ジュゴンの詩
豊かな碧い海に包まれたあなた どんな宝石よりも美しい住処で 自由な野生を生きていたあなた いつしか貢物にされた くぉーん くぉーんと鳴くというよ 碧い海に終わりを告げる頃には くぉーん くぉーんと泣くという…
豊かな碧い海に包まれたあなた どんな宝石よりも美しい住処で 自由な野生を生きていたあなた いつしか貢物にされた くぉーん くぉーんと鳴くというよ 碧い海に終わりを告げる頃には くぉーん くぉーんと泣くという…
琉球諸島の中に密かに眠る、現代の秘境へ行って来ました。 沖縄県の絶海の秘島!ジュゴン伝説の眠る秘境・新城島(パナリ島)への旅 ・秘境の島のうわさ ・開かれゆく世界/閉ざされた島 ・パナリ島は離れの意 ・荷台…
さて、次の日の早朝にさっそく黒島行きのフェリーに乗り込んだ。 ぼくの持っていた黒島のイメージといえば「牛」である。とにかく牛が多いのだそうだ。なんでも人の数より牛の数が多いのだという。いくら何でもそんなこと…
西表島からフェリーで石垣島まで戻ったその日の夜は、石垣離島ターミナルの近くの宿に泊まることにした。ぼくが石垣島で泊まるのは「ブルーキャビン石垣島」に決めている。最近よく見るキャビンタイプ(ドミトリーだがそれ…
あちらの岸へとたどり着いたのは まさにこちらの岸へと達するため こちらの岸へとたどり着くのは いつかあちらの岸へと渡るため いつ終わるとも知れない繰り返しの中で 次第に時空は輪を描く いつ果て…
小さくて可愛いパイナップルがいたるところに売られていました。 ぼくが愛してやまない旅雑誌のTRANSIT 。 その琉球諸島の特集号を、西表の食堂で見つけました。 そこに載っていたリュウキュウイ…
旅に出ることを決めて2018年4月いっぱいで、宮古島での仕事を辞めた。旅のはじめは、琉球諸島の小さな島々をめぐる旅にしようと決めていた。 10年間沖縄の中に身を置くことによって、時が経つごとに、日本とはまた…
琉球諸島に身を置いて、この春で十年目にさしかかろうとしていた。 深山幽谷に存在する美しい仏教都市、高野山の麓の町で生まれ育ったぼくは十年前、学問の為に沖縄本島へと移り住んだのだった。そしてその十年間のうち最…
あなたの根源には 何があるのかと問われたならば ぼくは炎と答えるだろう。 いつからか自らの核に 燃えさかる紅い熱を感じていた。 そしてそれを必死に冷やすかのように ぼくは青色を好きになった。 人が何を好きに…