スペイン巡礼12日目!ブルゴスでの都会的な楽しみと東洋的思想・日本的霊性

 

海鮮のピンチョス美味しい!

スペイン巡礼12日目!ブルゴスでの都会的な楽しみと東洋的思想・日本的霊性

・ブルゴスでの都会的な楽しみ
・ブルゴスの美しく素敵なアルベルゲ
・東洋的思想と日本的霊性と西洋的思想
・スペイン巡礼12日目記録

・ブルゴスでの都会的な楽しみ

 

アヘス(Ajes)からブルゴス(Burgos)までの道のりも暑かった!昨日の道は木漏れ日あふれる山道だったので今日もそうではないかと期待したのだが、いつも通りの日の照りつける影のないカミーノの道だった。途中の村で朝ごはんをとり、フルーツミックスのスムージーを飲んだり、ハムと目玉焼きのサンドイッチやスイカを食べたりして少し贅沢した。

 

 

ブルゴスは久々の大都会!最近はスペインの素朴で美しい田舎町に癒されていたので、都会には馴染めないのではないかと心配していたが、ブルゴスは街の真ん中に川が流れている緑あふれる都会だったので居心地がよかった。

 

 

都会的な洗練された海鮮のピンチョスも豊富にあり、食も大いに楽しむことができる。ウニやカニなどこれまで見たことのなかったピンチョスもあって嬉しい!しかもすべてが美味しかった。日本人女性の巡礼者で、このブルゴスの街で巡礼を一旦止めるという方がいらっしゃったので、一緒に昼食をとり、これまでの巡礼の旅の無事を共に祝った。

 

その後はブルゴスの真ん中に堂々とそびえ立つサンタ・マリア大聖堂を見学した。入場料は一般的には7ユーロだが、巡礼者には割引がきく。カミーノというキリスト教のはるかなる巡礼の道を徒歩で巡っている者にとって偉大なカテドラルを訪れるということは、普段の観光で見学するのとはまた別の深い趣を感じることができた。

自分とキリストというものはこれまでは無関係な感覚だったが、カミーノのはるかなる大地を巡礼することで、またキリスト教の施設に宿泊したり、ミサに参加することによって、徐々に身近なものに感じられるようになってきた。

 

 

・ブルゴスの美しく素敵なアルベルゲ

ブルゴスで宿泊したアルベルゲCasa de Peregrinos de Emausは、5ユーロで教会に併設されていた。このアルベルゲは、これまで宿泊した中でも最も美しく清潔な宿だと感じた。しかもWi-Fiも速くて、夕食朝食まで付いていたので驚いた。

ぼくの今までの感覚だと、教会に併設されているアルベルゲは素敵なものがとても多い。というかすべてが素敵で忘れられない宿だった。そしてそういう場所に限って、寄付制だったりとても少額で泊まれたりするから、旅の節約にもつながる。さらに少人数制のアルベルゲだとなおよい。みんなが顔見知りになり、仲間が増え、家族のように語らうことができるようになる。

宿泊者全員で机を囲んでの夕食、またその後の祈りの時間によって、より一層宿泊している巡礼者同士の距離は近くなる。この祈りの時間には、みんなでスペインのキリストの歌を歌ったり、聖書の言葉を日本語を含む世界各国の言語で読み上げたりして、さらなる交流を深めていく。そのような種類の精神的な時間を設けることは、日常ではない珍しい機会なので貴重に思った。

 

 

・東洋的思想と日本的霊性と西洋的思想

ぼくはこのアルベルゲで、ジブリの映画が好きだというアメリカ人の女の子と会話をした。彼女は千と千尋の神隠しやとなりのトトロ、かぐや姫の物語やもののけ姫も知っているようだった。ぼくはアメリカ人の彼女がかなり日本的なこれらの作品を見ていったいどのように思うのか気になった。彼女はそれはものすごく異質なものを感じると語っていた。

ぼくは彼女に、西洋のアニメ映画はディズニーのように必ず正義と悪がいて、いつも正義が悪を倒して終わるけれど日本のアニメ映画はそうではない、日本のアニメの中では、正義がいつも正義であるとは限らないし、悪の中にもよい部分を見つけることが可能だと説明した。そして実際の現実世界でも日本のアニメのような状況ではないかと語った。この世の中で、常に正義であるような人間、もしくは常に悪であるような人間が果たして存在するだろうか。ぼくたち人間は誰もが正義と悪をはらんでおり、時々正義となり、時々悪となりながら、混沌の世界の中をもがくように生き抜いている。しかもその一時的な正義が必ずしも一時的な悪に勝利するとは限らない。現実世界は日本のアニメ映画の世界そのものではないだろうか。

ぼくはさらにジブリの映画の世界には、日本の自然崇拝的な原始宗教の姿が見え隠れすることを語り、しかしそれは日本だけに限らず、世界中どのような種類の人々であっても、昔むかしは持っていた信仰の形態ではないかと説明した。それはまるで、キリストやイスラムなど、最も大きな新しい宗教が浸透してしまう前の、もっと原始的な祈りの形だ。そしてそのような原始的な古層の神々の姿を、神道という宗教の中に残している日本という国の感性が、ジブリの映画のように世界の人々の心の奥底に眠っている根源的な感情を呼び覚ますのではないだろうか。

彼女はまた、ぼくがかぐや姫の物語には多分に仏教的な要素が含まれているということを示唆すると、仏教は何かということに興味を示してきた。ぼくは仏教とは死生観として、輪廻転生を提示していること、ぼくたちの生命は生まれては死に、死んでは生まれるという車輪の中に閉じ込められているということ、そして仏教的には生きることは苦しみに満ちているということ、仏教の目的はその輪廻転生の輪の中から抜け出し解脱することであることなどを語った。彼女にとってはすべてが新鮮な東洋的意見であり、すべてを消化しきれたわかではなさそうだが、これをささやかなきっかけとして東洋的な思想に思いを巡らせてくれればと願った。

 

 

・スペイン巡礼12日目記録

出発6時半 到着12時30分
消費カロリー793kcal 歩数44005歩
移動距離29.2km

健康状態:両足の小指のマメ角化傾向、両測定のマメ角化傾向

 

 

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