバス会社のおじさんは英語が話せるというので代わってもらった。

ああ英語が通じるってありがたい、などと感嘆しながら会話すると、なんとIvalo行きのバスは週に1回ではないという。そしてぼくが希望の日にちを伝えると、その日もバスは運行しているよとのことで予約を入れてくれた。そのバスは早朝出発なのだがなんとホテルの下まで迎えに来てくれるというではないか!おおなんとありがたい。

 

 

・真実は現地で聞かないとわからない

しかしインターネットを駆使して旅する世代としては、インターネットの情報が必ず正しいと信じていたので、インターネットのかなり精密そうなページのバスの情報が誤りで、地元の人に聞かないとバスが週に1回ではなくもっと出ているという事実がわからなかったというのは衝撃的だった。このような北極圏の辺境の地ではそのようなことも起こるのだろうか。のちに英語を話すロシア人に出会うことができ、彼女にもロシア語のページで調べてもらったのだが、やはり同じような結果だった。ロシア語のページでもわからない事実のようだった。

現地でインターネットにも載っていない情報を手に入れ、明日無事にフィンランドに移動する予定である。美しいロシアに別れを告げて。

 

 

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実践!ロシア・ムルマンスク→フィンランド・イバロ→ロヴァニエミをバス移動

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