何が濁っていて
何が澄んでいるのか
わたしたちには
何も見えていない
何が毒をもたらし
何が愛を注ぐのか
わたしたちは
間違えてばかり
果てしなく深いふるえ
果てしなく透明な瞳
シベリアの真ん中で
その姿は天を映し出す
あなたがわたしに入り込む
あなたはわたし
わたしはあなた
境界線は取り払われる
いつからわたし
いつからあなた
どこからわたし
どこからあなた
深い青は問いかけにたえかねて
何もかもを答えない
やがて訪れる世界の終わりに
青白い炎を燃やすばかり
なぜわたしなの
なぜあなたなの
答えなどあたえないで
ただ青く澄んでこの世をゆらして